お役立ち情報
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泡遊びは子ども達が楽しめる感触遊びの1つです。手につく泡の感触は子ども達にとって、とても不思議なものでしょう。ただ泡で遊ぶのもいいですが、もっと泡遊びを保育の中に取り入れたいと思っている保育士さんもいるかもしれません。そこで今回は、保育園で楽しめる泡遊びのアイデアや保育に泡遊びを取り入れるねらい、注意点について紹介していきます。
■目次
泡遊びは、石鹸を泡立てたり、絵の具で色をつけたり、息を吹きかけて飛ばしたり…泡の不思議な感触を楽しむ遊びです。
乳児から楽しめる遊びであり、1歳児クラス、2歳児クラスにとても人気です。
泡立て器や絵の具、紙コップなど、身近なものを活用して楽しむことができます。
保育園で泡遊びを行うねらいは以下の点があげられます。
●泡の感触や、飛んでいく様子など心地よい感覚を楽しむ
●泡ができる過程や、触れると消える、など泡特有の不思議さや性質を学ぶ
●泡を握ってみたり、割れる音を聞いたり、目で追いかけてみたり…
五感を存分に使って、想像力や思考力を高める
●先生やお友達と泡の面白さを共有しながら遊ぶ
泡を使って食べ物や動物などに見立てる形づくりを通して、子ども達の創作意欲を育む効果もあります。
「これを握ってみたらどうなるだろう?」「どうしたら泡がたくさんできるだろう?」という子どもならではの好奇心を刺激し、その面白さにも気づけるため子ども達も大喜びでしょう。
実際に、子ども達に泡遊びを楽しんでもらえる基本的な遊び方を紹介していきます。
泡立てるといっても、石鹸なのか、ハンドソープなのか、道具の使用はどうするのかによって遊び方は全くことなります。
水だと手が冷えてしまう可能性があるため、40度前後のぬるま湯を使用することをおすすめします。
様子をみて保育士と交代するといいかもしれません。
泡がたくさんできたら、泡に触れてみましょう。
「泡に触れてみるとどう感じるかな?」と子どもに泡の感触を楽しんでもらいます。
まだうまく言葉が出ない子どもの場合は、「もこもこしているね。」「シャボン玉みたいにふわふわ飛んで行っちゃった!」と代弁してあげて一緒に楽しみましょう。
手で触れるだけではなく、腕につけたり、透明な紙コップに入れたりして、泡がどのように変化するのか子ども達に声かけしてみてください。
白い泡の感触を楽しんだあとは、絵の具を少量の泡の中に混ぜていろいろな色で色付けしてみるのもいいですね。
「どの色が好きかな?」「たくさんの色がいっぱい!虹みたいだね!」というように声かけして、子ども達からの反応を見ながら進めていきましょう。
未満児の場合は、泡の感触を楽しんだり、泡を食べ物や人形に見立てて遊んだりするのが得意です。
そのため、シャボン玉のように遊んだり、ごっこ遊びを一緒に楽しんであげることをおすすめします。
以上児の場合は、泡の特性を活かした遊びをすると楽しんでくれるでしょう。
ここでは、以上児クラス向けに泡遊びのアイデアを3つご紹介します。
勢いよくペットボトルから泡が飛び出す不思議装置です。
<準備するもの>
<作り方>
❶最初にペットボトルに水と洗剤を入れてシャボン玉の液を作っておきます。
❷重曹を入れて重炭酸ソーダを作りましょう。
❸さらに、酢を投入すると泡が噴出します。
❹ボールをペットボトルの下に置いて、あふれた泡を受け止めることができるようにしましょう。
<ポイント>
子ども達に遊んでもらう前に、まずは保育士がお手本を見せましょう。
色を付けておくととてもきれいなため、子ども達は喜びます。
泡を噴出させるタイミングなど、子ども達の反応を見ながらできるように練習しておきましょう。
シャボン玉はすぐにパッとなくなってしまうため、割れにくいシャボン玉をつくってみるのも面白いでしょう。
<準備するもの>
<作り方>
❶紙コップに水と中性洗剤、洗濯のりを入れて割りばしを使って混ぜ合わせます。
❷ストローの先端に1cm程度の切り込みをいれ、広げておきます。
❸ストローの先端に液を付けてゆっくり吹きましょう。
<ポイント>
実際に行うときは、事前に分量を量って準備しておくといいでしょう。
割れにくいシャボン玉を作って、どのように遊ぶか子ども達と考えるのも楽しいですね。
大きな模造紙に、泡で自由に絵を描くと幻想的な絵が完成します。
<準備するもの>
<作り方>
❶紙皿にシャボン玉液を適量と、好きな色の絵の具を少量入れかき混ぜておきます。
❷画用紙に向かってシャボン玉を吹いたり、シャボン玉液の泡を直接つけたりして自由に遊びます。
<ポイント>
子ども達の自由な発想を大切にするために、保育士は子ども達を見守ってあげましょう。
どうやって書いていいのか分からないという子ども達のために、見本を準備しておくといいですね。
泡遊びは、乳児期からできるとても面白い遊びですが、注意しなければいけない点もあります。
未満児の場合は、特に注意が必要です。
泡を口に入れてみたり、泡がついた手で目をこすったりしないように、保育士は子どもから決して目を離さないようにしましょう。
シャボン玉は吹くものですが、まれに吸い込んでしまう子もいます。
最初はシャボン液を使用せずに、ストローを使って吹く練習をしてみましょう。
着色した泡で遊ぶ場合は、洋服が汚れてしまうため、汚れてもいい服を着用してもらうと安心です。
事前に保護者に、どのような遊びをするのかおたよりで連絡して協力を仰ぐようにしてください。
泡遊びは乳児期から楽しめる感触遊びの1つです。
未満児クラス、以上児クラスとねらいをそれぞれ設定して、月齢にあった遊びをするようにしましょう。
泡遊び中は、決して子どもから目を離さず、誤飲などの事故に注意してくださいね。
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