お役立ち情報
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近年、働く女性が増え、保育士の中にも子育てと仕事を両立する方が多く見受けられます。 しかし「子育てと仕事を両立したいけれど不安」と感じ、仕事を諦めてしまう方がいるのも事実。今回は、ママさん保育士や、これから子育ての予定がある保育士に向けて、保育士が仕事と子育てを両立する方法をご紹介します。
保育士が結婚や出産、子育てなどのライフステージに移行する場合、さまざまな選択肢が生まれます。
具体的には、次の3つの選択肢が例として挙げられます。それぞれの選択肢について見ていきましょう。
●保育士を続ける
●保育士を辞めて子育てに専念する
●保育士を辞めて、子育てが落ち着いたら復帰する
結婚して子どもが生まれても、保育士の仕事を続けることはできます。
産休・育休制度が整っている保育園なら、その制度を利用して一定の期間は仕事から離れられます。
産休後は、体調が戻り次第、保育士に復帰できるため、ブランクなどの心配もありません。
育休後は、子どもを保育園や家族に預けられれば、安心して仕事ができます。
ただ、体調面での不安はあるため、復帰直後は出勤日を減らしたり、出勤時間を短くしたりして、無理のない範囲で働くことが大切です。
保育士は、イベントの企画や運営、子どもたちの介助や保護者対応など、常にさまざまな業務に追われています。
多忙な日々の中で、仕事と子育てを両立することは簡単なことではありません。
そのため、やむなく保育士の仕事を辞めて、子育てに専念する人もいます。
一度保育士を辞めて、子育てが落ち着いたときに復帰するという選択肢もあります。
育休の期間が終わるまで保育士を休業する人もいますが、「子どもが小学生~中学生に上がるまで」「子どもが成人してから」という期間を決めて復帰をする人もいます。
数年のブランクが発生してしまいますが、やはり子育てが一段落してからの方が、仕事に集中できますよね。
仕事と育児のメリハリを付けたい人におすすめの選択肢です。
保育士は、仕事と子育ての両立が難しいと言われています。
実際、厚生労働省のデータによると、保育士資格保持者が、保育士を退職した理由に「妊娠・出産」と回答した割合は全体の22.3%で、さらに「結婚」という回答は18.4%、そして「子育て・家事」という回答は13.5%でした。
つまり、保育士はそれだけ仕事と家庭の両立が難しい職業なのです。
保育士が仕事と子育ての両立に悩むポイントは、主に以下の3つです。
それぞれの悩みから、保育現場の現状を確認していきましょう。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」
●残業や持ち帰りの仕事が多い
●産休・育休が取りにくい
●子どもが病気でも休みづらい
残念ながら、保育士は残業や持ち帰りの仕事が多い職業です。
もちろん、残業や持ち帰りの仕事が少ないホワイト保育園もありますが、サービス残業が当たり前のブラック保育園も存在します。
中堅保育士の場合は、クラス運営のほか、イベントの企画や運営、後輩保育士の指導など、さまざまな業務をこなさなくてはなりません。
保護者の対応やスキルアップ研修などもあるため、家族との時間が十分に取れない可能性も。
また、保育士は体力仕事であるため、自分の子どもが小さいうちに仕事へ復帰する場合、体力面や精神面で疲れが出ることもあるでしょう。
条件さえ満たせば、産休・育休は誰でも取得できます。
しかし、産休・育休が取りにくいのが保育業界の現状です。
その原因には、保育現場の人手不足が大きく関係しています。
厚生労働省のデータによると、2020年時点の有効求人倍率は2.29倍でした。
つまり、保育士1人当たりに2件以上の仕事があるということです。
こうした深刻な保育士不足が加速している昨今では、保育士一人ひとりの負担が増えています。
保育士一人が休業すると、周りの数少ない保育士が業務をカバーすることになります。
周りの保育士への配慮から、「迷惑をかけたくないから、産休・育休を十分に取れない」「復帰したときに気まずいから、今の職場を辞めて別の職場で復帰する」という人も少なくありません。
参照:厚生労働省|「保育分野における人材不足の現状」
子どもが幼いうちは、子どもが風邪やインフルエンザなどの感染症にかかることもあるでしょう。
子どもが体調不良の際は、仕事を休んで保育園や学校まで迎えに行き、自宅で看病しなければなりません。
しかし、先述した通り、保育現場は常に人手不足です。
急に仕事を抜けるのは、なかなかハードルが高いでしょう。
もちろん、家族の助けがあれば話は別です。
ただ、周りの保育士の目が気になったり、罪悪感を抱いて「休みたい」と言えなかったりする保育士も少なくありません。
保育士は仕事と子育ての両立が難しい職業ではありますが、「絶対に両立できない」というわけではありません。
ここでは、ママさん保育士が仕事と子育てを両立する3つの方法を解説します。
自分に合った働き方や職場を見つけてくださいね。
●時短社員になる
●パート・アルバイトに切り替える
●産休・育休・託児制度が整った保育園に転職する
仕事と子育ての両立を目指すなら、時短正社員(短時間勤務)がおすすめです。
時短正社員とは、1日の労働時間が原則6時間(5時間45分〜6時間)の正社員を指します。
対象は、3歳に満たない子どもを養育する保育士(労働者)であり、日雇いではないことが条件です。
時短正社員は、キャリアを継続しつつ、仕事と育児を両立できる点がメリットです。
フルタイム勤務よりも給与は下がるものの、正社員の枠組みであるため、福利厚生を始めとする手当も利用できます。
正社員として働き続けたい人には最適の雇用形態です。
より自分のペースで仕事を続けたい場合は、パートやアルバイトに切り替えるのも一つの選択肢です。
パートやアルバイトなら、労働時間や労働日数を自由に設定できます。
子どもの学校のイベントに合わせて休みを入れたり、午前だけ出勤したり、自分のライフスタイルに合った働き方が可能です。
もちろん、正社員よりも給料は少なくなりますが、子育てとのバランスを優先するなら、パートやアルバイトがおすすめです。
「子どもを育てながら仕事も続けたい」「長期的なブランクは避けたい」そんな人は、産休・育休・託児制度が整った保育園に転職しましょう。
人手不足の保育園が多いものの、中には職員配置が十分で、休みがとりやすい職場もあります。
産休・育休制度が整っているだけでなく、子どもを優先的に系列の保育園へ預けられる制度を取り入れた保育園も増えています。
今の職場に働きづらさを感じているなら、転職を検討してみましょう。
保育士が仕事と子育てを両立させるためには、まず両立しやすい環境を見つけることが大切です。
時短正社員やパート・アルバイトなど、通常の正社員以外の働き方や、産休・育休制度が整った保育園を選びましょう。
仕事と子育ての両立に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考に自分のライフスタイルに合った働き方・職場を見つけてくださいね。
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