お役立ち情報
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感触や音、工作を楽しむ新聞遊び。安全な素材でできているため、保育園の0〜2歳児の乳児クラスでも安心して遊べます。身近にあるもののため、すぐに導入できるという点もポイント。工夫次第で遊び方は無限に広がります。今回は、保育園で新聞遊びを行うねらいや、年齢別のおすすめの遊び方、注意点について解説します。
いらなくなった新聞紙を思い思いに丸めたり、裂いたりしながら、その感触や変化、音を楽しめる遊びです。
新聞紙は柔らかい素材で安全であるため、0歳児〜2歳児の乳児クラスでも安心して遊べます。
雨の日の室内でも楽しめ、工夫次第でさまざまな遊びを生みだせることが、新聞遊びの特徴です。
保育園で新聞遊びをするねらいは以下の点があげられます。
●紙を丸めたり裂いたり…手・指先の感覚を養う
●紙を裂く感触や音など、五感を使って遊ぶ
●紙でいろいろな形に変えることで、発想力・想像力を高める
●先生やお友達と新聞紙の面白さを共有できる
丸めるときは「ぐしゃぐしゃ」、裂くときは「びりびり」と擬音を使いながら遊ぶと、子ども達は新聞紙特有の音に注目して楽しんでくれるでしょう。
まずはじめに、ボールのように新聞紙をぐしゃぐしゃと丸めてみましょう。
新聞紙を丸める手の動きは、手を開いたり閉じたりする運動の力を高めることができ、新聞紙に触れることで、感触を知ることができます。
また、事前に小さいサイズにカットしておくと、丸めることが難しい子ども達でも簡単に遊べるでしょう。
普段、新聞紙を「裂く」ということは思う存分できないものです。
子ども達の前で保育士が大胆に「びりびり」と新聞紙を裂けば、子ども達はきっと楽しい気持ちになるでしょう。
未満児の場合は、事前に切れ目を入れておいてあげると、大きい新聞紙ではうまく裂けない場合でも裂きやすくなります。
新聞紙は変幻自在のため、子ども達は思うがままに形づくりを行えます。
びりびりに裂いた新聞紙をすずらんテープに貼り付けてカーテンにしたり、小さく丸めて空き箱にいれて楽器にしたり…身近にある空き箱や段ボール、ペットボトルなどを駆使することで、遊び方は無限に広がります。
細かくちぎった新聞紙を雨に見立ててぱらぱらと降らせます。
保育士が「あめがふってきたよ〜」と上から降らせてあげると、子ども達は喜んでくれるでしょう。
あたっても痛くないため、ケガの心配をせずに遊べます。
また、傘に見立てた新聞紙を大きく広げて頭にかぶせたり、落ちる紙をあおいでふわふわと浮かせると、不思議な紙の動きに喜んでくれる子ども達もいるでしょう。
〈準備するもの〉
〈作り方〉
❶子ども達と一緒に新聞紙を細かくちぎる
❷保育士が雨のように上からぱらぱらと新聞紙を降らせる
紙鉄砲を持った手を大きく振りかざすと、「パンッ!」と大きな音がなるという紙工作。
作り方もシンプルなため、2〜3歳児でも簡単に楽しめます。
子ども達と作り始める前に、完成した見本を見せて遊び方を伝えるといいでしょう。
〈準備するもの〉
〈作り方〉
❶新聞紙を下から上に半分に折る
❷四つ角を内側に折り込む
❸半分に折る
❹さらに半分に折る
❺中を開いて潰すように折る
❻反対側も同様に折る
❼最後に半分に折って完成
子ども達と一緒に新聞紙を丸めてボールを作り、イラストや風船、ペットボトルなどの的に向かって投げるゲームも子ども達は楽しんでくれるでしょう。
ペットボトルや段ボール、画用紙に穴をあけたり点数を書いた得点盤を用意するとより一層楽しめます。
また、ボールを投げる練習にもなります。
<準備するもの>
〈作り方〉
❶子ども達と一緒に新聞紙でボールを作る
❷的や得点盤になるものを、画用紙やペットボトルで作る
新聞紙を使って両足で楽しくジャンプする遊び。
雨の日でもちょっとした運動になるため、子ども達も元気よく遊べます。
両足ジャンプが難しい子どもの場合は、手を繋いで補助をしてあげると安心です。
また、ジャンプの着地が滑りやすい場合は、下にマットを敷いて遊ぶことをおすすめします。
〈準備するもの〉
〈作り方〉
❶新聞紙を半分に折り、端から丸めていく
❷セロハンテープでとめて、棒を作る
❸床に置いたり、保育士が棒を持って床から低い位置で浮かせたりする。
子どもたちは棒を踏まないように両足でジャンプして飛び越える。
引っ張るとふさふさが増えていく不思議な工作遊び。
簡単な仕掛けで何度も楽しめるため、子ども達も喜んで遊んでくれるでしょう。
子ども達と作り始める前に保育士が見本を見せると、不思議な仕組みについて最初は「なんでだろう?」と思っていた子ども達も、工作に取り組んでいくうちに「こういうことだったんだ!」と理解しより楽しんでくれます。
〈準備するもの〉
〈作り方〉
❶新聞紙を棒状に丸める
❷半分を数か所セロハンテープでとめる
❸テープでとめていないほうの先から10cmほどの箇所に、4本の切り込みをいれる。
❹切り込みの1番内側の新聞紙を引っ張ると、するする伸びていきます。
新聞紙はだ液ですぐに溶けてしまうため、特に未満児の場合は、注意が必要です。
保育士の目の行き届かない場所で誤飲が起こらないよう、子どもから目を離さないようにしましょう。
新聞紙はインクで文字を印字しているため、遊び終わった後は手が汚れてしまいます。
汚れたままの手で次の事に進まないよう、しっかりと手を洗うことを忘れないようにしましょう。
新聞紙を床に広げる場合、滑りやすくなってしまうため、遊ぶ際は事前に安全対策を考えましょう。
1歳児、2歳児が遊ぶ際は、周囲のものをあらかじめ片づけておいたり、子どもが走り回って転ばないようマットを敷いておくなどの配慮が大切です。
新聞紙を思うがままに裂いたり丸めたりしながら、その感触や変化、音を楽しめる遊び。
雨の日の室内でも楽しめ、工夫次第でさまざまな遊びができます。
子ども達の思うがままの発想力と想像力で、新聞紙を変幻自在に活用し、安全に楽しみましょう。
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