保育園で粘土遊び!ねらいや粘土の種類、対象年齢と遊び方は?

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保育園で子どもたちに人気の遊びである粘土遊び。粘土は大きく小麦粉粘土、紙粘土、油粘土の3種類に分かれ、年齢や遊び方によって遊び方が異なります。今回は、粘土の種類と対象年齢、ねらいの書き方や導入、年齢別の遊び方について解説します。

粘土の種類と対象年齢

保育園で遊べる粘土にはいくつかの種類があります。

それぞれ特性や対象年齢が変わってくるため、子どもたちの様子を見ながら目的別に適切な粘土を選びましょう。

小麦粉粘土

小麦粉粘土は、その名の通り小麦粉を主成分にして作られた粘土

水やサラダ油、塩など使用する材料がすべて食品のため、誤って口に運んでも比較的安全という特長があります。

粘土づくりから子どもたちが参加できるという点もポイントです。

小麦粉粘土は、保育士付き添いであれば0歳の子どもから遊ぶことができます

そばで保育士がきちんとサポートしながら、触感遊びなどで活用しましょう。



紙粘土

紙粘土は、紙やパルプを使用して作られた粘土

非常に軽く扱いやすいため、握力の弱い子どもたちでも楽しく遊ぶことができます。

絵具を混ぜこむことで色をつけたり、色付きの紙粘土同士を混ぜ合わせるなどの工夫も可能です。

時間が経つと自然に硬化するため、作品を保存したい場合におすすめ。

練り続けていないと硬化してしまうため、3歳以上の子どもたちに与えましょう。



油粘土

油粘土は、鉱物粉と植物性油、鉱物性油などを混ぜて作った粘土

保育園・幼稚園・小学校の図工でよく使われる、教育現場でポピュラーな粘土です。

重くずっしりしており、小麦粉粘土や紙粘土に比べて固さがあることが特徴。

形を作りやすく硬化しないため、何度でも好きな形に作り変えることができます。

油粘土は、粘土を誤飲する心配のなくなる2歳からがおすすめです。



粘土遊びのねらい

粘土遊びを行うねらいには、以下のような点が挙げられます。

粘土を触ったりちぎったりしながら、感触を楽しむ

指先を使い脳を刺激する

紙粘土に絵具を混ぜこむことで、色の変化を楽しみながら色彩感覚を養う

さまざまな道具を使う方法を学ぶ

完成形を考えて想像力を養う

遊びながら完成形を見通す力をつける

自分が考える形を作り上げる表現力を養う

粘土遊びの導入方法

粘土遊びをはじめる前に、子どもたちが粘土に興味を持てるような導入を行いましょう。

おすすめの導入方法についてまとめてみました。

絵本の読み聞かせ

粘土やものづくりに関する絵本の読み聞かせがおすすめ。

内容が粘土に関連するような絵本でなくても、クレイイラストで作られた絵本などを読んだあとに「実はこの絵本の絵は全部粘土で作られているんだよ」と子どもたちを驚かせてもいいですね。

粘土での創作意欲を刺激するような絵本をチョイスしましょう。



お絵描き

粘土と同じような創作活動であるお絵描きも、おすすめの導入です。

お絵描きは紙の上という平面上でしか表現ができませんが、粘土になると立体的な表現が可能でできることが広がります。

「今みんながお絵描きしたものを、今度は粘土で作ってみるのはどうかな?」と、子どもたちに促してみましょう。

保育士が作ったものを見せる

予め保育士が粘土で作品を作っておいて、それを子どもたちに見せることで「自分たちも作ってみたい!」と創作意欲を搔きたたせることができます。

粘土で作るものはその日のテーマに沿ったものや、子どもたちが好きなキャラクターなどにして子どもたちの関心を集めましょう。

【年齢別】粘土遊びアイデア

粘土遊びは、年齢によって最適な遊び方が異なります。

子どもたちの発達にあわせて遊び方を選びましょう。

年齢別におすすめの粘土遊びのアイデアを紹介します。

【0~1歳児】小麦粉粘土を触って遊んでみよう

まだ手先が器用でない0~1歳児の子どもたちには、保育士が付き添ってあげながら小麦粉粘土に触れる遊びをしましょう。

握りつぶしたり、ちぎったり、形が変わる感触を楽しむことができればOK。

また紙粘土で手型や足の型を取り、記念品としてご家庭にプレゼントしてもいいですね。

 

【2~3歳児】油粘土でごっこ遊び

油粘土で思い思いの人形などを作り、家族ごっこやお店屋さんごっこをして遊びましょう。

家や家具、道具を粘土で作って遊びを広げたり、人形の表情を変えるなど、粘土ならではの変幻自在な遊び方ができます。

油粘土は硬化することがなく、片付けも簡単。

遊んだ後に粘土ケースに粘土をしまうところまで子どもたちと行いましょう。

 

【4~5歳児】紙粘土で食品サンプル作り

ある程度指先を器用に動かせるようになる4~5歳児の粘土遊びには、紙粘土で食品サンプルを作る遊びがおすすめです。

「くだもの屋さん」や「ケーキ屋さん」など思い思いのテーマを決めて、陳列する商品を紙粘土で作ります。

絵具を混ぜて色をつけたり、硬化した粘土に色を塗るなど、さらに発展させることで素敵な食品サンプルができあがりそうです。

 

まとめ

保育園での創作遊びとして人気の粘土遊び。

粘土はさまざまな種類がありそれぞれ特性が異なるため、年齢に応じて選ぶことが大切です。

保育士のアイデアで、さまざまな遊びに発展させてみましょう。
 

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