保育園で押し花を作ろう!簡単に作れる方法や製作アイデアを紹介

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保育園での戸外活動で摘んだお花や拾い集めた葉っぱを押し花にしましょう。「押し花って難しそう」「作るのが大変そう」と思う保育士の方もいるかもしれませんが、押し花は子どもでも簡単に作ることができます。また、子どもたちがお花や葉っぱをはじめとした自然物に興味を持つきっかけになることも。そこで今回は、保育園で簡単にできる押し花の作り方や製作アイデアを紹介します。

押し花は保育園での自然遊びにおすすめ!

保育園での外遊びや散歩、遠足などでは、お花を摘んだり葉っぱを拾ったりすることがありますよね。

特に多くの草花が見られる春の時期は、自然と触れ合う機会をたくさん設ける園も多いのではないでしょうか?

子どもたちにとって集めたお花や葉っぱは大切な宝物となり、綺麗に保存しておきたいと思う子どももいるはず。

そんなときにぴったりなのが、押し花です。

押し花は、自然の花や葉っぱなどに圧力をかけて平面状に乾燥させたもの。

完成した押し花を製作に活用して、素敵な思い出として残しましょう。

>>>あわせて読みたい「保育園で春遊びをしよう!ねらいや戸外・室内でできるアイデア」

 

保育園でできる押し花の簡単な作り方

「押し花を作るのは手間がかかりそう」「大変そう」と思う保育士も多いかもしれません。

ですが、押し花は身近な物で簡単に作ることができるため、手軽に楽しめる自然遊びといえます。

以下では、保育園でできる押し花の簡単な作り方を紹介します。

本などを重石にして作る方法

押し花を最も簡単に作ることができる方法であるため、初めての押し花作りでも挑戦しやすいです。

自然の力で乾燥させることで、綺麗な仕上がりになります。

<準備するもの>

分厚い本やカタログなど重石になるもの

新聞紙

ティッシュペーパー

新鮮な草花


<作り方>

新聞紙の上にティッシュペーパーを敷いて草花を並べる

❶の上からティッシュ・新聞紙と重ねていく

❷の上に分厚い本やカタログで重しをする

数日間置いておき、完全に草花が乾燥したら完成

電子レンジを利用して作る方法

上記の方法よりも、きちんと乾燥しているかを確認する作業に手間を感じてしまうかもしれません。

ですが、1度にたくさんの押し花を作りたい場合は、この方法がおすすめです。

<準備するもの>

電子レンジに入る大きさにカットした段ボール 2枚

キッチンペーパー

ティッシュペーパー

輪ゴム

新鮮な草花


<作り方>

1枚の段ボールの上にキッチンペーパを敷き、その上に草花を並べる

❶の草花の上にキッチンペーパーともう1枚の段ボールを重ねる

並べた草花の位置がずれないよう、全体を輪ゴムで固定する

600Wの電子レンジで40秒~1分ほど加熱する

段ボールを開けて草花の様子を確認し、必要があればさらに加熱する

重ねていた段ボールとキッチンペーパーをゆっくりとはがし、常温で❺の草花を乾燥させる

保育園でできる押し花を使ったおすすめの製作

完成した押し花を製作に活用して、世界に一つだけの押し花アイテムを作りましょう。

以下では、保育園でできる押し花を使ったおすすめの製作を紹介します。

『しおり』

押し花を使ったしおりの製作は定番です。

簡単に作ることができるにもかかわらず、見た目も綺麗なしおりに子どもたちは喜んでくれることでしょう。

好きなお花や葉っぱを組み合わせて、自分だけのしおりを作ってみてくださいね。

<準備するもの>

押し花

しおりの大きさにカットした色画用紙(148mm×50mm)

