【新卒保育士】志望動機の書き方、ポイント|学生さん必見!

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新卒で保育士として就職を目指している保育学生さん向けに、志望動機の書き方を解説します。そもそも志望動機とは?自己PRとどう違うのか?といった疑問から、志望動機を作成するときのポイントや注意点についてまとめました。本記事を参考に、保育園に熱意や意欲をしっかり伝えられる志望動機を作成してみましょう。

志望動機とは?

志望動機は、なぜその保育園に入社したいと思ったのか、保育園のどういった点に魅力を感じたのかということを保育園側に示す文章

簡単にいえば「私は保育園のこんなところに魅力を感じました」ということを文章として表したものです。

保育園の採用担当者は、志望動機から学生のやる気や入社意欲の高さを見極め、選考を行う判断をします。

学生が保育園に提出する書類のなかでも、最も重要視すべき事項であるといっても過言ではありません。

自己PRとの違い

志望動機と似たようなものに「自己PR」がありますが、この2つはそれぞれ異なる役割を担います。

  • 志望動機:保育園を志望した理由。保育園のどんなところに魅力を感じたか。
  • 自分の強み。入社後に自分が活躍できることをアピール。

志望動機と自己PRは保育園側に伝えることの目的や内容が異なるため、全く同じ内容を書いていいわけではありません。

同じ内容にしてしまうと、「保育園への志望度が低いのでは」と判断されてしまいます。

とはいえ、志望動機と自己PRは一貫性があることも大切

自己PRに基づいた志望動機を記入することで、自分の持っている能力の棚卸にもつながるでしょう。

>>>あわせて読みたい「【新卒保育士】自己PRの書き方と注意点、例文|保育学生必見!」
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志望動機を作成するポイント

新卒保育士が志望動機を作成するポイントには、以下の点が挙げられます。

保育士を志した理由を示す

なぜ保育士になりたいと思ったか、その背景にはどのようなことがあったのかを示しましょう。

「子どもが好きだから」「小さい頃からの夢だった」といった漠然とした理由ではなく、できるだけ具体的なエピソードを混ぜることがポイントです。

<保育士を志した理由例>

自分が通っていた保育士さんに憧れた

保育実習で子どもたちの成長を支える仕事にやりがいを感じた

幼い弟妹の面倒を見ることで、子どもを保育することに興味を持った

ピアノや製作が得意で、得意分野を発揮したい

その保育園でなければならない理由を示す

志望動機では、なぜその保育園を志望したのかという理由を明らかにしなければなりません。

具体的な理由が書けるように、ホームページなどで保育園の方針や理念などを把握したうえで、保育園の特徴や魅力についてしっかりリサーチしましょう。

「この保育園だからこそ志望している」ということが伝わるような熱量のある文章を書くこともポイントです。

<その保育園でなければならない理由例>

保育理念の一致

保育園が力を入れていることに携わりたい

実習に行った際に子どもたちやお世話になった先生方の姿に魅力を感じた

>>>あわせて読みたい「【保育士の転職】保育理念・保育目標・保育方針の違いを解説」

入社後にやりたいことを示す

志望する保育園に入社した後に、どのような取り組みを行いたいかを具体的に示しましょう。

入社後にやりたいことを示すことで、保育園への志望度の高さをアピールすることにもつながります。

そのために今勉強していることや練習していることなどがあれば、併せて書くと良いでしょう。

<入社後にやりたいこと例>

得意のピアノを活かして、リトミックや音楽の楽しさを子どもたちに伝えたい

体力に自信があり、子どもたちとたくさん体を動かす遊びをしたい

子どもたちがのびのび過ごせる環境づくりに貢献したい

できるだけ具体的に書く

志望動機はできるだけ具体的に書くことが、内容の詰まった志望動機を書くポイントです。

例えば「子どもが好きで保育士になりたいと思った」という理由ひとつ取っても、どうして子どもが好きになったのか、その背景に何があったのか、その出来事がどのように保育士という職業につながったかなど、さまざまな点につながるはずです。

より具体的に掘り下げていくことで自分の思いが伝わりやすくなるだけでなく、熱量や意欲も伝わりやすくなるでしょう。

PREP法を用いて書く

志望動機は、結論から書き始めるPREP法で書くと文章が簡潔にまとまります。

<PREP法>
結論 → 理由 → エピソード → 結論(まとめ)

PREP法は相手に伝わりやすい文章作成方法といわれており、構成がすっきりと仕上がることから読み手にストレスを与えません。

また最初に結論(志望理由)を述べることで、その後に展開されるエピソードが伝わりやすくなります。

文章が明確に分かりやすくなるPREP法を用いて、伝わりやすい志望動機を作りましょう。

志望動機を作成するときの注意点

志望動機を作成するときは、いくつかの注意点に気を付ける必要があります。

ざっくりしすぎる書き方をしない

ざっくりしすぎる内容の志望動機では、熱意や意欲が伝わりにくくなります。

例えば「貴園の保育理念に共感しました」のような、どの保育園でも通じてしまうような漠然とした内容で作成することは避けるべき。

保育理念のどの点にどのように共感したのか、具体的に述べることがポイントです。

ネガティブなことを書かない

志望動機にはネガティブに捉えられる情報を書かないことが大切です。

例えば、他園と比較して他園を否定するような書き方や、他職種を目指していたけど頓挫して保育士を目指したなどの内容は、あまり印象が良くありません。

他にも読み手がネガティブに感じるようなことは書くことを避けましょう。

条件面に触れすぎない

志望理由に条件面のことがあることは理解できますが、志望動機でそのことについて触れすぎることは避けましょう。

文字数が限られている志望動機のなかで条件面を出してしまうと、「条件面だけで園を選んでいるのではないか」「条件面以外で魅力に感じることがないのではないか」という印象を持たれかねません。

志望動機ではあくまでも、保育業務に関する理由を記入するようにしましょう。

【新卒保育士向け】志望動機の例文

【例文❶】
貴園を志望した理由は、「体操や外遊びなど体を使って子どもたちの健康を育む」という貴園の理念に共感したためです。

そう思ったきっかけは、地域の子どもたちを対象とした陸上教室のボランティア活動です。
ボランティアでは、室内遊びが多く運動不足気味な子どもたちが楽しめるような企画を実施するために、案をたくさん考え実践してきました。
自分の企画を通じて子どもたちが笑顔になり、保護者の方々から感謝の言葉をいただけることに大きなやりがいを感じました。
それと同時に幼児保育での運動の大切さを身をもって実感し、貴園が理念としていることへの重要性を理解することができました。

体操や外遊びを積極的に取り入れている貴園にて、私のボランティア活動を通じた経験やアイデアを活用し、子どもたちの健康を育むことに貢献したいと思っています。
【例文❷】
貴園の「子どもたち一人ひとりとじっくり向き合う」という保育目標に共感し、志望いたしました。
私は保育士として、子どもたち一人ひとりにきめ細やかな保育を実施したいと考えています。

保育実習で貴園に伺った際、貴園の先生方が子どもたち目線になってしっかりと向き合って保育をされていた姿や、一人ひとりと深く関わっていた姿に非常に感銘を受けました。

私も貴園の先生方のように、子どもたちとじっくりと向き合った保育ができる保育士になりたいと思い、志望しました。

まとめ

志望動機は、保育園に自分の熱意をアピールする大切な文章です。

作成が難しい志望動機ですが、ポイントを押さえることで相手に熱意が伝わりやすい志望動機を書くことができます。

本記事を参考に、採用担当者に目を付けてもらえるような志望動機を作成しましょう。

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