お役立ち情報
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ケガの心配がない風船遊びは、0歳児から安心して遊ぶことができる保育活動におすすめの遊びです。感触遊びや運動遊び、工作など遊びのバリエーションはさまざまです。風船は、100円ショップですぐに手に入れることができるため、雨の日の室内遊びにもぴったり。今回は、保育に取り入れる際の風船遊びのねらいや年齢別の遊び方についてご紹介します。
■目次
風船遊びとは、膨らませた風船をボールのように投げたり蹴ったりつかんだり、感触を楽しむ遊びです。
遊びのバリエーションは幅広く、感触遊びや運動遊び、工作などさまざまな方法で遊ぶことができます。
そのため、子ども達は飽きることがないでしょう。
独特の触り心地が気持ちよく、0歳児から遊ぶことができる風船遊びには、メリットがたくさんあります。
安価ですぐに手に入れることができるため、雨の日の室内遊びにおすすめです。
保育園で風船遊びをするねらいは、以下の点があげられます。
●風船のカラフルな色で、色彩感覚を養う
●風船の不規則な動きから動体視力を鍛え、追視を養う
●風船を叩いたり持ったりしたときの感触の違い、変化を知る
●風船を使って、保育士やお友達とのコミュニケーションを楽しむ
風船は、カラフルなものが多いことから、子どもの色彩感覚を養うことができるでしょう。
また、風船のつるっとした見た目やふわふわとした感触、触れたときのキュッとなる音などは五感を養うことにつながります。
加えて、風船を膨らます前の状態から、膨らむ様子を見せれば、なぜ大きくなるのかと不思議に感じ、子どもの興味を掻き立てることができるかもしれません。
小さい手のひらサイズの風船や大きいサイズの風船を、ビニールプールの中にたくさんいれて作るバルーンプール。
ビニールプールの中に入れずに、お部屋に転がしているだけでも子どもは大喜びです。
ただし、あまりに多く入れてしまうと、歩き始めやお座りしちゃう子どもが見えなくなってしまい危険なため、風船の量は調整しましょう。
●風船
●ビニールプール
❶風船を膨らませる
❷ビニールプールの中に敷き詰める
風船と圧縮袋を使って、公園にあるようなエアートランポリンを再現することができます。
圧縮袋は100円ショップでも手に入れることができます。
大人が寄りかかっても問題ないほど、丈夫な風船マット。
風船の上で軽くポンポンと跳ねることができるため、子ども達は喜んでくれるでしょう。
●風船 20個ほど
●圧縮袋
●掃除機
❶できるだけすべての大きさが均等になるよう、風船を膨らませる
❷膨らませた風船を、マットのように圧縮袋に入れる
(なるべく隙間をあけず、パンパンになるように風船を入れる)
❸掃除機で圧縮袋の空気を抜く
❹風船マットの完成
子ども達が届くギリギリの高さに風船を吊るす風船タッチ。
子ども達は夢中になって、風船をタッチしようとジャンプします。
室内でも十分に体を動かすことができる遊びです。
吊るす場所がない場合は、保育士が持つだけでもOKです。
●風船
●すずらんテープ
●ガムテープ
❶風船を膨らませる
❷風船の結び目にすずらんテープを結びつける
(すずらんテープの長さは、遊びやすい長さに調節する)
❸保育室の天井や壁からテープで吊るして完成
風船を使った簡単工作遊びです。
風船にゴムをくっつけて、跳ね返ってくる風船をヨーヨーのようにして遊びます。
風船をビニールテープで補強する際は、保育士がやってあげるとよいでしょう。
●風船 1個
●輪ゴム 3本
●ビニールテープ
●折り紙
❶風船を膨らませる
❷風船にビニールテープを巻いて補強する
(結び目にもしっかりとテープを張る)
❸3本の輪ゴム同士をつなぎ合わせる
❹3の輪ゴムの片側に、指が入るくらいの輪っかを作る
❺風船にビニールテープで輪ゴムをつけて完成
2人組で協力しながら風船を運ぶ、チーム戦のリレーです。
うちわではさんだり、体ではさんだりと、アレンジを加えればどんどん難易度が上がっていきます。
4人で持った新聞紙の上に風船を乗せる運び方もできるため、大人数で遊ぶのにおすすめです。
●風船
●うちわや新聞紙など、運ぶのに使えそうなもの
●折り返し地点用のコーン
❶チームに分かれて2列になる
❷スタート地点と折り返し点を決める
❸先頭の2人に風船を渡してスタート
❹風船を運んで、折り返し地点をまわる
❺スタート地点まで戻ってきたら、次の子達に風船を渡して交代
❻途中で風船を落とした場合は、拾いに行き落としたところから再開
風船と小麦粉を使って、もちもちな感触がくせになるスクイーズ(低反発の粘土のようなおもちゃ)を作ることができます。
不思議な感触で、子ども達も喜んでにぎにぎすることでしょう。
ちょっとした工作にぴったりです。
●風船
●小麦粉
●ペットボトル(500ml)
●カッター
●竹串
●ティッシュ
❶ペットボトルの上1/3程をカットし、じょうごを作る
(ペットボトルの飲み口側を使います)
❷風船をよく伸ばした後、ペットボトルの口に風船を取り付ける
❸じょうごに小麦粉を入れていく
❹じょうごの小麦粉をティッシュで集めながら、風船に落とし入れていく
(このとき、抜けない程度に風船を引っ張って伸ばします)
❺ペットボトルから優しく風船の口を外して、結んで閉じたら完成
膨らませる前の風船は小さいため、子どもは口の中へ入れたりなめてしまう可能性があります。
風船を口に入れてしまうと、窒息など命に関わる危険もあるため、しぼんだ風船は子どもの手の届かない場所へ置きましょう。
風船が割れた際は、その破片をすぐに片づけるようにすることも大切です。
パンパンに風船を膨らませてしまうと、衝撃がかかった際、すぐに割れてしまいます。
また、その破片が子どものケガにつながる恐れがあります。
そのため、膨らませる際は少しゆとりを持たせるようにしておきましょう。
特に、保育室のいたるところに風船を転がしておく場合、誤って風船を踏んでしまい転倒してしまう可能性があります。
子どもが大きく遊びまわっても問題がないよう、広いスペースを確保して遊ぶようにしましょう。
また、子どもからは目を離さないことが大切です。
より安全に配慮するために、事前に安全マットなどを敷いておくことをおすすめします。
0歳児から安心して、遊ぶことができる風船遊び。
遊びのバリエーションは幅広く、感触遊びや運動遊び、工作をして楽しむことができます。
風船は、100円ショップで簡単に手に入れることができるため、急な雨の日の室内遊びにおすすめです。
風船遊びを保育に取り入れて、遊びのレパートリーを増やしてみましょう。
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