お役立ち情報
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保育士は日々の業務で声を使うため、喉を酷使しています。毎日子どもたちに声掛けをしていて声が枯れてしまった、という保育士は少なくありません。 今回は、保育士の声枯れについて、原因と対策をご紹介いたします。
毎日の保育業務で声が思うように出ず、声枯れに悩んでいる方は意外に多いのでは ないでしょうか。
声を出す際に違和感があると、業務に支障が出てしまいますね。
なぜ保育士は声枯れを起こしてしまうのでしょうか。
その原因として、以下の理由が挙げられます。
このように、大勢の子どもたちを前にして大きな声を出すことが、声枯れの原因になっているようです。
子どもたちは常に全力で元気いっぱい。
そのパワーより上回る声を出さなければならない保育士は、日常的に大きな声を出しているため喉が疲弊しています。
大きな声を出すのが必須な保育業務中は大声が常習化していることから、知らず知らずのうちに喉を痛め負担をかけているので声枯れに悩まされるのです。
さらに乾燥する季節は喉を痛めやすく、声枯れに拍車をかける一因になります。
声枯れは保育士の職業病とも言われていますが、放っておくと死活問題にまで発展します。
完治するのは難しくとも上手な付き合い方で、これ以上の悪化を防ぐことが可能です。
そして声枯れに悩まされていない方でも、意識次第で声枯れを未然に防ぐことができます。
では実際に、保育士はどのような症状で声枯れに悩んでいるのでしょうか。
※声帯結節とは喉の両側にある声帯の全面3分の1あたりに、豆のような結節ができた状態。成人女性に多く見られる症状。主な原因は声の出しすぎによる。
※急性喉頭炎とは喉頭に急性の炎症が生じている状態。声の出し過ぎや風邪などのウイルス感染で発症する喉頭の急性炎症。喉の違和感から声枯れ、声の出しづらさ、痛みなどの症状が出る。
このように声枯れが原因でストレスが溜まり、保育士の仕事まで辞めなければならない、という瀬戸際に立たされているケースもあるようです。
保育士は自分のことよりも、まず子どもたちを優先に考えて行動します。
子どもとの関りを大事にするあまり、自分のことを後回しにしがちです。
気付いたら水すら飲んでいなかった、ということもあるのでは。
子どもと全力で向き合うのは素晴らしいですが、自身の身体を壊してしまっては元も子もありません。
子どもたちのことを考えつつ、自分の体も忘れずにケアしてあげましょうね。
痛くて辛い声枯れは、どのようにケアすればいいのでしょうか。
ここからはケア方法をご紹介いたします。
保育士の声枯れは、声の出し過ぎによる声帯同士の過度の擦れが原因と言われています。
つまり声の出しっ放しが声枯れの最大要因なのです。
声枯れを治すには、話さないこと。
これが一番の特効薬になります。
しかし保育士の仕事上、話さないことは無理に等しいもの。
その上仕事を休むなんてもってのほか、という就業状況の方が多いのが現状です。
それでも喉の不調を感じたらすぐにケアをしましょう。
声枯れは日頃のケアを徹底することが重要なのです。
声枯れの症状が出たら、すぐに実践できる方法として睡眠が挙げられます。
声枯れと同時に寒気や頭痛、熱がある場合は風邪も考えられるので、ゆっくり体を休ませてあげましょう。
休むときはしっかり横になり、心身ともにリラックスした状態にします。
身体を温め、睡眠時間を十分確保してください。
声枯れに一番大切なことは喉を休めることです。
業務が終了したらできるだけ声を出さないように、とにかく喉を休めてあげることを意識しましょう。
また、こまめに水分補給をして喉を定期的に潤すことも大切です。
飲み物はノンカフェイン飲料か水にしましょう。
カフェインは刺激物となるため、喉のことを考えたら避けたほうが無難です。
声枯れでまず試すのがうがいかもしれません。
既に痛みがある、声が枯れている場合以外は、水でのうがいをおすすめします。
のどが荒れてしまったあとに使用するうがい薬は炎症を抑えるもので、正常な喉には刺激が強く、かえって荒れてしまうことも。
声枯れの予防時には刺激のない水がいいでしょう。
部屋に加湿器を用意して乾燥対策をしましょう。
乾燥は声枯れの天敵です。
乾燥する時期は喉の保湿に努めましょう。
喉がいがいがするな、ちょっと調子悪いな、と感じたらはちみつやのど飴を舐めましょう。
はちみつをスプーンですくって舐めたり、そのままでは抵抗がある場合は、飲み物に混ぜたりしても良いですね。
声枯れを常態化させないためにも、この機会に習慣化してしまいましょう。
声枯れの対処法としての基本的は声帯を使わないことですが、保育中に全く声を出さないのは難しいでしょう。
ですが、テクニック次第では声帯を休ませることが可能です。
保育業務中に大きな声を出すのは、ここぞというときだけと決めてしまいましょう。
常に大声を出していると子どもも慣れてしまいますし、声帯の無駄遣いになってしまってメリットがありません。
普段から声にメリハリを付けて、子どもが注目できる話し方を身に付けましょう。
子どもたちとのコミュニケーションは話す以外にも方法があります。
例えば紙に〇✖を書いて子どもたちからの質問に答えたり、笛を吹いて合図の代わりにしたり、ピアノを使う方法もあります。
ポイントは遊びながら取り入れることです。
また、子どもに指示を代わりに言ってもらう方法もあります。
先生のお手伝いと知って俄然張り切る子どももいるでしょう。
遊びやツールを使って極力喉を休ませるように持っていくのも、声枯れの対処法の1つです。
保育士にとって声を出すことは必要不可欠。
声が枯れてしまっては通常通りに働けなくなってしまい、仕事に大きな影響が出てしまいます。
声枯れしないように、日常と保育中にできるケアを心がけましょう。
自分の体は自分で守ることを徹底して、無理のない対策と行動をとってくださいね。
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