お役立ち情報
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「転職したいけど、どうやって辞めればいいか分からない」「職場の人を納得させられる退職理由って何だろう?」と悩んでいる保育士のために、今回は円満退職するためによく使われている保育士の退職理由5つをご紹介します。伝えるときのポイントも一緒にチェックしていきましょう。
■目次
保育士資格を持っている方の中には、さまざまな理由で保育職を離れた方がいます。
ここでは、厚生労働省が発表した「保育士資格を有しながら保育士としての就職を希望しない求職者に対する意識調査」から、「保育士としての就業を希望しない理由」で多かった理由をピックアップしてみました。
参照:厚生労働省|「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」
■■保育士を辞めたい理由
上記3つの理由から、保育士が「辞めたい」と感じるポイントを見ていきましょう。
給料に不満があるという理由で、職場を退職する保育士は案外多いものです。
厚生労働省の調査では、有資格者の「保育士としての就業を希望しない理由」で最も多かったのは「賃金が希望と合わない」という理由でした。
平成28年賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均給料はおよそ22万円となっています。
ちなみに、同調査の全職種の平均給料はおよそ33万円です。
つまり、保育士は全職種よりも10万円以上も給与が低いのです。
とはいえ、保育園によっては上記の給料を上回るケースもあるので、現在の給料に不満がある場合は、転職を選ぶのも一つの選択肢です。
参照:厚生労働省|「平成28年賃金構造基本統計調査」
健康・体力への不安が理由で、職場を辞めた保育士も少なくありません。
保育士は体力仕事です。
複数の子どもをおんぶ・抱っこする場面もありますし、子どもと外で遊んだり、用具を運んだりする業務もあります。
そのため、体を傷めたり、スタミナに不安を感じたりして、保育士を辞めてしまう方もいます。
ただ、それは保育士一人への負担が大きい職場環境であることが大きな要因です。
現在、体力的な理由で退職を考えている方は、保育士の人数が多く、業務を適切に分担できている保育園に転職することで、その問題が解決するケースもあります。
休暇が取りにくいのも、多くの保育士が抱えている不満です。
保育現場はどこも人手不足です。
保育士一人が抜けることで、周りの保育士への負担が大きくなってしまうケースもあるので、なかなか休みづらいのが現状です。
ただ、しっかりと人材を確保している保育園なら、休暇も取りやすくなるので、一度職場環境を変えてみるのもおすすめです。
今の職場を辞める場合は退職する旨とともに、退職理由を伝えなければなりません。
ここでは、円満退職のためによく使われている保育士の退職理由を5つご紹介します。
■■よく使われている保育士の退職理由
それぞれの例文をチェックして、退職理由を職場の上司に伝える際の参考にしてみてください。
健康や体力に関する理由は、職場の上司の気分を損ねるリスクが少ないというメリットがあります。
退職理由を伝える際は、自身の体の調子をできるだけ細かく伝えましょう。
▼例文
病院からもらった診断書を一緒に提出すると、より説得力が出てきます。あらかじめ用意しておきましょう。
介護や育児などの家庭の事情も、職場が介入しにくい問題なので、引き留められるリスクが少ないでしょう。
仕事との両立が難しいと感じる点をはっきりと提示すれば、職場の上司にもその気持ちがしっかりと伝わるはずです。
▼例文
伝えられる範囲で、自分が置かれている状況を具体的に説明するのがポイントです。
保育士の中には、スキルアップを目指したいという前向きな理由で退職する方もいます。
スキルアップといっても、人によって極めたいスキルは異なります。
どんなスキルを身に付けたいのか、明確に伝えることで、相手を納得させられるでしょう。
▼例文
それとなく「この職場では実現できない」というニュアンスを含めると、引き留められる可能性が低くなります。
結婚や妊娠などライフステージの変化は、保育士が職場を辞める上で十分な理由になります。
退職を考えている中、結婚が決まったときや、妊娠が分かったときは、迷わずになるべく早く伝えましょう。
▼例文
今後、どんなライフスタイルを望んでいるのかを伝えることも大切です。
パートナーの転勤による転居や、家族の介護に伴う転居なども、退職理由として使えます。
転居の時期が決まっているなら、その旨を伝えて業務の引継ぎを行いましょう。
▼例文
いくら円満に辞めたいからといって、「転居する」と嘘をつくのはおすすめできません。
保育園の近隣で職員と鉢合わせする可能性もあるので、安易にこの退職理由は使わない方がよいでしょう。
保育士が退職するときに気をつけるポイントは次の3つです。
●保育園の規約をチェックして適切な時期に伝える
●直属の上司に伝える
●引き留められてもきっぱり断る
保育園では「退職する〇カ月前にその旨を伝えること」と規約が定められているケースがほとんどです。
急に退職を申し出るのではなく、あらかじめ規約を確認してから適切な時期に伝えましょう。
また、退職する旨はいきなり園長や理事長に伝えるのではなく、直属の上司に伝えるのもポイントです。
ただ、普段から仲のよい上司に退職の旨を伝える際、引き留められることもあるでしょう。
しかし、お互いのためにもきっぱりと断ることが大切です。
円満退職のためによく使われている保育士の退職理由は、健康、介護や育児、結婚や妊娠、スキルアップに関する理由が挙げられます。
職場に退職の旨を伝える場合は、保育園の規約をチェックした上で、直属の上司に伝えましょう。
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