【仕掛け絵本】年齢別!選び方やおすすめの絵本8選

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あっと驚いたり、感動したり、さまざまな仕掛けが楽しい仕掛け絵本を、保育に取り入れてみませんか?実は仕掛け絵本は、五感を刺激したり、感受性を育んだりと子どもの成長に良い効果をもたらします。ただし、年齢に合った絵本を選ぶことが大切です。今回は、仕掛け絵本の選び方やおすすめの絵本について紹介します。

子どもの成長に役立つ!仕掛け絵本ってなに?

仕掛け絵本とは、絵本の中に何かしらの仕掛けが施された絵本のこと<\span>をいいます。

ページを開くと絵が飛び出したり、引っ張ったりめくったりすると絵が変わったり、音が鳴ったり…仕掛けの種類は数多くあります。

ただ開いて読むだけでも楽しめますが、子どもの成長にとってもさまざまな効果を得ることができます。

例えば、仕掛け絵本には、触ったり、引っ張ったり、叩いたり、音を出したりといった五感を刺激する要素が存分に含まれています。

小さな子どもは、このような動作によって脳を刺激し、知的に発達していくのです。

他にも、仕掛け絵本を通じて感動や驚きを感じ、感受性を育んだり、仕掛けの不思議さから好奇心や創造力を育むことにつながります。

仕掛け絵本の選び方

仕掛け絵本を選ぶうえで一番チェックしておきたいことは、仕掛け絵本の対象年齢です。

強度や素材、安全性、テーマなど…絵本の対象年齢によって工夫されているポイントは異なります。

絵本の対象年齢が子どもの年齢と合っていないと、せっかくの仕掛けが壊されてしまったり、興味を持ってもらえない可能性もあります。

子ども達に楽しんでもらえるよう、対象年齢に合わせた仕掛け絵本を選びましょう。

以下では、年齢別にまとめた仕掛け絵本の選び方について紹介します。

0~1歳児

0〜1歳児向けの仕掛け本の選び方は、以下の通りです。

万が一口に入れてしまっても、安全であるもの

色合いや絵柄がはっきりとしたもの

音が鳴ったり、さまざまな触り心地のパーツが付いているもの

布素材で作られているもの

0〜1歳児は、まだ絵本に対する認識が低いため、口に入れてしまったり、乱暴に引っ張ったりしてしまう年齢です。

そのため、安全性を重視した仕掛け絵本であることが重要です。

また、話の内容が理解できなくても楽しむことができ、聴覚や視覚、触覚などを刺激するような絵本であれば、子どもの興味を搔き立てることができます。

2~3歳児

2〜3歳児向けの仕掛け本の選び方は、以下の通りです。

めくる・動かす・引っ張るなどの動作を行う仕掛けがあるもの

身近な生活がテーマになっているもの

物語にストーリー性があるもの

2〜3歳児は、理解できる語彙力が増え始め、自分の気持ちを言葉で表現できるようになってくる年齢です。

手先も器用になり、好奇心も旺盛になるため、めくったり、引っ張ったりといった、自分で動かす仕掛けがある仕掛け絵本がおすすめです。

自分で動かす度に「何が起こるんだろう」という想像力や観察力が刺激されるでしょう。

加えて、驚きや笑いなどの要素が含まれた絵本も興味が湧いて、夢中になってくれます。

4~5歳児

4〜5歳児向けの仕掛け本の選び方は、以下の通りです。

ストーリー性があり、人の気持ちを考えられるもの

細かい仕掛けが付いているもの

美しい色使いや細かい描写がされているもの

4〜5歳児は、身体も心も大きく成長し、感情表現ができるようになる年齢です。

ストーリーの理解も深まるため、そのストーリーと関連した仕掛けが付いている絵本であれば、子ども達も絵本の世界に引き込まれることでしょう。

また、ストーリーの内容は、次の展開が気になるものや少し怖いもの、より複雑なものがおすすめです。

加えて、手先が器用になるため、細かい仕掛けが付いているものが良いでしょう。

その仕掛けから「できた!」と達成感を感じられたり、「どうなっているのかな?」と思考力を育むことにもつながります。

0~1歳児におすすめの仕掛け絵本

絵本に合わせて一緒にやってみよう!『いないいないばああそび』

出典:amazon.co.jp

子犬のコロやひよこのびいちゃん、猫のミケ、怪獣…みんな「いないいないばあ遊び」が大好きです。
「いない、いない」と両手で顔を隠す動物達の両手を下に開くと「ばあ〜」。
最後に登場する、豚のお面を被った登場人物の正体は…?

