【新卒保育士】自己PRの書き方と注意点、例文|保育学生必見!

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新卒で保育士として就職を目指している保育学生さん向けに、自己PRの書き方を解説します。そもそも自己PRとは?といった疑問から、自己PRの書き方や注意点、例文をまとめました。本記事を参考に、保育園に自分の強みや長所をしっかり伝えられる自己PRを作成してみましょう。

自己PRとは?

自己PRは、保育園に対して自分の強みやアピールポイントを述べること

簡単にいえば「自分にはどんな長所があり保育園でどう活かすことができるか」ということを表すものです。

保育園の採用担当者は、自己PRから学生と保育園のマッチ度、保育園で活躍できる人材であるかのどうかの見極めを行います。

保育園の特色に対して適切な強みをアピールすることが大切です。

また保育園を志望した理由を述べる志望動機とは異なる文章ですが、これらの2つは一貫性を持たせるとよいでしょう。

>>>あわせて読みたい「【新卒保育士】志望動機の書き方、ポイント|学生さん必見!」

自己PRの書き方

自己PRは、以下のような構成で作成していきます。

【結論】自分の強みを述べる

【エピソード】根拠となるもの

【活かし方】入社後の強みの活かし方

それぞれの書き方について、詳しく見ていきましょう。

【結論】自分の強みを述べる

まずは保育園に伝えたい自分の強みを一文目に述べましょう

最初に結論から述べることで、その後に続くエピソードに説得力を持たせることができます。

結論を述べずに突然エピソードから入ってしまうと、採用担当者は応募者の強みが何なのかを把握できないまま文章を読み進めることとなり、結果として上手く伝わらないことも。

一文目に結論を持ってくることで、文章の全体像をつかみやすくなるのです。

書き方の例
私の強みは、協調性があることです。

【エピソード】根拠となるもの

結論で述べた強みの根拠となるエピソードについて述べます。

なぜその部分が強みなのか、自分自身でそれを強みであると感じた理由にはどういった背景があるのかについて、簡潔にまとめましょう。

エピソードはなるべく具体的に書き、誰が読んでも「なるほど」と思えるような伝わりやすい内容であることが大切です。

書き方の例
大学では○○サークルに所属し、幹部チームのメンバーとしてさまざまなプロジェクト進行に携わりました。
しかし幹部チームの独断で全てを決定している環境に疑問を呈し、メンバー全員と話し合う機会を設けた結果、意見を言えないことにより不満を抱くメンバーがいたことが分かりました。
その後からは、全員が一つの目標に向かってプロジェクトを進めるために全員の意見を常に反映できる仕組みをつくり、団結力が上がったことにより○○の部門で賞をいただくことができました。

【活かし方】入社後の強みの活かし方

自分の強みが、保育園への入社後にどのように活かせるのかを述べます。

このときに注意すべき点は、保育園の保育理念や特徴に自分の強みが一致しているか確認すること。

例えば、「体力がある」ことを強みとして部活のエピソードを述べても、比較的体力仕事の少ない小規模保育園では活かし方がつながりにくいことも。

保育園の特色を把握したうえで、どんなところで活かせるかを考えましょう。

書き方の例
この経験を活かし、職員同士だけでなく子どもたちや保護者の方々、地域の方々と深い関係を築けるような保育士になり、貴園の「地域に愛される保育園を目指す」というビジョンに貢献します。

