保育園がSNSを使うメリットは?運営のポイントや注意点など

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園や子どもたちの情報を外部に発信するツールとして、近年保育園でも広く活用されているのがSNS。SNSのアカウントを園で運営することにはさまざまなメリットがありますが、同時に注意点もあります。今回は、保育園でSNSのアカウントを運営する際のポイントなどについてまとめました。

保育園でもSNSを活用するメリットとは?

SNSが普及した今日では、個人だけでなく企業がSNSを活用する例も多くなりました。

保育園でも園のSNSを運営しているという園が増えてきています。

保育園でもSNSを活用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

園の雰囲気や様子をアピールできる

SNSで保育園内の様子を掲載することで、園の雰囲気や様子を外部に伝えることができます。

自慢したい保育室の内装や保育内容、また働いている保育士の様子も伝えることができることから、入園を希望する保護者・転職希望の保育士両面にアピールできるでしょう。

コミュニケーションツールとしての活用もできるため、アピールするだけでなくさまざまな人との交流を図ることもできます

保護者が気軽に確認できる

SNSは保護者が見たいときにすぐ確認できる手軽さがポイント。

子どもの様子や今日の保育の内容などを、SNSを通して保護者に伝えることができます。

連絡帳では伝えきれない細かな部分まで、保護者が確認できる点は大きなメリットでしょう。

園に親しみを持ってもらえる

園の様子をオープンにすることで、見ている人に親近感を与えられます。

情報がない園よりも、写真や動画などの情報がたくさんある園のほうが親しみを持ってもらいやすいもの。

SNSは毎日開かれるツールのため、定期的に投稿を掲載することでたくさんの人の目に留まり、親しみを持ってもらえるでしょう。

保育園のSNSでの活用例

ひとくちにSNSといえど、SNSにはさまざまな種類があります。

アプローチしたい内容によってSNSの種類は変わってくるため、まずはSNSを活用する目的を明確にしましょう。

SNSの種類と活用方法をまとめました。

Twitter(ツイッター)

140字以内の短い文章に写真や2分程度の動画を掲載できるSNS。
短文で見やすく、単発的にさまざまな内容を発信できます。

リアルタイムに特化しているため、天候などによる急な休園情報の発信にも活用できます。

写真や動画よりも文字で発信したい場合におすすめです。

Instagram(インスタグラム)

写真や動画の発信をメインに行うSNS。
Twitterよりも視覚的なアピールを行うことに特化しています。

「インスタ映え」という言葉があるように、写りの良い写真を掲載するとより多くのユーザーに見てもらえることも。

また投稿した写真や動画が24時間で消える「ストーリーズ」機能も活用できます。

保育の様子や献立、子どもたちの写真を日記のように記録することに向いています

Facebook(フェイスブック)

文字、写真、動画をバランス良く伝えられるSNS。

他のSNSに比べ匿名性が低く、ユーザーは本名で登録する必要があるため、匿名アカウントによる炎上などのリスクを避けられます。

一方でユーザー数があまり多くないため、たくさんの人にアピールするよりも保護者など限定したコミュニティに発信することに向いています。

日々の投稿を細かく発信するというよりは、外部向けのブログのようなイメージで活用する園が多いです。

LINE(ライン)

友達に追加しているユーザー向けに、一斉に情報を発信することができます。

園での連絡事項や行事のお誘いなどをお知らせする際にも活用可能です。

一方でクローズドな空間であるため、外部への発信には向いていません。

保育園のSNSを上手く運営するポイント

園でSNSを上手く運営するには、いくつかのポイントがあります。

子どもの肖像権を確認する

まずは、SNSで子どもの写真などを掲載していいのか「肖像権」に関する調査を行いましょう。

保護者の許可なしに勝手に子どもの写真を掲載することはNGです。

口頭での確認は「言った」「言ってない」のトラブルにつながるため、必ず書面で確認を取りましょう。

運営用マニュアルを作成する

運営にあたり、ルールを作成しマニュアルにまとめます。

一日に投稿する頻度や投稿する時間、投稿するときの文章の整え方などを統一しましょう。

また、保育士全員がネットに関するリテラシーやSNSの使い方をしっかり理解できているとは限りません。

マニュアルを作成しておくことで、ネットの知識のない保育士でもスムーズに運営することができます

定期的に更新する

SNSは一日に何度も確認されるツール。

そのため、定期的に継続して投稿を続けることでたくさんの人にアピールすることができます

またInstagramの場合は、アカウントがアクティブであるほど他のユーザーに届きやすくなることも。

保護者が確認するツールでもあるため、定期的に更新することを目標にしましょう。

保育園のSNSを運営するときの注意点

オープンな空間であるインターネットは、誰が見ているか分かりません。

SNSが原因でトラブルにならないように、SNSを運営する際は以下の点に注意しましょう。

内容の誤送信に注意!

SNSに掲載した文章や写真は、一度投稿すると修正ができないことがあります。

送信する内容に相違がないか、よく確認してから投稿しましょう。

保護者への連絡事項などの場合、特に誤送信は気を付けたいものです。

個人情報の取り扱いに注意!

子どもの写真を載せるとき、子どもの個人情報が分かるようなものが写りこんでしまっていませんか?

肖像権NGの子どもの顔が写りこんでしまっていませんか?

名札や持ち物に記入している名前や、大事な書類の中身などの流出に要注意です。

ログイン情報の流出に注意!

園のSNSアカウントにログインするためのIDやパスワードは、園外に漏らさないように注意が必要です。

ログインする端末はなるべく園の端末を使い、私用携帯を使う場合はその都度ログアウトするなどで対策を取りましょう。

まとめ

SNSを活用し園での様子を外部に発信している保育園は増えています。

SNSにはさまざまなメリットがありますが、一方で個人情報が流出するなどの注意点も。

ルールをしっかり守り、安全にSNSを活用しましょう。
 

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