託児所ありの保育士求人ってどうなの?メリットや選ぶポイント

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子育て世代の働く保育士さんのなかには、「職場復帰したいけど、子どもを預けられる場所がない」といった悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。実際に、自分の子どもが待機児童になってしまったという理由で潜在保育士になっているという方も多いという現状。そんなときに職場選びの選択肢に入れたいのが、「託児所ありの求人」。働きながら提携園や姉妹園などに子どもを預けられて、さらにさまざまなメリットを得ることができます。

託児所のある園が増えている!

託児所ありの求人とは、自園や提携園、姉妹園などに従業員の子どもを託児できる制度を設けた園の求人を指します。

政府が2018年より施行開始した「子育て安心プラン」にて『保育士の子どもの預かり支援の推進』が打ち立てられ、それにより保育士等(保育士・幼稚園教諭・保育教諭)の子どもを保育所に優先入所させる動きが広まりはじめました。

また政府は、保育士の子どもを入所させないとしている市町村に向けて「扱いに差を設けず、他の保育園等の場合と同様に入園の対象とすること」を求めているなど、保育士が子どもを預けやすいような環境づくりに注力しています。

こうした背景から近年では、託児制度を設けた園が増加中。
現在も、働くパパ・ママ保育士の皆さんを応援する制度が着々と整備されています。

「託児所あり」求人をチェック!

託児所のある園のメリット

託児所のある保育園に保育士として勤務し子どもを預けることには、以下のようなメリットがあります。

比較的預けやすい

勤務先の託児所は従業員の子どもを優先的に受け入れる枠や通常定員とは別で定員を設けている園が多いため、外部の施設を利用する際に比べて預けやすいという点があります。

通常枠の募集を行う前に入園を打診できるなど、融通が利きやすいことも大きなメリットです。

お預け・お迎えの負担が少ない

勤務先のすぐ近くや同じ建物内に併設されていることが多く、お預け・お迎えの時間がぐっと短縮されます。

朝出勤時にお預けのための時間を取ることも、退勤後に急いで迎えに行くこともないと考えると、毎日の負担がかなり軽減されますね。

子どもが近くにいる安心感

勤務先の近隣に託児所がある場合、子どもがすぐ近くにいるという安心感があります。

仕事をしている間でも、どうしても気になってしまう子どものこと。

何かあったときにすぐに向かえないかもしれない不安やプレッシャーが気になってしまう、という方も少なくありません。

子どもが勤務先の近くにいれば、万が一のときでもすぐに駆けつけられて安心ですね。

優遇などのサポートを受けられることもある

託児所の費用や延長保育料の補助など、福利厚生を利用した優遇・サポートを設けている園が多め。

そのため、外部の施設に子どもを預けた場合よりも金銭的な負担が減った!というケースも多いのです。

託児所のある園のデメリット

メリットがある一方で、子どもを自園の託児所に預けることには以下のようなデメリットも。

子どもを預けていることに気を遣う

自園の託児所では「あの子は○○さんの子だ」と親子揃って職員に認知されています。

そのため子どもが迷惑をかけていないか、自分の不手際で保育士に迷惑をかけていないか、常に気を遣ってしまうことも。

また、託児所で保育を担当している保育士は同僚の保育士であることが多いため、「同僚でありながら自分の子の担任」といった複雑な関係が生じ、気を遣ってしまうこともあります。

公私混同しないように注意

自分の子どもを託児所に預ける際は、「子どもの様子が気になるから」「ちゃんと過ごせているか不安だから」と勤務時間中も子どものもとを訪れたくなりがちです。

しかし自分も子どもの面倒を見ている保育士も、同じように勤務中。

勤務中に私情を挟んでしまうと、周りの職員に迷惑をかけてしまいます

託児所のある園の求人を探すときのポイント

託児所ありの求人を探す際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

利用可能年齢に制限があるかチェック!

保育士の託児所には利用制限があり、子どもの年齢によっては利用できないことがあります。

よくあるパターンは「0~2歳児まで」の乳児までを対象にしているパターン。

託児所の有無だけでなく、年齢制限もしっかり確認しておきましょう。

託児場所がどこにあるのかチェック!

託児所は自分の職場にあるとは限りません。

少し離れた別施設や、他の系列園にあるというパターンも。

「送迎の負担を減らしたい」「すぐそばに子どもがいる環境をつくりたい」というメリットを重視して園を探している場合は、必ず託児所の場所を把握しておく必要があります。

費用や延長保育料金をチェック!

保育士が自園の託児所に子どもを預ける場合、ある程度の補助を受けることができます。

補助の有無や具体的な料金、延長保育料金もしっかり確認しておくのがポイント。

外部の託児所を利用する場合と比較しながら、慎重に選択していきましょう。

まとめ

託児所のある園に勤務する保育士は、自園の託児所に自分の子どもを預けることができます。

託児所のある園に保育士が子どもを預けることにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも。

デメリットも把握したうえで、外部の託児所などとも比較し慎重に選ぶことがポイントです。

自分の働き方に適切なサポートを行っている園を探して、子育てと仕事の両立を目指しましょう。
 

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