保育士が長く働ける就職先&転職先の選び方!

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保育士は離職率が高く、転職を繰り返している保育士も少なくありません。せっかく保育士になれたのですから、できれば同じ職場で長く働き続けたいものです。しかし、保育園の数はたくさんあるので、自分に合った園を探すのは大変です。そこで今回は、就職先&転職先を探している保育士向けに、保育士が長く働ける職場の選び方をレクチャーします。

保育士の離職率は高い!その理由は?

保育士の離職率は高いと言われています。厚生労働省のデータでは私立保育園の保育士の離職率は12.0%という結果に。つまり、保育士の10人に1人以上は離職しているのです。保育士の離職率の高さは、下記の5つが深く関連しています。順に、就職・転職の際の留意点をチェックしていきましょう。

①サービス残業や持ち帰りの仕事が多い
保育園の中には、労働条件のよい「ホワイト保育園」もありますが、その一方でサービス残業や持ち帰りの仕事が多い「ブラック保育園」もあります。ブラック保育園では、残業申請をしないのが暗黙のルールだったり、人手不足で保育士一人ひとりの負担が多かったりするので、長期的に働く環境としてはふさわしくないでしょう。
②人間関係が悪い
厚生労働省のデータでは、過去に保育士として就業した人の中で、退職理由に「職場の人間関係」と回答した人は全体の33.5%いました。つまり、10人に3人は人間関係が原因で退職しているという結果に。保育園は一般企業に比べて社員の数が少なく、基本的に異動もないので、閉鎖的な空間が生まれがちです。そのため、一度人間関係がこじれてしまうと、修復するのが難しいのでしょう。
③給料が低い
近年は、保育士の給料問題が深刻化しています。平成28年賃金構造基本統計調査では、保育士の平均月収は22万円程度という結果が出ています。同じ調査で、全職種の平均月収は33万円程度だったので、保育士はほかの職種よりも10万円以上も月収が低いと言えます。保育園によっては、手取りが14万円前後のケースもあるので、職場選びの際は給料や福利厚生などもチェックしましょう。
④保育園の方針と自分の保育観が合わない
保育園の方針と自分の保育観が合わないのも、よくある退職理由です。具体的な例は以下の通りです。

・「見守る保育」がしたいのに、効率重視で「何でもやってしまう保育士」が多い

・保育園の方針が「一斉保育」なので、子どもの主体性を尊重しづらい

・英語や音楽、美術にまつわる保育がしたいのに、発揮できる機会がない

・イベントを企画したいのに、保育園内のイベントが少ない

さらに、保育観ではなく、自分のスキルを生かせない状況にいる場合も、離職につながるケースがあります。自分のスキルや得意分野が発揮できる職場があれば、今よりも生き生きと働けるでしょう。

⑤休みが取りにくい
多くの保育現場は人手不足なので、休みが取りにくいと感じる保育士が多いようです。職員配置がしっかり整っている保育園もありますが、職員数が極端に足りていない保育園もあります。特に、子どもがいる保育士の場合は、子どもの体調不良の際に休まなければならなりません。そんなときに、休めない空気だと、退職を考えてしまうのでしょう。

保育士が長く働ける就職先&転職先の選び方5つ

保育士が長く働ける就職先&転職先を選ぶときのポイントがあります。下記5つをチェックして、自分に合った職場を見つけましょう。

①自分の保育観と合った職場を見つける
就職・転職の際は、まず保育園の理念や方針をチェックしましょう。保育園の理念や方針を知らないまま応募してしまうと、後々になって保育観の違いで退職してしまう可能性があります。求人の募集要項に書いていない場合は、志望先の保育園のホームページをチェックして、自分の保育観と照らし合わせましょう。
②イベントの有無
イベントの多さも忘れずにチェックしましょう。イベントを企画・運営したい人は、イベントに力を入れている保育園がおすすめです。業務量を減らしたい場合は、イベントの少ない保育園がよいでしょう。
③優先順位を決めて選ぶ
給料や労働時間、通勤距離などの項目は、どれも重要なので「決められない!」と悩む人もいます。そんなときは、優先順位を決めましょう。「これだけは絶対譲れない」というポイントを決めてから、「最低限、これぐらいならOK」というラインを設ければ、選択肢がぐんと広がります。
④人間関係のよしあしもチェック
仕事を長く続けるには、人間関係が大変重要です。人間関係がよく、風通しのよい職場を選びましょう。ただ、人間関係のよしあしは求人では分かりません。志望先の保育園の保育士がどんな雰囲気なのか、見学やボランティアで実際に確かめてみましょう。
⑤勤務年数が長い保育士がいればなおよし
勤務年数が長い保育士がいる職場は、それだけ労働環境がよいと言えます。特に、結婚や出産を経験した30~40代の保育士が正社員として活躍している職場はねらい目です。仕事と家庭の両立がしやすい職場である可能性が高いからです。逆に、若い保育士しかいない職場は離職率が高いので、避けた方がよいでしょう。

転職を検討中の保育士必見!NGな求人の見分け方

求人の中には、よい求人と避けるべき求人があります。下記3つを参考にしながら、よい求人を選びましょう。

①常に募集をかけている求人
常に募集をかけている求人には気を付けましょう。複数の求人サイトに掲載している、もしくは同じ求人を一つのサイトで何件も掲載している求人は要注意です。求人をいくつも掲載しているということは、「人手が足りない=労働環境がよくない」と言えます。大量に募集をかけている求人には安易に応募しないようにしましょう。
②詳しい記載がない求人
給料や勤務時間、手当にまつわる情報などの詳しい記載がない求人も要注意です。月収・年収、福利厚生、勤務地、勤務時間(シフト)、残業の有無は最低限知っておきたいポイントです。真摯に働く仲間を募集している保育園なら、基本情報はきちんと記載します。できるだけ、詳しい記載がない求人は避けてください。
③高すぎる給料設定
「月収50万!」「年収600万以上!」など、給与設定が高すぎる求人も避けた方がよいでしょう。たとえ、「月収25万円」と一見よさそうにみえる求人でも、残業手当込みの胸襟だったり、「経験年数5年以上の場合」と設定されていたりするケースもあります。給料に関する情報は、用心深くチェックしましょう。

保育士の転職なら転職エージェントがおすすめ!

就職・転職を検討中の保育士は、保育園の方針やイベントの頻度を、人間関係をチェックしたり、優先順位を決めたりして、自分に合った職場を探しましょう。ただ、初めての就職・転職の場合は、「質のいい求人の見つけ方が分からない」と悩むこともあるでしょう。そんなときは、転職エージェントがおすすめです。

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【参考資料】

厚生労働省,「参考資料1 保育士等に関係する関係資料」

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/s.1_3.pdf

厚生労働省,「資料3 保育士の現状と主な取り組み」

https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000592531.pdf

厚生労働省,「保育士の平均賃金」

https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/var/rev0/0119/7609/ho3.pdf