保育園で衣替えの準備をしよう!子どもや保護者へ伝える方法

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毎年当たり前のようになっている保育園での衣替え。季節の変わり目になると、おたよりを通して保護者へ衣替えのお願いをする保育園がほとんどでしょう。あわせて子ども達に衣替えについて説明してあげれば、興味を持ってもらえるかもしれません。今回は、保育園での衣替えを子どもや保護者へ伝える方法について解説します。

衣替えとは?

衣替えとは、季節の変わり目に、その季節に応じた衣類などに替える習慣のことを指します。

特に夏や冬に行われ、クローゼットの中を季節ごとに整理整頓するという人も多いのではないでしょうか?

衣替えには、ただ単に衣類を入れ替えるだけでなく、その季節には着られなくなくなってしまう服を綺麗な状態に保つメンテナンスといった意味合いも含まれます。

お世話になった服を洗濯やクリーニングに出し、1年後に再び気持ちよく袖を通せるようにするための役割もあるのです。

衣替えの由来

衣替えは、元々中国の風習であったものが宮中行事として、平安時代の日本に伝わったとされています。

当時は「更衣(こうい)」と呼ばれ、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていたことを指していました。

しかし「更衣」という言葉は、天皇の衣替えを行う女官の役職名としても使用されていたため、混乱を避けるために現在の「衣替え」という呼び方に変化したとされています。

衣替えを始める時期

衣替えは、一般的に以下の時期が衣替えを始めるタイミングとして定着しています。

夏服への衣替え…6月1日

冬服への衣替え…10月1日

制服などがある場合は、上記のように時期が決められています。

ですが、地域によって気温差があるため、北海道などの寒い地域では6月15日・9月15日、南西諸島などの暖かい地域では5月1日・11月1日と、多少異なります。

また、日本の気候も年々変化していることから、その時期の最高気温によって衣替えを始めるタイミングを判断するのが望ましいです。

具体的な目安は、以下の通りです。

  • 最高気温15〜20℃…春服/秋服へ衣替え
  • 最高気温22℃以上…夏服へ衣替え
  • 最高気温15℃以下…冬服へ衣替え

保育園で衣替えをするねらい

保育園で衣替えをするねらいは、以下の通りです。

季節や気温に応じて、適切な衣服を選べるようになる

衣服を大切にする心を養う

子どもの体温調節をサポートする

日本には四季があり、気候や天気が移り変わりするため、季節に応じて衣替えをするということは身近な習慣とも言えます。

暑い季節には涼しい服装を、寒い季節には温かい服装を、というような衣服の切り替えを小さい頃から行うことで、季節に応じた装いができるようになるでしょう。

その季節に着られなくなってしまった衣服についても、どうしたら良いのか子ども達と話し合って考える機会を作ると良いでしょう。

また次に気持ちよく着られるよう、着た衣服はきちんと洗濯をして綺麗に整理整頓するということも伝えられると良いですね。

加えて、季節に応じた衣服を選ぶことは、適切な体温調節をすることにもつながります。

おたよりなどを通じて保護者へ衣替えのお知らせを行い、体温調節がしやすい服装を心がけるようお願いしましょう。

衣替えを子ども達に分かりやすく説明する方法

衣替えを子ども達に分かりやすく説明する方法については、以下の通りです。

人形やペープサートを用いる

着せ替えができる人形や手作りのペープサートを用いて、季節に応じた衣服の組み合わせを教えてあげるのはいかがでしょうか?

実際にどのような衣服を着れば良いのかが目で見て分かるため、子ども達も理解がしやすいでしょう。

「暑い日は何を着たらいいかな?」「どれを着たら暖かくなるかな?」とさまざまな衣服のパターンを用意し、子ども達に声かけをしながら進めていくのがおすすめです。

衣服に対して興味を持てるような働きかけを行いましょう。

衣替えに関するクイズを出す

子ども達が衣替えに関して理解を示し始めたら、クイズを出してみましょう。

子ども達も楽しく衣替えについて学ぶことができ、より一層理解も深まります。

<幼児クラスの場合>

Q:暑くなってきたら、袖が長い服と袖が短い服のどちらを着るかな?【A:短い服】

Q:マフラーや手袋は、暑い季節と寒い季節のどちらに使うもの?【A:寒い季節】

<年長クラスの場合>

Q:衣替えの「衣」は何のことでしょうか?【A:洋服】

Q:衣替えはどこの国から伝わったかな?【A:中国】

衣替えを保護者へお願いするためのおたより文例

保育園で衣替えを始める際は、保護者へその旨お知らせをするおたよりを作成する保育園が多いようです。

具体的な服装を記載すると保護者の方もイメージしやすく、分かりやすいでしょう。

ここでは、衣替えを保護者へお願いするためのおたより文例を、以下の通り紹介します。

【夏】おたより文例
衣替えの季節を迎えました。
気温が上昇し、日によっては汗をかく日も多くなります。
保育園に置いてある洋服をご確認いただき、薄手の洋服や半袖、下着類の補充をお願いいたします。
【冬】おたより文例
もうすぐ10月に入り、冬服への衣替えの時期となります。
朝晩冷え込む日も多くなるため、長袖シャツやカーディガン、セーターなどの上着のご準備をお願いいたします。
また、お外で遊ぶと汗をかくこともあるため、上着の下に半袖を着るなど、調節しやすい服装が望ましいです。

まとめ

年に2回行われる衣替えは、四季がある日本において身近な習慣の一つでもあります。

自分の判断で体温調節ができない子どもにとって、衣替えはあまりピンとこないこともあるかもしれません。

子ども達に衣替えについて説明する際は、口頭だけでなく視覚からも訴えて伝えると理解が深まるでしょう。

また、おたよりを通して、保護者もイメージがしやすいようその季節に応じた適切な服装を伝えてあげることもポイントです。

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