保育士がワークライフバランスを確保するには?働き方を紹介!

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保育士が仕事をするうえで大切なワークライフバランス。子どもたちの保育や多岐にわたる事務作業など、忙しい日々を送っている保育士にとって、仕事も私生活も充実させるのは難しいことですよね。今回は、保育士がワークライフバランスを安定させつつ、充実した生活を送るためのコツを、具体的なポイントを交えてご紹介します。

保育士にとってのワークライフバランスとは?


ワークライフバランスとは、仕事と生活の両立のことです。

ただの理想論に聞こえるかもしれませんが、このワークライフバランスの確保のために、国からしっかりとした対策や行動指針が掲げられています

ワークライフバランスが保たれるとされる定義は以下の3点です。

就労による経済的自立が可能

健康で豊かな生活のための時間が確保できる

多様な働き方、生き方が選択できる

参照:内閣府|仕事と生活の調和とは(定義)

保育士として働くうえで、適正な給料をもらい、自分の時間を確保することができ、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶということは非常に大切な考え方です。

では、そのバランスが崩れてしまう保育士が多いのはなぜなのでしょうか。次の項目で詳しく見ていきましょう。

保育士はワークライフバランスに悩みやすい!?


「ワークライフバランスが崩れるのは仕事が悪い」と認識されがちですが、決してそうではありません。

仕事は生活を豊かにするための手段であることが理想です。

まずは、保育士が持ちやすい悩みの傾向を把握し、対策を講じていく必要があります。

不規則な勤務時間

フルタイム勤務の場合、一日8時間労働が基本ですが、その中で早番・遅番などが割り振られるため、時間の管理がうまくできなくなってしまう保育士もいるようです。

例えば、7時出勤の日と9時出勤の日では2時間もの差があり、それによって予定が立てづらくなり、時間を有効に使うことが難しくなってしまいます。

時間外労働が多い

「仕事が終わらなくて、なかなか定時で上がれない……」と悩む保育士は多いです。

結局終わらなかった仕事は持ち帰り、家に帰っても仕事について考えることに

これではオンオフの切り替えができなくなってしまいますね。

家に仕事を持ち帰るということは、保育業界では恒例行事となってしまっています。

それを責任感から“仕方がないこと”と捉える保育士が多いのも事実です。

>>>あわせて読みたい「【保育士の残業問題】原因と残業時間削減のためにできること」

休みが取りづらい風潮

多忙な保育士にとって、休みを取ることは容易ではありません。

特に保育士が少ない施設では、保育士が一人不足するだけでも、日中の保育業務がうまく回らなくなることがあります

有給休暇を取得する余裕がない、取得しにくい職場環境も大きく影響していると考えられます。

>>>あわせて読みたい「【保育士の有給】有給休暇の仕組みと取りやすくするコツを解説」

子育てとの両立が難しい

子育て中の保育士が仕事との両立を難しく感じるのは、業務量の多さのほかにも理由があるようです。

フルタイムで働く保育士は、なかなか自分の子どもとの時間が取れずに申し訳なさを感じることがあります。

自分の子どものお世話の方が疎かになっているという矛盾に苦しむのです。

さらに、子どもに合わせたシフトの調整や送迎の確認、急な体調不良による早退などにも対応しなければなりません

常に子どもの成長に合わせた働き方を検討する必要があります。

>>>あわせて読みたい「ママさん保育士必見!保育士と子育てを両立する方法」

近所で保護者に会ってしまう

これは、自宅と職場が近い場合によくあるケースです。

外で保護者とばったり会ってしまったとき、なかなか立ち話が終わらないことがあります。

プライベートでも気を遣うことになり、心が休まらなくなってしまいます。

保育園以外の場所では、適度な対応を心がけたいですね

>>>あわせて読みたい「保護者との付き合い方|保護者とプライベートで関わるのはNG」

