お役立ち情報
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多くの保育園では、朝の6〜7時に開園し、夜は19〜20時頃に閉園します。長い場合14時間保育を行う中で、早番・遅番を輪番制にしたり、早番・遅番固定のパート保育士を雇用している保育園も。ここでは、保育士の早番・遅番勤務の仕事内容や、早番・遅番のメリットやデメリットについて紹介します。輪番制のある保育園へ就職を希望している方、早番・遅番のパート保育士として復職や転職を考えている方に役立つ情報をまとめました。
早番勤務の保育士は、出勤し保育園の鍵を開けるところからはじまります。
早番保育の具体的な仕事内容と保育の流れについてみてみましょう。
早番勤務は開園時間より早く出勤し、保育園の鍵の開錠、電気や空調の調整、カーテンを開け換気をしたりなど保育室を整えます。
調乳室の電気ポットの準備や、保育室内や廊下、園庭の遊具などの安全チェックなどを行う園もあります。
なお早番勤務は必ず「保育士は2名以上」と設定されており複数名いるため、登園時間前に準備を全て整えておく必要はありません。
子どもの人数が少ない時間帯は、受け入れと準備を並行して行うケースもあるようです。
早朝保育とは、「通常保育時間の前」に朝早く登園してくる子どもの保育のこと。
一般的には乳児クラス、幼児クラスと各クラスに分かれずに、同じ保育室で合同で過ごすことが多いです。
しかし、子どもの人数が多い場合は安全面も考慮し、クラス別(または3歳未満児、3歳以上児)に分かれて過ごす場合もあります。
朝が早いため、まだ眠そうだったり機嫌が悪く愚図ってしまう子どもも。
そのため、早朝保育は激しく動くような遊びは避け、絵本やお絵描き、パズルなど、ゆっくり過ごせる遊びが適しているでしょう。
年齢の異なる子どもが一緒に過ごす時間帯でもあるため、危険のないよう子どもたちから目を離さないことも大切です。
通常保育の時間になると、子どもたちがどんどんと登園してきます。
保護者からの伝達などがあれば漏れのないようしっかり担任に伝え、園で共有するようなご意見があった際には園長にも報告をします。
また、登園してくる子どもたちの体調や顔色、機嫌などを観察し、必要に応じて検温や体調観察を行うなど「気づき」も大切です。
早番は、園長や主任など責任者がいない時間帯でもあるため、安全に気を配り、保育士一人ひとりが責任感を持つ必要があります。
早番勤務のメリットとデメリットについてまとめました。
<メリット>
●おおむね夕方頃(パートの場合は午前中)に退勤できる
●帰りにゆっくり買い物をしていくことも可能
●夕方以降は家庭の時間を大切に過ごしたいという保育士におすすめ
<デメリット>
●朝が早い
●開園準備と受け入れで慌ただしくなる
●保護者からの欠席などの連絡対応が集中する
早番は、開園時間より早く出勤して、登園してくる子どもたちを迎える準備をします。
受け入れと準備が重なる時間帯は、慌ただしい中、子どもたちの保育を行うこともあるでしょう。
あたふたしてしまう保育士や朝が弱い保育士にとっては、厳しい部分もあるかもしれません。
しかしおおむね夕方頃(パートの場合は午前中)に退勤できるという点は大きなメリットです。
夕方以降は家庭の時間を大切に過ごしたいという保育士にとっては適しているでしょう。
遅番勤務の保育士は、主に日中から夕方にかけての保育と保育園のクローズ作業を行います。
遅番保育の具体的な仕事内容や流れについてみてみましょう。
通常保育終了後、保護者の方々が子どもたちのお迎えに来られます。
朝はバタバタしている保護者も多いため、お迎えの際に保育士に質問や相談など声をかけてくるケースも。
遅番保育士は、子ども・保護者双方に丁寧に温かく接し、担任保育士と保護者の橋渡し役としてコミュニケーション力が求められるでしょう。
延長保育とは「通常保育終了後の遅い時間」に子どもを保育をすることで、夜間保育と呼ばれることも。
時間ごとに「延長保育料金」が発生し、軽いおやつや夕食を提供する場合もあります。
夕方18時以降となると、ほとんどの子どもは一日の疲れが見えてきます。
早番勤務同様、子どもたちの様子をよく観察し、体調の変化にすぐに気づけるようにしたり、疲れの度合いに応じた対応が必要となるでしょう。
「ママがこない」と寂しさを感じ、日中より甘えが見られる子どももいるため、温かくじっくりと関わるような個別的な対応も大切です。
子どもを保護者へ引き渡した後は、翌日の保育に向けて各保育室や職員室の環境整備を行います。
空調や電気、加湿器やポット、パソコンといった電気機器を全て消し、園内全体の窓の鍵が閉まっているか確認しましょう。
園によっては、翌日の送迎表などのセッティングを遅番保育士が行うことも。
最後に保育園の鍵を閉め、遅番保育士の仕事は終了、退勤となります。
遅い番勤務のメリットとデメリットについてまとめました。
<メリット>
●出勤時間が遅く午前中余裕がある
●延長保育を利用する子どもたちにとって安心できる存在になれる
●延長保育独特のアットホームな保育を実施できる
<デメリット>
●帰宅時間が遅くなる
●帰宅後に家事や持ち帰りの仕事を行うことで就寝時間が遅くなり、生活のリズムが逆転してしまう
保育士の遅番勤務は、だいたい10時以降に出勤し(パートの場合14〜15時など)、夜は19〜20時まで勤務します。
どうしても帰宅時間が遅くなるため、夜は家族とゆっくり過ごしたいという保育士には向きません。
ゆっくり準備してから出勤できるのが遅番のメリットです。
朝弱く、午後からなら動けるという保育士にも向いているでしょう。
保育士として長く働くためにも、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけて働きたいものですよね。
早番か遅番、どちらかのみのシフトを希望するなら「シフト固定制」の求人を選ぶことをおすすめします。
保育士の求人のなかには、早番や遅番専任の保育士を募集している保育園も。
保育園により異なりますが、日中のパート保育士より、早番・遅番のパート保育士のほうが時給が高いこともあります。
それほど、早番・遅番保育士は保育園にとって欠かせない、大切な存在でもあるのです。
幼稚園や学校に比べ、子どもが過ごす時間が長い保育園。
早番保育士、遅番保育士は、もはや園にとって必要不可欠な存在といってもよいでしょう。
早番、遅番のパート保育士をしながら子育てや家事を両立している保育士もいます。
早朝や夕方以降はどうしても保育士の人数が少ないため、責任感や保育力を求められる面もありますが、その分やりがいのある仕事ともいえます。
また、早番、遅番保育士は1日4時間など短時間から募集しているケースもあるため、扶養の範囲内で働きたいママさん保育士にもおすすめの働き方です。
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