お役立ち情報
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保育士が転職したいと思ったとき、次の園にはどのようなことを求めるでしょうか。どのような準備をして転職先を探すでしょうか。求人サイトや待遇面で魅力を感じたときに、すぐに決めてしまうと転職に失敗する可能性があり、「こんなはずじゃなかった」と後悔することにつながるかもしれません。今回は保育士の転職がうまくいかない原因や、解決策について解説したいと思います。
■目次
保育士が転職を希望する理由には、さまざまなものがあります。
例えば人間関係がうまくいかない、持ち帰り仕事が多く、プライベートな時間が取れない、給料が安いなど。
逆にプラスの転職理由も考えられるでしょう。
保育士としてもっとスキルアップしたい、保育園だけではなく認定こども園も経験してみたい、小規模保育園で密に子どもたちと関わりたいなどが挙げられます。
経験を積むうちに、もっと高待遇のところで、いい環境で働きたいと思うことは自然な子でしょう。
しかし転職しようとしたときに、現在自分の中で抱えているものが今いる保育園では解消できるのか、できないのかということをまず考える必要があります。
安易に転職を選んでしまうと、次で述べる転職によるリスクを抱えてしまうことになります。
保育士が転職に失敗してしまう理由について、よくあるパターンを3つ紹介します。
高い給与や賞与、高待遇といった表面的な情報だけで判断してしまうと、失敗してしまうことが多くなります。
条件面は満足できても、他のさまざまな部分で「こんなはずではなかった」というミスマッチが生じてしまうのです。
給与面の改善を考えて転職する場合は給与を重視したいところですが、表記の方法に注意が必要です。
なかにはみなし残業代など各種手当が含まれた前提の金額であり、必ずその金額をもらえない場合も。
条件面であいまいな表記がされている場合は、採用担当に確認するとよいでしょう。
ホームページや求人情報に掲載された写真などのイメージに引っ張られ、その印象だけで転職先を決めてしまうこともよくありません。
外部に公開している部分は、いわゆる「きれいな部分」だけが見えるように工夫されています。
また「大手法人運営」や「親切」といったワードへの先入観だけで決めてしまうことも危険。
求人が自分としっかりマッチしているのか、しっかりとしたリサーチを行うことが何よりも大切です。
とにかく今の職場を去りたい!の一心で次の職場を流れで決めてしまうこともよくありません。
今の職場に不満がある場合、どうしても他の職場のほうが素敵に見えてしまいがち。
冷静な判断ができず、入社後にミスマッチがあることに気付いてしまうことも少なくありません。
自身の感情も大切ですが、ここは一度冷静になりながら求人を探しましょう。
いい転職先を見つけるには、必ず事前にしっかりとした準備が必要です。
ここではその事前準備について説明します。
次の転職先でどのような点を重視するのか、はっきりさせる必要があります。
求めることとして挙げる点には、主に以下のようなことがあるでしょう。
●勤務時間を固定できるような保育園がいい
●給料アップを狙いたい
●借り上げ社宅のある園がいい
●土日祝休みがいい
●小規模保育ができることがいい
「ここまでは譲歩できるけれど、これだけは譲れない!」というところをはっきりさせておきましょう。
自分で転職先を見つけるのはかなり時間もかかり、好条件の求人を見つけづらいことも。
そんなときは、求人や転職エージェントに登録することがおすすめです。
非公開求人や自分に最適な求人、求人に関する具体的な情報などを教えてくれることがあり、圧倒的にその数が多いことが特徴。
自分1人で転職活動を行うのではなく、プロの手を借りることも大切です。
ただし任せっぱなしにするのではなく、あくまでも最終決定は自分で決めるようにしましょう。
>>>安心した求職活動がしたい方は『保育求人ラボ』にご相談ください!
転職先を探すときは、その園の保育風景や雰囲気を把握しておくことも大切です。
保育園の雰囲気などを知るには、園のホームページやブログ、InstagramなどのSNSなどをチェックすることがおすすめです。
保育園の普段の保育や行事の様子、子どもたちや保育士の様子などをしっかりと把握しておきましょう。
疑問に思ったことを園見学の際に聞くと理解も深まり、保育園側に「よくリサーチしている」と好印象を与ることができるかもしれません。
近年では、勤務先の口コミが投稿されている口コミサイトが多数あります。
実際に働いている人からの口コミが中心にリアルに記載されているため、転職の際に大いに役立ちます。
しかし口コミにはある程度投稿者の主観が入っているため、全てを鵜呑みにするのでなく、どのような投稿が多いのか統計をとる程度でとどめておきましょう。
園見学は転職活動を行う上で行っておきたいところ。
保育園の雰囲気や設備、保育士の関係性、子どもたちの様子などを具体的に知ることができます。
自分がそこで働いている姿がイメージしやすく、保育方針の確認や自分がやりたいことができるような場所かも確認できるでしょう。
また自己アピールにもつながります。
>>>あわせて読みたい「保育士の就職活動では園見学がカギ!マナーや質問内容をご紹介」
もし自分がその園で働くことになったとし、自分の身にどれだけ環境の変化が訪れるか考えてみましょう。
例えば、希望する職場が通勤に長時間かかる場所とすると、生活リズムも変わってきます。
自分が対応できれば問題はありませんが、引っ越しを検討したり、あるいは今いる場所から長時間通勤したりなど、考えるべきことがたくさんあるでしょう。
また保育士としての経験がある程度あると、入社早々担任を任されることになったり、主任クラスまで上がり責任も重くなってしまう可能性も。
環境が変わったとしても、自分らしく前向きに働くことができるように、譲れないポイントはしっかり主張しましょう。
「こんなはずじゃなかった」という転職の後悔をなくすためにも、自分の目でしっかりと転職先を見極めるということが大切です。
自分にとって譲歩できる部分とそうでない部分をはっきりさせて、プロの手も借りながら納得のいく転職活動ができるようにしましょう。
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