保育士がワークライフバランスを確保するポイント


ワークライフバランスは、自分で意識して整えていくことが大事です。

オンとオフの切り替えが上手にできるように、心と体を慣らしていきましょう。

規則正しい生活をする

まずは睡眠をしっかり確保し、規則正しい生活を送りましょう。

朝は出勤時間に関わらず、毎日同じ時間に起きて、同じルーティーンを行うように意識してみてください

朝日を浴びてゆっくり朝ごはんを食べるだけでも自律神経が整い、ポジティブな思考が生まれやすくなります。

特におすすめなのは、朝に5分の掃除をすることです。

朝の掃除にはメリットがたくさんあります。

適度な運動になり心身がスッキリするだけでなく、順序立てて行う掃除には思考を整える効果もあります。

無理に早起きをして特別なことをする必要はありませんが、朝に少しでも余裕のある時間が持てると、一日を軽やかにスタートさせることができます

休日にやりたいことを決める

今度のお休みにやりたいことを決めておくと、モチベーションが上がり、仕事の意欲向上やプライベートの充実につながります。

内容はできるだけ行動的なもので、具体的に考えておくことがポイントです。

(例)

美容院に行って、帰りにカフェに立ち寄る

子どもとお菓子作りをして、家族でティータイムを楽しむ

友達を誘って、気になっていたラーメン屋さんに行ってみる

ちょっとよい化粧品を買う

布団カバーを新調して、部屋の模様替えをする など

大切なのは、自分の時間の使い方を自分で選択することです。

わずかな時間でも、時間を管理することを習慣にしてみましょう。
 

リラックス時間を設ける

頑張った自分を労う時間は大切にしたいですね。

おすすめなのは、お風呂に浸かること。

温浴効果によって血行が促進され、筋肉や関節などの体の疲れを取る効果が期待できます。サウナや温泉もよいですね。

ほかにもリラックス効果が高いものとして

  • 音楽を聴く
  • アロマなどの香りを楽しむ
  • ストレッチやヨガをする

などが挙げられます。何も考えずただぼーっとするだけでもよいでしょう。

意識的に休息できる時間を作り、蓄積された疲労から自分を開放してあげてください

家での仕事は時間を決めてやる

家で仕事をする場合は、時間を決めて行うようにします

保育計画の作成や製作物の準備など、やることを明確にして、なるべく短時間で集中して取り組むように心がけましょう。

「いつまでに終わらせればよいのか」というスケジューリングや、優先順位をつけて判断することも重要です。

次の仕事に向けて準備運動をしておくことは、プライベートを充実させるうえで、むしろ必要なことでもあります。

仕事にキリがついたら、その日の達成感を味わい、一旦仕事のことを忘れる時間を作ってください。

>>>あわせて読みたい「保育士は持ち帰り仕事が当たり前?実態や減らすための対策を紹介」

もっと自分に合う職場に転職する

今は、仕事と生活を両立できる働き方を選べる時代です。

仕事を頑張りながらプライベートを充実させることは、労働者にとって当たり前の権利です。

プライベートの時間が持てない職場環境で悩んでいる場合は、思いきって転職を検討してみましょう。

正規職員のほかにも、時短勤務保育士や派遣保育士、パート・アルバイトなど、さまざまな雇用形態があります。

人気の条件として、土日休みや残業なしなどの保育園もあるため、理想の職場を探してみてはいかがでしょうか。

転職活動には、転職エージェントの活用がおすすめです。

専門のアドバイザーが、理想の条件にぴったりの職場を提案してくれますよ。

>>>あわせて読みたい「保育士でも年間休日120日以上ほしい!求人探しのポイントとは」

ワークライフバランスが整う職場を探してみる

まとめ

今回は、保育士にとって大切な、ワークライフバランスの確保についてご紹介しました。

共働き世帯の増加や女性の社会進出が世の中を活気づけ、人々の働き方も多様化してきた昨今。

「保育士だから仕事と生活の両立は難しい」と決めつけず、健康的で充実した両立生活を実現させましょう。

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