この仕掛け絵本の特徴は、縦の見開きで迫力満点な「いないいないばあ」が描き出されていること。
リズミカルな表現に、子ども達も一緒に遊びたくなってしまうことでしょう。
目の部分に穴が開いているページもあるため、保育士の方も絵本の登場人物として「いないいないばあ」とやれば、子ども達も喜んでくれます。

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  • 著者:きむら ゆういち
  • 出版社:偕成社
  • 発売日:1989/2/1

触って遊んでみよう!『ふわふわだあれ?(NEWぴよちゃんとあそぼ!)』

出典:amazon.co.jp

ひよこのぴよちゃんや猫さん、犬さんのおしりや背中を触って、手触りを楽しめる絵本です。
楽しみながら、子どもの五感を育む効果があります。
「猫さんふわふわだね」「馬さんのしっぽはサラサラだね」と声掛けしながら、読み進めていきましょう。
さまざまな動物達が登場するため、動物への興味を掻き立てることにも役立ちます。

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  • 著者:いりやま さとし
  • 出版社:学研
  • 発売日:2016/7/26

2~3歳児におすすめの仕掛け絵本

バナナを見つけられるかな?『よこながきしゃぽっぽ』

出典:amazon.co.jp

ゴリラのバナナンが、機関車の中で大好きなバナナを失くしてしまいました。
そこで、みんなでバナナを探すことになったのですが、何しろこの機関車の後続は長い、長い。
みんなはバナナを見つけることができるのでしょうか?

この仕掛け絵本の魅力は、何と言っても開くと3メートルにもなる大迫力の機関車です。
普通の絵本のようにページをめくりながら進めていくのも良いですが、長く伸ばして「シュッシュポッポ」と機関車ごっこをするのもおすすめです。
子ども達に合わせてさまざまな楽しみ方ができ、飽きずに楽しむことができます。

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  • 著者:リチャード・スキャーリー
  • 出版社:大日本絵画
  • 発売日:1995/2/1

開いてびっくり!『ぼうしとったら』

出典:amazon.co.jp

カウボーイやコックさん、女の子の帽子の中はどうなっているのでしょうか?
キャラクターのイメージに合ったものが出てきたり、予想外のものが現れたりと、驚くこと間違いないなしです。

大人気「やさいさん」に続く、仕掛け絵本です。
「みんなは何があると思う?」と問いかけて、子ども達の予想を聞きながら進めていくのがおすすめです。
帽子の中の仕掛けはどれも面白いものばかりであるため、子どものみならず大人も一緒に楽しむことができます。

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  • 著者:tupera tupera
  • 出版社:学研
  • 発売日:2012/7/6

おままごと遊びとしてもおすすめ『フライパン』

出典:amazon.co.jp

「じゅー、パカッ」「ぴちぴち、ぱちぱち、パカッ」といったリズミカルな言葉に合わせて、仕掛けをめくると、色々な料理が現れる仕掛け絵本です。
フライパンを使って作るパンケーキや卵焼き、ベーコンエッグなどが実際に料理をしているかのような絵で描かれています。
料理中のオノマトペは楽しく感じられ、初めてのおままごと遊びにも役立ちます。

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  • 著者:きのした けい/moko
  • 出版社:コクヨ
  • 発売日:2007/9/1

4~5歳児におすすめの仕掛け絵本

何に変身するか分かるかな?『あかまるちゃんとくろまるちゃん』

出典:amazon.co.jp

あかまるちゃんとくろまるちゃんは、これから変身ごっこをします。
さて、何に変身するのか見てみましょう。
そして、最後は色々な色のまるちゃんが出てきて…?

ページの真ん中に丸い穴あきがある仕掛け絵本です。
食べ物や乗り物、動物など…ページをめくる度にさまざまなものに変身する様子を楽しむことができます。
「次は何に変身するんだろう」と子ども達もワクワクすることでしょう。カラフルな色使いも魅力的な一冊です。

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  • 著者:上野 与志/村松 カツ
  • 出版社:ひさかたチャイルド
  • 発売日:2018/4/2

どんなおやつができるかな?『きょうのおやつは』

出典:amazon.co.jp

おやつの準備を始めましょう。
まずはボウルに卵を割って、小麦粉、お砂糖、牛乳を入れて…
全部混ぜたら、熱いフライパンにじゅじゅじゅっと流し込んで…
ひっくりかえして今日のおやつの完成です。

絵本を直角に開いて、中をのぞき込むとお皿の乗ったテーブルが立体的に見えてくる不思議な仕掛け絵本です。
おやつを作る臨場感を楽しむことができ、子ども達もおやつの時間が待ち遠しくなってしまうかもしれませんね。

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  • 著者:わたなべ ちなつ
  • 出版社:福音館書店
  • 発売日:2014/10/10

怖いけど面白い!?『おばけやしき』

出典:amazon.co.jp

お化け屋敷の中を探検する仕掛け絵本です。
引っ張ると何かが現れたり、くるくる回すと絵が現れたり…ただ飛び出すだけではなく、さまざまな仕掛けが存分に盛り込まれているのがこの絵本の特徴です。
少し不気味で毒々しい色使いの絵は、実際にお化け屋敷に入ってしまったかのようなドキドキ、ワクワクといった気持ちを掻き立てます。
迫力満点の仕掛けに、子どもはもちろん、大人も楽しむことができる一冊です。

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  • 著者:ジャン・ピエンコフスキー
  • 出版社:大日本絵画
  • 発売日:2005/7/1

 

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