お役立ち情報
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認可保育園と認可外保育園の違いはご存知ですか?そもそも「何からの認可・認可外」であるのか、この2つには具体的にどういった違いがあるのか、知らない保育士さんは意外と多いのです。今回は、認可保育園と認可外保育園の違いについて、分かりやすく解説します。
まず、認可保育園と認可外保育園のそれぞれの特徴について解説します。
認可保育園は児童福祉法で定められた基準をクリアし、国から認可されている保育園のこと。
受け入れる子どもの人数に応じて、保育士の配置人数や施設面積、設備など設置基準が法律によって定められます。
基本的に国や都道府県から受ける補助金と、保護者からの保育料によって運営されます。
基本的に認可保育園以外の保育園のことを認可外保育園といいます。
国からの認可はないものの、各都道府県の独自基準をクリアし、知事からの認可を受けています。
一般的な保育園のほか、企業主導型保育園や夜間保育園など、保護者のニーズに合わせた運営形態を行っている園が多いことが特徴。
ほとんどの場合は民間によって運営されており、施設が保育料や教育内容を自由に設定することができます。
認可保育園と認可外保育園には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
主な違いとしては、以下の5つが挙げられます。
❶設置基準
❷保育料
❸無償化の範囲
❹補助金制度
❺運営方針
それぞれを詳しく解説します。
基本的に、厚生労働省が定める基準を満たしているのが認可保育園、満たしていないのが認可外保育園という点が異なる点です。
認可保育園では配置する保育士の数に基準があり、子ども1人に対する設備の広さにも規定があります。
一方認可外保育園でも自治体独自の立ち入り調査が行われ設置されるため、適切な保育環境が設置されます。
認可保育園の場合、国が定める保育料の上限に従い自治体が設定するため、施設のほうで自由に保育料を設定することができません。
運営にかかわる費用の大部分が国・自治体からの補助金でまかなわれるため、保育料は比較的低い傾向にあり、保護者が支払う保育料も世帯年収などを考慮し設定されます。
一方で認可外保育園では、施設が独自に保育料を設定することができます。
安定して運営を行うためや、後述する国や自治体からの補助金を受け取ることができないことから、認可保育園より保育料が高くなる傾向です。
子ども・子育て支援法の一環として行われる保育施設の無償化についても、認可・認可外で対象範囲が異なります。
なお企業主導型保育園など一部保育認可外保育施設では、認可保育園と同じルールが適応されることもあります。
認可保育園では国からの補助金を受けることができ、そのため保育料を高く設定しなくても安定した運営が可能です。
一方で認可外保育園は、国からの補助金を受け取ることができません。
しかし自治体によっては独自の基準を設けた上で、認可外保育園に補助金を支給することがあります。
公立の認可保育園の場合、運営方針や保育計画は自治体が設定したものに沿って設定されます。
私立の場合は運営母体によって自由に決定されます。
認可外保育園は園によってさまざまな法人が運営しており、法人によって運営方針や保育計画・内容もさまざまです。
英語教育に力を入れていたり、リトミック保育を積極的に行うなど、法人の特色が現れやすいという特徴があります。
就職・転職を考える際、認可保育園か認可外保育園どちらを選ぶか迷ってしまうという保育士さんも少なくありません。
以下では、認可・認可外を選ぶ際のポイントについていくつか解説します。
保育園の運営が安定しているという点に重きをおく場合、認可保育園がおすすめです。
認可保育園は国や自治体からの補助金を受けることができ、保育園の運営にかかわる費用の大部分を公費でカバーすることができます。
そのため運営が比較的安定しており、保育士に支給される給与にもその安定さが反映されやすいというメリットがあります。
一方で認可外保育園でも、自治体からの補助金を受けることで認可保育園と同じくらい安定した運営を行っている施設もあるため、求人探しの際は要チェックとなる部分です。
自分が得意とするものやスキルを活かして保育がしたいと考えている場合、認可外保育園がおすすめです。
認可外保育園は運営元法人が自由に保育方針や内容を決定できるため、特色のある保育を行っている施設が多い傾向。
インタナショナルスクールやリトミック保育、スポーツ保育などといった、保育士の得意分野が活かせる施設は認可外保育園に多数あります。
保育士としての基本的なスキル・経験を積みたいと考えている場合、認可保育園がおすすめです。
認可保育園では「保育所保育指針」に従った保育計画を立てており、そのなかで経験する保育業務を通じて幅広いスキルや経験を蓄積することができます。
認可保育園で培ったノウハウは他の保育園でも必ず通用するものであるため、転職活動の際に経験値で不利になることも少ないでしょう。
子どもたち一人ひとりとじっくり向き合う保育がしたいという場合は、認可外保育園がおすすめです。
認可外保育園に多くみられる小規模保育園(企業主導型保育園や夜間保育、託児所など)では、19名以下の少人数保育が行われるため、じっくりと余裕のある保育が実現します。
基本的に0~2歳児を対象にしていることから行事やイベントが少なく、年間を通じた保育計画にも余裕があるという特徴も。
認可保育園と認可外保育園の違いは、国からの認可の有無や設置基準、保育料、無償化の範囲、補助金制度、運営方針などにあります。
どちらもそれぞれ良い点があるため、就職・転職を考える際は、自分がどちらの運営に向いているかをじっくりと考えましょう。
悩んでいる保育士さんは、ぜひ保育求人ラボのアドバイザーにご相談ください。
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