お役立ち情報
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保育士だけど、製作が苦手で悩んでいる……という方は意外に多いのではないでしょうか。保育士にとって、製作という作業は避けては通れない道です。どうせやるなら、楽しく作りたいですよね。そんな保育士に向けて今回は、製作物を作るうえで心がけたいポイントや、苦手意識を克服するコツをご紹介します。
■目次
保育園の園舎の中は、常に可愛らしい壁面や飾り物であふれています。
温もりが感じられるこれらの製作物は、すべて保育士の手作り。
保育園の雰囲気作りには欠かせないものです。
その反面、製作は時間がかかる大変な作業でもあります。
保育士が作る製作物にはどんなものがあるのでしょうか。
クラス内に飾る製作物には、子どもたちの名前や似顔絵、誕生日表、手作りのカレンダーなどがあります。
また、子どもたちが好きな動物や花、ハートなどの親しみが持てる飾りがあると、クラスの雰囲気が明るくなり、穏やかな空間づくりの手助けにもなるでしょう。
クラスの壁面飾りは、保育士が作成するだけでなく、子どもたちが作ったものを掲示することもあります。
一人ひとりの個性あふれる作品がクラスの壁を彩ることで、より一層空間を華やかに見せることができます。
>>>あわせて読みたい「保育士が壁面装飾をする意義とは?ポイントや注意点を紹介」
春には桜、梅雨にはカタツムリなど、それぞれの季節に合わせた製作物を、クラスの壁に飾ったり園内に装飾したりします。
子どもたちが季節を身近なものに感じ、親しむ機会にもなりますね。
季節の製作は流行り廃りが少ないため、毎年同じものを使い回すことも可能でしょう。
子どもたちが製作する物の例としては、画用紙や折り紙を使った簡単なものから、手作りおもちゃ、父母へのプレゼントなどがあります。
この製作遊びの見本も、保育士が準備します。
子どもたちが製作品をイメージしやすくなるだけでなく、保育士自身も作る工程を把握し、ポイントやコツを事前にチェックすることができます。
年齢にあわせて、いろんな素材を用意してあげると、子どもたちも楽しめるでしょう。
保育士の見本を見て、製作品が完成することへの期待感を持たせられるとよいですね。
次のような行事やイベントの際は、それにちなんだ製作を行います。
子どもたちも楽しみにしている大きなイベント。
普段よりも特別感があるものだけに、保育士も製作に力が入ることでしょう。
劇に使用するものや、大がかりな道具になってくると準備が大変になりますが、他の保育士同士で協力して取り組めれば楽しく作業できるでしょう。
毎月のお誕生日会では、手作りのメダルや冠、プレゼントなどを用意する保育園も多いでしょう。
年に一度しかない特別な日に保育士からもらうプレゼントは、子どもにとって、かけがえのない思い出になります。
それは保護者にとっても同じで、我が子がどんなお祝いをしてもらえるのか知りたいと思っているはずです。
一人ひとりに気持ちを込めて製作できるよう心がけたいですね。
製作が苦手な保育士に共通する悩みには、次のようなものがあります。
●手先が不器用
●細かい作業が苦手
●絵を描くのが苦手
●センスがないと思っている
このような固定観念にとらわれすぎると、製作することがますます苦しくなってしまいます。
不器用でも、絵が下手でも、今の時代はそれを乗り越えられる便利なものが多数存在しています。
自分の苦手分野を克服するのもよいですが、まずはなるべく作業時間を短くし、負担を減らす方法を考えてみてください。
製作スキルは、経験を重ねるうちに自然と身についていくものです。
その中で、段々と自分の力量が分かってきて、製作に対する判断力がついてくるでしょう。
まずは真似をする、これに尽きます。
センスやオリジナリティを追求しようとすると、余計に難しく感じてしまうものです。
先輩保育士の製作物を真似したり、保育雑誌やインターネット検索でピンと来たものを参考にしてみましょう。
イラストや型紙も、ネットからダウンロードできます。
自分が負担なく製作できそうなものをチョイスしてみてくださいね。
製作を子どもたちに手伝ってもらう、というのも一つの手です。
全部一人で作るよりも、誰かと協力して作った方が楽しいうえに効率的です。
画用紙を切ったり、折り紙を折ったりするなどの単純作業を、可能な範囲で任せてみましょう。
ときには子どもたちからユニークなアイデアをもらえるかもしれませんよ。
製作の効率をアップさせるために、便利アイテムを積極的に活用しましょう。
ホチキスやカッターなどはもちろん、クラフトパンチやシール、ギザギザばさみなど、製作にぴったりなツールは身近にたくさん存在しています。
100円ショップで手軽に購入できるものがほとんどです。道具からヒントを得て、製作アイデアを思いつくこともあります。
また、施設によっては、紙をまっすぐ切る裁断機や、花紙で飾りが簡単に折れる道具、ラミネーターなどがあるかもしれません。
これらは自分で所有することは難しいですが、あると非常に便利なアイテムです。
道具を駆使しながら、時間があるときにまとめて画用紙などを切っておくと、いつでも使えてよいでしょう。
特に丸の形はどんな製作でもよく使うため、さまざまな大きさや色で準備しておくと効率的です。
>>>あわせて読みたい「【保育士必見】製作準備がスムーズになる!おすすめ道具10選」
製作物は来園者や保護者の目にも留まるため、なるべく見栄えよく作りたいですよね。
以下のちょっとした工夫によって、センスのよい仕上がりに見せることができます。
●顔のパーツを重要視する
●色味を統一させる
作品の見栄えに大きく影響する要素として、目・鼻・口などの顔のパーツがあります。
目と目の間隔、鼻の位置、口の形など、どのように配置したら理想の顔になるのか、見本などを参考にしながらバランスに気をつけてみてください。
保育園ではゆるくて優しい印象の顔が好まれます。
ゆるくかわいく顔を描くコツとしては、顔の輪郭を大きくし、顔のパーツをぎゅっと中央に寄せる方法が簡単でおすすめです。
製作物の色選びも非常に大切です。
色に統一感があると、まとまった作品に見せることができます。
例えば、春の壁面飾りには柔らかく淡い色、夏には鮮やかなビビッドトーンの色を選ぶと、それだけで雰囲気のある作品に見せることができます。
葉っぱや花びらなど複数枚あるものは、同系色の中で薄い色と濃い色を混合させて重ねると、奥行きが出てセンスを感じさせる作品になりますよ。
先述したやり方を参考にして製作のコツを掴んでいくうちに、自分なりの製作ルーティンが確立し、時間をかけずに製作を完成させることができるでしょう。
さらに継続的なやる気アップのために、お気に入りの文房具を用意して、友人や他の保育士と見せあったり、便利アイテムについて情報共有するのもおすすめです。
自身のモチベーションにつながる、楽しい時間になるかもしれません。
製作に対する考え方は園によって異なります。
園の方針で、保育士の業務削減のため製作自体を減らしているところもあれば、製作物は必須という考えのところもあります。
製作を避けたい場合は、なるべく製作の少ない園で働くことを検討してみるのもよいでしょう。
製作が少ない園を探す際は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
直接聞きづらいことも、代わりにエージェントがリサーチしてくれますよ。
今回は、製作が苦手な保育士が意識すべきことや、苦手を克服するコツをご紹介しました。
すべての保育士が製作を得意とするわけではありません。
誰にでも苦手な分野は存在します。
製作業務が過度な負担となってしまわないよう、試行錯誤しながら自分にぴったりの働き方を見つけてみてください。
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