自己PRを作成するときの注意点

自己PRを作成するときは、以下の注意点を押さえることも大切です。

複数の強みを羅列しすぎない

複数の強みをひとつの自己PRの中に羅列しすぎると、かえって何を伝えたいのか分かりにくい文章になってしまいます。

自己PRでアピールする強みは基本的に1つ、多くても2つまでに抑えましょう。

広く浅くアピールするのではなく、ピックアップした1つについて深く掘り下げるというイメージで書くイメージです。

分かりづらい表現はしない

一般人が理解できないような専門用語や難読漢字、遠回しな言い方など、分かりづらい表現は避けましょう。

「さまざまなことを乗り越えました」「良い結果につながりました」のような抽象的な表現も、読み手を十分に納得させることができません。

誰にでも伝わるような表現で、できるだけ具体的に書くことがポイントです。

提出する書類ごとに内容を変えない

履歴書やES(エントリーシート)など、保育園に提出する書類の自己PR内容は一貫性を持たせることが大切です。

書類ごとに自己PRの内容が違うと、採用担当者に応募者の人間性をしっかり伝えることが難しくなってしまいます。

面接でも同様で一貫性を持たせ、「自分が伝えたい」と思う軸がブレないようにしましょう。

保育園の方針に合わないことを書かない

保育園の方針や特色と一致しない自己PRは書かないようにしましょう。

一致していないと、保育園と応募者のマッチ度が低いと見なされかえって逆効果です。

ホームページなどで保育園のことを入念にリサーチし、自分の持つ強みとどうつながるかを考えながら作成することが大切です。

【新卒保育士向け】自己PRの例文

以下では、新卒保育士の就職活動で使える自己PRの例文を紹介します。

【コミュニケーション能力】

私の強みは、高いコミュニケーション能力です。

カフェのアルバイトではバイトリーダーとして、スタッフ間のコミュニケーションを活発に図るだけではなく、お客様とのやり取りも大切にする接客を行っていました。
地域密着型で常連のお客様が多い店の特色を活かし、常連のお客様との会話を楽しんだり、周辺の店の方々と連携してイベントを行うなど、コミュニケーション能力を発揮した取り組みを多数実施しました。
その結果、全店舗を対象とした顧客満足度調査アンケートで1位を獲得することができました。

この経験を活かして、貴園の「いつも笑顔が絶えないにぎやかな園づくり」に貢献したいと思っています。

【体力がある】

私の強みは体力があることです。

小中高とバレーボール部に所属し、毎日のようにトレーニングを行っていたことから、一日動き回っても元気でいられる体力を持っています。
またトレーニングは早朝から始まることも多かったため、朝早くから活動するための生活リズムの整え方も身につきました。
体調を崩さないために健康管理に気を遣い、その結果学校を病気で欠席することは一度もありませんでした。

貴園ではこの強みを活かして、子どもたちとたくさん遊び、たくさん体を動かす元気な保育士になります。
また貴園が大切にされている「子どもの運動」において、自身のスポーツ経験を活かしたアプローチで貢献したいと思っています。

【柔軟性】

私の強みは、人の気持ちに寄り添い臨機応変に対応できる柔軟性があることです。

このように感じたきっかけには、大学のゼミでのとある出来事があります。
私が所属するゼミでは、学内でアンケートを行いその結果を見て研究を行う取り組みがメインでした。
半年が過ぎた頃、取り組みがマンネリし始めていることに気付いた私は、対象を学外の人まで広げて行うことを提案しました。
すると賛成多数で採用され、ゼミ内での雰囲気も心機一転されました。
しかし学内への調査にもやりがいを感じているメンバーがいると知り、今度は学内外を両立させる方法を模索し提案したところ、今度は満場一致で賛成。
全員が意欲的に取り組みを行える環境が整備され、一連の流れを見ていた教授よりお褒めの言葉をいただくことができました。

貴園ではこの経験を生かし、職員や子どもたち、保護者の方々一人ひとりの気持ちに寄り添いながら柔軟に対応し、多くの人にとって安心できる保育園づくりに貢献します。

【得意なスキル】

私はピアノを使用したさまざまな曲での弾き語りができます。

幼少期よりピアノを習っており、さまざまなコンクールで賞をいただいた経験もあることから、ピアノの演奏には自信があります。
音を聞いてすぐピアノで弾く『耳コピ』にも自信があり、子どもたちの好きな曲も何でも弾いてあげられるような保育士を目指しています。
またピアノ演奏だけでなく、さまざまな歌を覚えて楽しく弾き語りするスキルも現在習得中です。

リトミック保育に注力されている貴園において、ピアノを使ってさまざまな音楽を楽しみ、「音楽を通じて子どもたちの豊かな感性を養う」貴園のビジョンに貢献したいと思っています。

まとめ

保育園に自分の強みや長所をアピールできる自己PRですが、上手く伝えるにはさまざまなポイントがあります。

書き方や注意点を押さえて、自信を持てる自己PRを作成しましょう。

本記事が新卒で保育士を目指すみなさんの参考になれば幸いです。
 

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