保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法

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保育士が持つ保育観は、保育士一人ひとり異なります。保育士の中には、自分の保育観が分からない方や保育観が合わず悩む方もいるでしょう。保育をするとき、自分なら何を大切にするかを今一度考えてみましょう。今回は、保育士の保育観に関する具体例や保育観が合わないときの対処法について解説します。

保育士の保育観とは?

保育観とは、子どもを保育するうえで大切にしたい価値観を指します。

「子ども観」とも呼ばれ、保育の根っこともなるものだと認識しておくと良いでしょう。

保育観は、経験や生活によって培われ、保育士一人ひとり異なります。

つまり、保育士の数だけ保育観があるといっても過言ではないのです。

保育観の具体例

保育観の具体例については、以下の通りです。

自分の保育観がよく分からない、まだ定まっていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「子どもが主体」で考えて行動

保育士という仕事は、子どもの命を預かる責任が重い仕事です。

「子どもを第一に考えるのは当たり前」と思う人もいるかもしれませんが、保育士の仕事量は多く、また集団生活という環境では一人ひとりと向き合うことが難しくもあります。

大変な状況であっても、この保育観を持つことにより、子どもからの自主的な行動を見逃さずに褒めてあげたり、子どもが楽しんでいるときは一緒になって楽しむことを意識できるようになります。

対話を大切にする

保育士は、子どもはもちろん同じ職場の保育士、保護者との対話が必要不可欠です。

他の保育士との対話は、職場の雰囲気や環境に影響します。

対話が不足している場合、どんなに職場の環境設定が良くても、落ち着ける場所にはなりません。

また保護者との対話は、信頼関係を築くうえでも非常に重要です。

他の保育士や保護者との連携が子どもにとっての良い保育につながるため、対話に関連した保育観は大切といえます。

子どもが安心して生活ができる

保護者と離れて1日の大半を保育園で過ごす子ども達。

そのため、子ども達が不安や寂しさを感じることなく安心して生活を送れるような環境を作りたいといった保育観を持つ保育士も少なくありません。

子どもが快適な保育園生活を送るには、子ども一人ひとりに合った保育を行うことはもちろん、保護者の代わりとして安心や信頼できるような存在になることが大切です。

保育観が合わないとどうなる?

保育観は人それぞれであり、正解はありません。

そのため同じ職場の保育士と保育観が合わなかったり、勤めている保育園と方針が合わないなんてことは「保育士あるある」ともいえます。

しかし保育観が合わないと自分がしたいと思う保育ができず「保育が楽しくない」「仕事をしていて辛い」「保育士を辞めたい」と感じる原因になることも…。

中には保育観の話し合いで、先輩保育士から「でも…」「だから…」と否定されてしまう保育士も少なくありません。

実際に保育観の違いから退職に至るケースも多いようです。

保育観が合わないときの対処法

保育観が合わないときの対処法については、以下の通りです。

他の保育士の保育観を理解する

まずは他の保育士の保育観を理解してすることから始めましょう。

前述でも述べた通り、保育士の保育観は、経験や生活から培われます。

「なぜその保育観なのか」と疑問に思った場合は、実際に本人に聞いてみるのも良いでしょう。

「そういう考えもあったのか!」と新たな発見にもつながる他、お互いを知るきっかけともなり、保育園内の人間関係の良好にもつながるかもしれません。

話し合う

保育観が違ったとしても保育士である以上、”子どもが第一”という共通認識を持っています。

子どもの遊び方や危険行動などについて、援助や声かけの方法について話し合いの機会を作ることが大切です。

お互いの保育観や意見を伝えることで妥協案を見つけたり、相手の保育観で取り入れられる部分は積極的に取り入れたりしてみましょう。

保育士同士で歩み寄ることでより良い保育につながるかもしれません。

転職を検討する

話し合いをしたり、歩み寄ってみたけど解決できなかった、という場合は転職を検討してみるのも対処法の一つです。

保育観や保育園の方針が合わないからといって、自身の保育観を無理に変える必要はありません。

転職活動において、きちんと保育園の方針を確認することで自分に合った保育園を見つけることができるでしょう。

その場合は、保育園見学はもちろん可能であれば実習をさせてもらうことをおすすめします。

アドバイザーに相談する

 

まとめ

保育士の保育観は、経験や生活から培われます。

保育士一人ひとり異なることから、保育観の違いに悩みを抱える保育士は少なくありません。

転職を検討する場合は、自分に合った保育園を見つけることが非常に重要です。

自分の保育観を大切にしながら、子どもと向き合っていってくださいね。

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