お役立ち情報
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夜18時を過ぎてからから子どもたちを預かる「夜間保育」や、24時間開所している事業所内保育園などには、夜勤シフトで働く保育士が駐在しています。夜勤シフトでの保育士の仕事内容は、通常の日勤保育とは大きく異なります。今回は、保育士の夜勤について、その仕事内容や働くメリットやデメリットなどをまとめました。
■目次
保育士の夜勤シフトを必要とする保育施設にはさまざまな施設が該当しますが、主に以下の3つが代表的な施設として挙げられます。
●24時間開所している保育園
●院内保育園
●夜間保育所
自治体で設置された24時間型一時保育のある保育園や、勤務時間を独自に設定している認可外保育園では、保護者のニーズに合わせて夜勤を行っていることがあります。
また病院内に設置される院内保育園では、夜勤を行う保護者のために夜間子どもを預かるサービスを行うことが一般的。
他にも工場など24時間営業を行っている企業の事業所内保育園や企業主導型保育園では、夜勤シフトが設定されていることが多い傾向です。
夜の18時以降に子どもを預かる保育サービスである夜間保育所では、仕事などの事情により、どうしても夜間に子どもを見ることができない保護者などに利用されています。
夜勤では、日勤では通常行わない保育業務を行います。
24時間開所でない場合、日勤と同じように子どもたちと遊ぶ時間を確保しますが、外遊びや散歩などは行いません。
また近隣への配慮から、大きな声を出すお歌の時間や体を動かすダンスなどを控えることも。
朝方まで子どもたちを預かる場合は、入浴やシャワー、歯みがきなどといった就寝までの生活支援や寝かしつけ、就寝後の見守りまで行います。
通常では「〇歳児クラス」といったクラス分けがありますが、夜勤では子ども達の人数が少ないことから、すべての年齢の子どもたちが対象となります。
子どもの人数も日勤よりぐっと減ることから、しっかりと子どもと向き合うことができるでしょう。
勤務時間は保育園によって異なりますが、ここでは夜17時~朝9時ごろまで勤務するパターンについて解説します。
●夜間から子どもを預かる
17時から18時ごろ、預かり時間になると子どもたちが登園し始めます。
母親からの注意事項を確認し、そのあとは夕食まで自由に遊ぶ時間です。
●入浴や寝かしつけなどの生活援助
食事の時間では年齢によって適切な食事援助を行い、入浴やシャワー、その後寝かしつけを行います。
子どもたちが就寝すると、記録や帳面などの事務作業を行ったり、交代で仮眠をとることも。
●深夜は順番で子どもたちの様子を確認
また夜間帯は、子どもたちの呼吸の確認など安全確認を行います。
なかなか寝付けない子どもには、保育士が付きっきりで対応し、朝を迎えます。
●翌朝、保護者の迎えを待つ
起床時間になると子どもたちを起こし、着替えや洗面、食事の援助を行います。
24時間対応であれば、保護者が迎えに来られる時間帯に合わせつつ、ここで日勤の保育士と交代することも。
お迎えまで一人ひとりの遊びや学びを見守り、子どもたち全員が降園すれば夜勤業務終了です。
夜勤シフトでは通常の勤務に比べ勤務の単価が高くなることから、給与のアップが見込めます。
またほとんどの場合で夜勤手当がつくため、「夜勤に入れば入るほど給与が上がる」なんてことも。
夜勤専従の場合は一般的な日勤の保育士よりも給与が高く設定されていることもあります。
主に深夜に勤務する夜勤は、日中がオフの時間となります。
また夜勤明けはの日中は休みになるため、日中に好きなことをして過ごすことが可能です。
プライベートの時間を確保できるため、ダブルワークに取り組むことも実現できるでしょう。
夜勤シフトでは行事や特別な保育を行うことがないため、夜勤業務のことで持ち帰りや残業をすることが多くありません。
行事の準備に追われることもなく、勤務時間内に仕事を終わらせられるようになります。
なお日勤シフトでも働く場合は、日勤の仕事で残業が発生することがあるでしょう。
最大のデメリットは、生活リズムが崩れやすいという点。
昼夜逆転することになるため、日常生活を送るうえで体調を崩す原因になりかねません。
体力的に不安な人は夜勤前に仮眠をとったり、リラックスしたりする時間が必要です。
家族との生活リズムのすれ違いや慣れない夜勤を続けることから、心身のバランスが乱れ、体調を崩してしまうことも。
自分の生活の中で何に重点を置きたいかということをしっかり考え、家族がいる場合は家族としっかり話し合うことも必要です。
自分以外に誰かと暮らしている場合は、その人の協力が必要不可欠になることを忘れないようにしましょう。
近年は働き方の多様化や女性の社会進出により、子育てをしながらでも働ける環境が整いつつあります。
その中でも夜間保育は働く母親にとってとても強い味方。
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