保育士の面接を辞退したいとき|押さえておくべきマナーについて

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就職活動をするうえでは、やむを得ない事情により面接を辞退してしまうこともあるのかもしれません。できればないに越したことはないのですが、もし辞退するときはどのような方法で、どのように保育園側に伝えるべきなのでしょうか。そこで今回は、保育士の面接を辞退したいと思ったときの対応やマナーについて解説します。

面接を辞退しなければいけない事情とは

面接まで取り付けたにもかかわらず、やむを得ない事情により辞退をしてしまうこともあるでしょう。

面接を辞退しなければならない事情には、以下のような点が挙げられます。

他の保育園の面接とダブルブッキングしてしまった

他園の合格内定をもらった

現在勤務している保育園に引き留められた

転職活動をやめた

面接に行くのが怖くなった

体調不良

どのような事情にしろ、保育園側はあなたのために時間を割いてくれているという点は変わりません

辞退してしまった場合、保育園側からの信用度が低下したり、面接辞退の癖がついたりすることも。

やむを得ない事情以外は、面接を辞退することは避けておくべきです。

面接を辞退するときのマナーと伝え方

どうしても面接を辞退したくても、無断欠席は絶対にしてはいけません

必ず電話で辞退の連絡をするようにしましょう。

以下では、電話連絡、メール連絡それぞれの方法で例文を紹介します。

電話で伝える場合

電話連絡をするときは、登園や降園、昼食時などの保育士が忙しい時間帯は避けましょう

適した時間帯は10:00~11:30、13:30~16:00頃。(※園によって異なります)

担当者がいらっしゃらない場合は、電話が可能な時間を聞いて再度かけなおす旨を伝えましょう。

お世話になっております
〇月△日〇時より面接のご設定をいただいた××と申します。
先日は書類選考への合格通知をいただき、ありがとうございました。
面接の件ですが、こちらの事情で大変申し訳ありませんが、別の保育園での採用が決まりましたため、今回の面接は辞退させていただきたくご連絡させていただきました。
面接のご機会を頂いたにもかかわらず、ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございません。

先に書類選考で合格通知を頂いたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。

その上で、面接辞退に関する理由をしっかり伝え、保育園側には非は一切ないことを伝えることがポイント。

「お忙しい中対応してくださりありがとうございました。」と、対応してくれたことへの感謝の言葉も忘れないようにしましょう

メールで伝える場合

面接辞退というとても重要な事柄をメールで連絡するということは、実はあまり好ましくありません。

ただし体調不良などで電話で伝えることが難しい場合にのみ、最終手段としてメールで報告する方法があります。

件名:面接辞退のご連絡 氏名

〇〇保育園 採用担当△△様

お世話になっております。
〇月△日□時より、採用面接のお時間を頂戴しております××です。

この度、一身上の都合により面接を辞退させていただきたく存じます。
お忙しい中、面接のお時間を設定してくださったにも関わらず、勝手を申し上げて誠に申し訳ございません。

本来ならば、直接お詫びさせていただきたかったのですが、このようなメールという形でのご連絡になってしまい、重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら貴園のご発展を心よりお祈り申し上げます。

氏名

メールで重要なことは、伝えたいことを端的に書くということです。

面接を辞退してしまうことへの謝罪と保育園への感謝の気持ちもしっかりと伝えます。

理由は一身上の都合、もしくは家庭の事情、他の園で就職が決まったなどと記載するといいでしょう。

メールを送っても返信がなければ読まれていない可能性もあるため、その場合は電話連絡すべきです。

電話連絡の後にお詫びの手紙があるとベスト!

電話で面接辞退の連絡を入れた後に、手紙で保育園にお詫び状を送るとなお誠実さが伝わります。

お詫び状の書き方は、基本的に手書き、縦書きがマナー。
誤字脱字など間違えてしまったら、修正ペンは使用せずに初めから書き直しましょう。

便せんや封筒は白無地のものがいいでしょう。

拝啓

貴園ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

先日は書類選考にて合格をいただきありがとうございました。
お電話でもお伝えさせていただきましたが、今回こちらの一身上の都合により、面接を辞退させていただくことになり、大変申し訳ありません。

就職活動において、貴園には大変お世話になりましたことを心より感謝申し上げます。

末筆ではございますが、貴園の益々のご発展をお祈り申し上げます。

敬具

令和〇年〇月●日
氏名

手紙を出さなければいけないというマナーはありませんが、電話連絡のあとに一筆添えることで、好印象のまま終えることができるでしょう。

面接のドタキャンは社会人としてNG!

面接を当日ドタキャンする理由には、体調不良や不慮の事故、面接が怖いなどの心理的な要因などが挙げられます。

不慮の事故など不測の事態は仕方がありませんが、応募者の心理的要因はドタキャンをしていい理由にはなりません。

自分のことだけではなく、あなたのために時間を空けて待ってくれている人がいること、自分以外にも希望者がいるかもしれないことなど、しっかりと考えるようにしましょう。

エージェントの利用がおすすめ

「面接が怖い」「緊張して行けない」という理由で面接をドタキャンをしてしまう背景には、面接の準備が足りない・悩みが多いという点が挙げられます。

こういった悩みをなくすためには、転職エージェントを利用することがおすすめです。

転職エージェントでは、アドバイザーが求職者と園とのマッチングや面接対策を行うなど、内定までしっかりサポートしてもらえます。
面接に対する恐怖心や不安を払拭する相談もできるため、「一人では怖い」という方はエージェントに登録してみましょう。

なお、それでもやむを得ず面接を辞退する場合は、まずは迅速にアドバイザーに連絡しましょう。
アドバイザーが園への連絡を行った後に、その後の対応方法について指示をしてもらえます。
 

まとめ

面接を辞退することはできる限り避けるべきですが、やむを得ない事情もあるでしょう。

辞退するときは、電話で早めに対応するようにしましょう。

ドタキャンは社会人として絶対にしてはいけないことです。

保育園側にお詫びと感謝の気持ちを忘れずに誠心誠意対応するようにしましょう。
 

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