ラミネートシート

ラミネーター

はさみ


<作り方>

※色画用紙を、あらかじめしおりの大きさにカットしておくことをおすすめします。

しおりの大きさの色画用紙の上に押し花を自由に並べる

❶の形を崩さないようにラミネートシートで挟む

❷をラミネーターに通す

はさみで❸の周りを好きな形にカットして完成
(ラミネートシートは、透明で角がとがっているため、子どもが行う場合は十分気を付けましょう。)

『メッセージカード』

押し花を使った世界に一つだけのメッセージカードの製作もおすすめです。

その時期ならではの押し花を用いれば、季節感を存分に感じられることでしょう。

完成したメッセージカードに心を込めたメッセージを書いて、お友達や家族、保育士といった周りにいる大切な人にプレゼントするのも素敵ですね。

<準備するもの>

押し花

はがきサイズにカットした色画用紙

ボンド

<作り方>

※色画用紙を、あらかじめはがきサイズにカットしておくことをおすすめします。

はがきサイズにの色画用紙に押し花を置いて、デザインを決める

押し花の配置が決まったら、押し花の裏にボンドを塗って色画用紙に貼りつける

ボンドが十分に乾いたら完成

『押し花アート』

自由に配置した押し花をラミネート加工して、小枝や木の実などでフレームを作れば素敵な押し花アートが出来上がります。

完成した押し花アートに麻紐などをつければ、可愛らしいチャームにもなります。

お花を摘んだり小枝を拾ったりしたときの記憶が、子どもたちの中で思い起こされるかもしれませんね。

<準備するもの>

押し花

小枝や木の実などの自然物

ボンド

ラミネートシート

ラミネーター

はさみ

麻紐


<作り方>

ラミネートシートの上に、押し花を自由に配置する
(1枚のラミネートシートに複数の作品ができるように押し花を配置し、ラミネート加工後に切り分けるのがおすすめです)

❶をラミネーターに通す

はさみで❷を好きな形にカットする

押し花を囲うようにして木の枝や木の実をボンドで貼りつける

チャームにする場合は、麻紐を輪っかにするような形で❹の上部分にボンドで貼りつける

保育園で押し花を作る際のポイント

保育園で押し花を作る際のポイントは、以下の通りです。

重みをかけすぎない

重石を乗せて押し花を作る場合、ギューギューッと重みをかけすぎないようにしましょう。

重みをかけることは重要ですが、重みをかけすぎてしまうとお花をつぶして傷める原因となります。

そのため、重石とするものは辞書やカタログといった、ある程度クッション性のあるものがおすすめです。

電子レンジで作る場合は加熱時間に要注意

電子レンジを使用して押し花を作る場合は、電子レンジの加熱時間に要注意です。

加熱時間が長すぎてしまうと、お花の種類によっては焦げる恐れがあります。

また、お花の状態によっても加熱時間は都度変わるため、小さい花や花弁が薄い花は加熱時間を短めにしたりと、適宜様子を見ながら調節しましょう。

押し花に向いているお花を選ぶ

押し花にするお花には、その種類によって向き・不向きがあります。

綺麗な押し花を作るためには、押し花に向いているお花を選ぶことが大切です。

以下では、押し花に向いているお花のポイントと種類を紹介します。

実際に子どもたちと紹介した花の鉢植えを作ってみるのも楽しそうですね。

<押し花に向いているお花のポイント>

花びらが薄くて水分が少ない

花びら同士が重なりすぎていない

大きすぎない


<押し花に向いているお花の種類>

ビオラ

パンジー

すみれ

スイートピー

コスモス

つつじ

シバザクラ
…など

まとめ

今回は、保育園での自然遊びとしてもおすすめな押し花の作り方や製作アイデアを紹介しました。

押し花は、子どもたちが戸外活動で摘んだお花や拾った葉っぱを思い出としていつまでも綺麗に残しておくことができます。

そして、その押し花を使った製作を行えば、世界に一つだけの作品として大切に取っておくことができるのです。

また、お花や葉っぱなどの自然物に興味を持つきっかけにもなるため、多くの自然が見られる春や秋の保育活動に押し花をぜひ取り入れてみてください。

 

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