お役立ち情報
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「保育士として勤務していたのに、結婚や配偶者の転勤で退職しなければならなくなった…。」
退職の際に保育士に退職金が支給されるかは、関心が高い事項でしょう。
退職金が支給されるなら、退職後の生活も安心できますよね。
今回は、保育士の退職金支給条件や申請手順について分かりやすくまとめてみました。
一般の会社員の退職金については、取り上げられることがよくありますね。
では、保育士に退職金は存在するのでしょうか。
結論から言うと、保育士の退職金は所属する保育園の退職金制度によって異なります。
また、雇用形態によっても退職金の有無は変わってきます。
具体的には、正規雇用で勤務している保育士に関しては支給されることが多いですが、パートやアルバイト勤務の保育士に対しては支給されないことが一般的。
保育士として働く人全員が、退職金への理解を深めることが大切です。
退職金が支給される条件について、より具体的にまとめてみます。
勤務する保育園の形態により異なるため、公立保育園・私立保育園・企業が運営する保育園の3つに分けてまとめてみます。
公立保育園に正規の職員として勤務している保育士であれば、退職金の扱いは地方公務員と同じ扱いになります。
そのため退職金が支給されるには、地方自治法に則り勤続年数1年以上の勤務期間が必要になります。
ただし公務員の場合は、これまでの勤続年数や退職の理由などの要因も加味した上で変動するため、注意が必要です。
私立保育園では、退職金は各保育園の方針により異なります。
そもそも、法律で退職金制度の設定に関して具体的に定められていません。
そのため、保育園によっては退職金制度を設けていないケースもあります。
退職金制度を設けている保育園の場合、3年以上の勤続がある社員を支給対象とする事が一般的と言われています。
また、退職金の支給対象となるのは正規雇用の保育士のみになり、アルバイトやパート対しては支払われないので注意が必要です。
企業が運営する保育園の場合、その保育園を運営する企業の退職金制度が適用されている場合や、退職金協会に加入している場合など様々です。
運営している企業が大手の企業であるなら、福利厚生も充実しており、退職金制度もきちんと整備されている傾向にあります。
しかし運営している企業が小規模であるなら、退職金制度が存在せず、退職金がないことも。
詳細については企業の担当部門に確認されることをオススメします。
保育士の皆さんは、退職金共済という言葉を聞かれたことはありますか?
退職金共済とは、独立行政法人福祉医療機構が運営する退職手当金制度です。
この制度では正規職員はもちろん、パートや臨時職員であったとしても、一定の条件を満たしていれば加入対象となります。
ただし制度を利用するためには、自身が在籍している保育園が退職金共済に加入していることが必要です。
この制度を用いた退職金を受け取る場合、はじめに福祉医療機構の規定に則り申請を行う必要があります。
退職する保育士より申請書の提出が完了した後、事業所が退職届を共済組合に提出。
申請後、退職金が支給される流れとなります。
退職金はもらえた方がうれしいですよね。
転職を検討している保育士にとっても、退職金制度の有無を転職の条件にしている場合もあるでしょう。
保育園の退職金制度を確認する方法として、下記3つの方法があります。
❶就業規則を確認する
❷保育士募集の求人や保育園のホームページから確認する
❸転職エージェントを利用する
以下にてそれぞれを詳しくまとめてみます。
私立の保育園や企業の運営する保育園には、就業規則が設置されています。
就業規則とは、労働時間や休日など、事業所で働く労働者の規則を一覧としてまとめたものです。
規定の中には、退職金に関する規定もあります。
そのため、自分の所属している保育園の退職金制度について不明であれば、まずは就業規則をチェックしてみましょう。
もし就業規則を見つけることができなければ、就業規則を保管している事業所の総務部や人事部に、閲覧の申請を行ってみてください。
保育士の仕事を探している時に退職金制度について、あらかじめチェックしたい人も多いかと思います。
退職金制度についてチェックする方法は2つあります。
また保育園にとって退職金制度を設けていることは、保育士の募集を行う際のPRポイントになります。
仕事を探している保育士に応募してもらえるよう、保育園側が求人票やホームページに退職金制度をPRしていないか注意深く見ていくことも大切です。
転職エージェントを利用し保育士の仕事を探すことで、退職金制度を確認する方法もあります。
転職エージェントのアドバイザーは、保育士の転職をサポートできるよう求人条件における深い理解があります。
保育士が転職の希望条件として重視している退職金制度についても詳細にヒアリングしているため、アドバイザーを通じて退職金制度を確認することができます。
また転職活動で面接の際に保育園の人事担当者に求職者の側から退職金制度について聞くことは、なかなか難しいもの。
ですがもしも聞きそびれたとしても、アドバイザーが代わりに確認を行ってくれることもあるため安心です。
退職金が支払われるタイミングは、所属する保育園によって異なります。
以下では、公立保育園・私立保育園・企業が運営する保育園、退職金共済を利用する場合の4つに分けてまとめます。
公立の保育園の場合、退職した月の翌月に支払われます。
公立保育園に勤務する保育士は地方公務員と同じ条件となるので、基本的に翌月になります。
私立の保育園の場合、保育園独自の規定により支給されることとなります。
そのため退職金支払い時期がいつ頃になるのか、また退職金に関する申請手続きが必要になるのかを、事前に保育園側に確認する必要があります。
企業が運営する保育園の場合、保育園を運営する企業の退職金制度が適用されます。
企業ごとに制度が異なるため、申請手続きが必要になるのかを企業側に対して確認する必要があります。
自分の所属している保育園が退職金共済に加入している場合、支給を受けるために申請手続きが必要となります。
退職金は手続きを行った後、2か月ほどで指定された口座に振り込まれる場合が多いようです。
繁忙期であれば支給までに時間がかかることもあるため、注意が必要です。
保育士の退職金についてまとめてみました。
退職金の有無は退職後の生活を安定させるに際し、重要なポイントです。
自分で調べたり、転職エージェントを利用したりすることでより条件のいい保育園を見つけることができるでしょう。
何よりも保育士自身が退職金について把握しておくことが大切。
本記事が保育士の退職金について調べる際の参考になれば幸いです。
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