お役立ち情報
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保育士の転職活動における保育園見学はぜひ参加してもらいたいことであり、その際の電話のマナーにおいては注意が必要です。ですが、転職を検討する保育士の中には、電話をかけるタイミングや時間帯に迷う方もいるでしょう。今回は、転職する際の園見学のメリットや園見学を申し込む際の電話のかけ方について解説します。
■目次
園見学は、保育士の転職活動を成功させるための有効な手段です。
園見学の目的は、保育園の実態を知ることです。
園内の雰囲気やそこで働いている保育士の様子などは、実際に足を運ばなければ知ることができません。
園見学をすることで、応募前に自分が気になることを確認でき、転職活動の失敗を避けることにつながります。
以下では、園見学のメリットを紹介します。
園庭の広さや保育室の環境整備などの雰囲気は、保育園によってさまざまです。
実際に保育園に行くことで、インターネットやパンフレット等では分からない細かな部分や雰囲気がよく分かります。
「あれ?思っていたのと違うな」といった、自分が感じていた部分との相違点にも気づくことができるかもしれません。
実際に園長先生とお話すると「厳しそうだな」「保育士の話をよく聞いてくれるな」など雰囲気がよく分かります。
また、他にも、仕事の服装や働いている保育士の雰囲気も知ることができます。
保育士同士の関係性についても見られるため、しっかりとチェックしておきましょう。
実際に働いてみないと分からないことも多いですが、園見学を通して、大まかな保育の進め方が分かります。
例えば、外遊び中心だったり、人懐っこい子どもが多かったりなど、自分のやりたい保育であるかどうかを確認することができるでしょう。
保育方針や仕事内容といった部分は、転職後に「合わない…」と思うことがないよう、重点的に見ておくことをおすすめします。
以下では、園見学の申し込みで電話をかける際のポイントを紹介します。
園見学を希望する日にちの1〜2ヶ月前くらいに、電話をかけることをおすすめします。
ただし、運動会や卒園式などがある月に電話をかけるのは避けましょう。
保育園側は、10月もしくは11月頃に今年度の退職者の希望を聞く園が多く、それ以降に来年度の採用枠を考えます。
そのため、それ以前の園見学では、来年度の採用枠があるか不確定の場合もありますが、秋以降に園見学を希望すると、忙しくさせてしまう恐れがあります。
時期としては、5月〜8月頃に園見学の申し込みの連絡をするのが良いでしょう。
早めに園見学を済ませて、採用枠があるかの連絡を待つ方が賢明な判断といえます。
ベストな時間帯は子ども達がお昼寝をしている13時〜14時半頃です。
子ども達が登園してクラスの出席確認ができる10時頃までと、降園でバタバタし始める15時以降は避けましょう。
保育園は急病の子どもが出たり、さまざまな行事があったりと、落ち着いている時間帯を予想しにくいです。
電話をかけた際に忙しい様子が見られた場合は、また改めてかけ直しましょう。
覇気を持って、ゆっくり丁寧に話しましょう。
顔が見えない分、声の印象は自分が想像している以上に大切です。
元気がないと、やる気がないと捉えられてしまいます。
申し込みをしている時点から、良い第一印象を心がけておきましょう。
園見学が可能な場合、以下の点を確認するようにしましょう。
また、必ず手元にはペンとメモ帳を用意し、聞き漏れがないよう復唱しながら、メモを取ることが大切です。
他にも気になることやあらかじめ確認しておきたいことがある場合は、事前にメモをしておくと安心です。
●園見学の日時
●当日の持ち物
●当日の訪問方法(どこから入れば良いのかなど…)
園見学に行く前に準備しておくべきことは、以下の通りです。
その保育園の保育方針について細かく覚える必要はありませんが、最低限「挨拶を大切にしている」「仏教の教えを大切にしている」などは把握しておきましょう。
また、求人情報においては、自分が求めている条件に合っているかも今一度確認することが大切です。
多少条件が合わなくても、直接お話をする中で、思っていることと違ったということがあるかもしれません。
そのため、あらかじめ譲れる範囲、譲れない範囲を考えておくと良いでしょう。
不安な点や気になる点ががある場合は、あらかじめノートにまとめておきましょう。
ただし、求人票やインターネットに答えがあるような質問をすることはNGです。
例えば、保育方針や勤務条件など、調べれば分かることを質問してしまうとやる気がないと見なされてしまいます。
反対に、保育方針の1文から「○○とはどのような意味なんですか?」といった掘り下げる質問は、アピールにつながります。
基本的にはスーツやジャケットなど、少々カチっとしたフォーマルな服装が望ましいです。
ただし、保育園によってはスーツ以外を指定されることもあります。
その場合は、清潔感のある服装で参加しましょう。
また、女性の場合、ネイルやアクセサリー、香水、派手なメイクはNGです。
長い髪はまとめて清潔感のあるように整え、メイクはナチュラルにしましょう。
園見学に持っていくべき持ち物は、以下の通りです。
挙げたもの以外にも、電話で連絡した際に持ってくるよう言われたものがある場合は、用意しましょう。
❶筆記用具
❷スケジュール帳
❸A4サイズのクリアファイル
❹質問したいことをまとめたメモ
❺上履き/スリッパ
園見学当日の注意点は、以下の通りです。
前日に持ち物の準備を済ませ、約束の15分前には園付近に到着するようにしましょう。
身だしなみを整え、5分前にインターフォンを押します。
コートやマフラーなどを身につけている場合は、事前に手に持っておきましょう。
靴を脱ぐときは、一旦脱いでから相手にお尻を向けないように靴の向きを反対にします。
指示がなければ靴は端に置きましょう。
お尻を向けて靴を脱ぐのはマナーに反するため、注意が必要です。
また、室内に出入りする際の「失礼いたします」「失礼しました」の挨拶や、案内された後は相手が来られて指示があるまで立って待つなど、最低限のマナーを心掛けることが大切です。
相手に「失礼だ」と感じさせるような言動には、十分注意しましょう。
うっかり忘れがちなのが、スマートフォンの電源の切り忘れです。
途中で音や振動が鳴ってしまうと、相手にも気を遣わせてしまいます。
サイレントモードまたは電源を切るようにしましょう。
園見学後にすべき対応については、以下の通りです。
園見学が終わってから改めて考えてみると、その園が合うか合わないかが大体分かるようになっています。
勤務条件を始め、保育方針や職場環境、人間関係など、長く勤められそうか改めて振り返って考えてみましょう。
もしも合わないと感じた場合は、応募はせず、他の保育園の園見学に参加することをおすすめします。
反対に、やはりその保育園で働きたいと感じた場合は、求人に応募し、次のステップへの準備を進めましょう。
「ぜひ採用して頂きたい」という場合は、園見学後に早めにお礼状を作成して出しましょう。
お礼状を書く際は、縦書きの便箋に、黒のボールペンで書くのが基本です。
お礼状に書くべきことと例文は、以下の通りです。
園見学に参加することは、不安や緊張でいっぱいでしょう。
数をこなして慣れていくのも一つの手です。
そこで出会った子ども達や保育士との出会いも大切にしてください。
これから自分が楽しく働いていくために、リラックスして園見学に臨みましょう。
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