お役立ち情報
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国民の祝日である山の日(8月11日)を、保育園で子ども達に伝えてみませんか。日本には、年中行事がたくさんあります。保育園でも、ひな祭りや七夕などの節句、春分の日や敬老の日などを行事として楽しく過ごすことが多いでしょう。その中の一つ、“山の日”とは、一体どんな日なのかご存知ですか。比較的新しい山の日は、まだ馴染みが薄く、どんな由来がある祝日なのかを知らない人も多くいます。そこで今回は、山の日について詳しく紹介します。
山の日とは、山に親しみ、山に感謝する日です。
以下では、山の日の由来や、なぜ8月11日なのかなど、山の日について詳しく紹介します。
子ども達に上手く伝えられるよう、しっかりと確認してみましょう。
日本は7割近くが山や海に囲まれているため、国民は古くから山や海の恵みに感謝して暮らしてきました。
1995年には海の日が制定され、それに続くように複数の県で山の日が設けられました。
その後、日本山岳協会などの団体を中心に、全国的に山の日を国民の祝日とする動きが広がり、2016年から実際に山の日が新設されることになったのです。
>>>あわせて読みたい「「海の日」とは?保育で役立つ説明の仕方や子どもと楽しめる遊び」
山の日の日付は、祝日のない6月や海の日の翌日、お盆前など、いくつかの案が検討されていました。
その中で、お盆とつなげて連休にできることから、お盆前の8月12日が有力候補となりました。
しかし、8月12日は日本航空機墜落事故が起こった日だったため、その日を避けて8月11日となったのです。
漢字の「八」が山の形に似ていることや、数字の「11」が木々を連想させることから、8や11のつく日が山の日として制定されているところが多いようです。
例えば、8月8日は岐阜県と山梨県で山の日となっています。
また、11月11日は香川県や愛媛県、高知県などが山の日として祝っています。
全国で18の都道府県が独自に山の日を制定していることになります。
保育園で山の日をどうやって過ごすか悩む保育士も多いことでしょう。
以下では、気軽に取り入れられる導入方法を紹介します。
私達が住んでいる場所には、たくさんの山があり、その山によって私たちは助けられていることを伝えましょう。
山は雨を受け止めてくれる存在です。もし山がなかったら、大洪水に見舞われていたかもしれません。
また、私達の周りには、木でできた物がたくさんあります。
机や椅子なども山にある木から作られています。
山があるおかげで私達は快適な生活を送ることができるのです。
これらの内容を説明し、子ども達が山に「ありがとう」と感謝できるように促しましょう。
山の日を気軽に楽しむ方法として、絵本の読み聞かせもおすすめです。
未満児には、山がどんなものなのか伝わりやすいように、わかりやすい絵や写真の絵本を選びましょう。
以上児には、山にはたくさんの木があることや、山の役割を教えてくれる絵本が適しています。
また、クイズ形式の絵本や図鑑など、山の詳細が載っている物は、子ども達の好奇心をくすぐります。
読み聞かせの後は、子ども達が自由に読めるように、絵本を手の届く場所に置いておくとよいですね。
>>>あわせて読みたい「保育園での絵本の読み聞かせ|ねらいや読み聞かせるコツは?」
出典:amazon.co.jp
ぞうくん、はりねずみくん、やぎくんの3匹が山登りをするお話です。
山あり谷あり、山頂で何をするのかワクワクしながら山の絶景を楽しむことができます。
表紙には、今から登る山の絵が大きく描かれており、登山の意気込みや山の大きさを味わうことができます。
物語を読み終えると、表紙を見ながら「ここで〜をしたんだよね」と子ども達から声が上がることも楽しみの一つです。
一緒に登山している気分になり、大人も楽しめる絵本です。
また「ポレポレ」という言葉は「ゆっくり」という意味で、現代人に向けたメッセージが込められています。
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動物たちは、おだんご山に向かって「やっほー」と声をかけ、やまびこが返ってくるのをいつも楽しみにしています。
しかし、ある日やまびこが返ってこなくて、びっくりした動物達はおだんご山に向かいます。
そこにはなんと、やまびこ様がいたのです。
やまびこ様の姿は、ヘッドフォンを着けて、着物を着て、富士山の頭という風変わりなもので、大人も子どもも大笑いです。
やまびこ様は「みんながやっほーしか言わないから飽きた」と言いますが、その姿や動物の生き生きとした様子が、山の楽しさを伝えてくれます。
「山に行ったらやまびこをしてみたい」と、子ども達の好奇心を掻き立てることでしょう。
以下では、本格的に設定保育として使えるアイデアを紹介します。
「山は何でできているでしょう?」「山に雨が降ったらどうなるでしょう?」などと質問してみましょう。
質問することで、子ども達の豊かな発想が次々と生まれます。
家庭によって、山に触れたことがある子とない子の差が大きく出るため、想像しやすくするために絵を描いたり、写真を見せたりするとわかりやすくなるでしょう。
また、日本を代表する富士山の写真を見せて、何という山かクイズを出すのも勉強になってよいですね。
実際に登山をすると、「山にはどんな生き物が住んでいるのか」「どんな植物が咲いているのか」などを身近に感じることができます。
舗装された道があり、20〜30分程で登れる低山がおすすめです。
トイレがあることも大きなポイントとなります。
山頂まで行かなくても、ふもとから山を見上げたり、山歩きを楽しんだりするだけでも十分楽しめますよ。
また、ふもとにある公園遊びだと、未満児でも気軽に楽しめるでしょう。
ただし、虫に刺されたり、草木で怪我したりする恐れがあるため、長袖と長ズボンを着用し、歩きやすい靴を履くなど、十分に注意して行動しましょう。
登山や公園遊びを楽しんだ後は、絵を描くのも一つの楽しみ方です。
「こんな木があった」「こんな花が咲いていた」などと思い出して描くと、楽しさが倍増します。
写真を残しておくと、思い返したり絵を描いたりする手助けとなるでしょう。
また、図鑑を用意すれば、子どもが自分で調べて「あの花は○○という名前なんだ」と自主的に勉強するきっかけにもなります。
さらに、できあがった絵を友達同士で見せ合い、話すことで、より深い交流が生まれるでしょう。
私達の周りには、木で作られた物がたくさんあります。
保育室や保育園全体を探検しながらそれらを見つけると、たくさんの発見があるでしょう。
椅子や机はもちろん、床やステージなど、普段意識をせずに使っている物が実は木でできているのです。
意外な物が木でできていることを知ると、子ども達が山に感謝をする気持ちも強まるでしょう。
最後に「保育園以外のところでも、木でできている物を探してみてください」と呼びかけるとよいですね。
地域によっては、山の日にちなんだイベントを行っているところがあります。
木で作られたお風呂に触れたり、火おこし体験ができたりなど、保育園ではできない貴重な経験が得られます。
もし保育園から参加することが難しい場合は、保護者向けのお手紙でお知らせを出して、家族と一緒に参加する機会を促すのもよいでしょう。
今回は、保育園で子ども達に山の日を伝えるアイデアを紹介しました。
気軽に取り入れられる絵本の読み聞かせやお絵描き、本格的な登山など、年齢に応じて活動内容を変えていくのがおすすめです。
山の日をきっかけに自然を身近に感じられれば、保育園での外遊びをより有意義なものにできるでしょう。
併せて海の日など、ほかの年中行事や祝日について調べてみるのもよいですね。
本記事を参考に、山の日を子ども達に楽しく伝えてみてください。
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