お役立ち情報
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保育士の質を高めるために、園内研修を取り入れている保育園は多いのではないでしょうか。業務改善で保育士の仕事の効率化を目指そうとされている今、決められた時間内でいかに意味のある研修にするかがポイントとなります。今回は、園内研修の効率的な進め方やテーマについて紹介します。
園内研修は、保育士の質を高めたり、園全体で一丸となってより良い保育ができるようにしたりするために行われます。
毎日大量な業務に追われる中で、わざわざ貴重な時間を割いて園内研修を行うのです。
全員が目的をしっかりと理解した上で、園内研修を開催するという体制を整えましょう。
保育を行っていると、悩むことも多いでしょう。
しかし、業務に追われて、悩みや困ったことを周囲に相談できずに流さざるを得ないのが保育士の現状です。
そういったことを、あえて園内研修で公開する場を設けることで保育士の悩みを解決したり、園全体でより良い取り組みをしていけるようになったりします。
外部からの情報を得たり、新しい遊びや保育の仕方を知ったりすることによって、スキルアップにつながります。
新人保育士に限らず、ベテラン保育士であっても、いつものやり方やこだわりにとらわれてしまい、新しい保育にチャレンジできないということもありますよね。
保育士は、常に刺激を受けて、学ぶ姿勢でいることが大切です。
自分のやり方を変えていくことを恐れずに、新しいことに挑戦していきましょう。
昔と今の保育では、たくさんの違いがあり、今の当たり前が通用しないことがあります。
昔に比べるとフルタイムで働く夫婦が増え、家庭で行ってきた子どもの身の回りのお世話などを保育園に任せる傾向になってきています。
そう言った状況に、他の保育園はどう対応しているのかなどを知ることで、保育園の古いしきたりから脱出することができ、新たな風を取り入れられる保育園になれるのです。
今では、保育園で予防接種をしたり、爪を切ってあげたりすることが当たり前となっている保育園もあります。
園内研修を進める方法は、大きく分けて4つあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
設定するテーマには、どの進め方が向いているのかを見極めて進めていくことが大切です。
効率的な進め方についても合わせて紹介します。
日常の保育の中での悩みや困ったことなどの具体的な事例を挙げ、他の先生との意見交換の場を設けます。
これは、一般的に行われる園内研修の方法です。
事前にまとめた意見を全職員に渡すことで、当日に発表したり意見を言ったりしやすくなります。
デメリットとしては、出てきた意見に対して、その保育園でのやり方でしか解決方法が見出せないことが挙げられます。
この場合は、問題提起する本人が、外部から情報を得て新しいやり方を当日に発表できると、より有意義な研修となるでしょう。
事前に学びたいテーマを募って、外部の講師を招き、保育園で研修を行ってもらいます。
自分たちで開催する訳ではないため、準備時間がかからず、多忙な保育士にとっては大きなメリットです。
また、その道の専門の人が来てくれるため、質の高い研修を受けることができます。
一方、デメリットとしては、費用が高く、いくら質の高い内容であっても自分の園とはやり方が合わない可能性があります。
加えて、高いお金を払ったにもかかわらず、求めていた内容と違ったと言うことも有りがちであるため、問い合わせ段階での念入りな調査が必要です。
月刊誌や保育関連商品を販売している企業などでは、研修を実施している所があります。
リトミックや目を惹くような遊び、発達障害の子どもに関することなど…
普段あまり触れることがなく興味深い題目がたくさん並んでいるため、一度チェックしてみることをおすすめします。
定期的に開催している所もあれば、夏の時期に集中している所もあります。
自分の興味のある研修に参加し、それを園内で発表する場を設けると、園内だけでは発見できなかった新しいことを伝えることができます。
デメリットとしては、費用がかかることが挙げられ、一人分でも一万円程はかかる所がほとんどです。
公開保育とは、外部から見学者を招き、日常の保育を見てもらう方法です。
その後に参加者全員で反省会を行い、自分の保育を見つめ直すことができます。
公立の保育園同士や系列の保育園内で行われますが、可能であれば魅力的に感じる園で行えるように計らうのも良いですね。
公開保育は、準備された保育となってしまったり、子どもたちや保育士が緊張して日常とは違った様子となってしまうことがあります。
しかし、準備する段階で、考えることが一つのプラスとなるでしょう。
園内研修をより良くするために、以下の大切なポイントを踏まえておくと良いでしょう。
受け身になって聞くだけでは、なかなか自分のものにならず、せっかくの園内研修が紙上のことだけで終わってしまいます。
意見を言える場を作ると言っても、全職員の前で自分の意見を言うことはなかなか難しいものです。
特に新人は、疑問や悩むことが人一倍多い時期ですが、果たしてそれを口にして良いことなのかと思い、ためらってしまうでしょう。
しかし、それを口に出すことは、長年いる保育士が初心に帰ることができる機会にもなります。
意見を言える雰囲気作りを普段から行っていくと共に、園内研修では少人数のグループを作るなどしていくと良いでしょう。
園内研修と聞くと、時間が取られるというイメージを持ちやすいです。
ただでさえ仕事量が多く、仕事に追われがちな毎日なのに園内研修があると憂鬱になってしまいます。
有意義な時間にするためにも、進め方やテーマを工夫し、「研修を受けてみたい!」と思ってもらえるような内容にすることが大切です。
園内研修の前後で職員全員に、どのようなテーマがいいかを聞き取りし、反映していくのも良いですね。
園内研修と言っても、奥が深いものです。
個人個人の取り組む姿勢次第で、園内研修が意味のあるものになるか、大きく変わってきます。
園内研修を実施するうえで、どういった内容でどう進めていくか考えることは非常に重要です。
忙しい毎日の貴重な時間を、無駄な時間にならないよう皆で工夫し、有意義な園内研修を行いましょう。
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