お役立ち情報
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保育園は女性が多い職種ですが、中には男性の保育士もいます。男性保育士の中には「このまま保育士を続けていいのかな?」「自分の市場価値が分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。そこで今回は、男性保育士の割合や給料・年収、そしてメリット・デメリットを解説します。将来性やおすすめの転職先も紹介するので、転職を検討中の男性保育士はぜひチェックしてみてください。
■目次
保育職では女性の割合が多く、男性の割合が少ない傾向にあります。
2020年度の厚生労働省のデータによると保育施設の職員のうち、女性の割合は95.8%で、男性の割合はわずか4.0%であることが明らかになりました。
ちなみに、一番多い世代は30歳未満で、男性保育士の多くは20代のようですね。
割合はまだまだ少ないものの、内閣府のデータによると、男性保育士の割合は少しずつ増加しているため、今後も男性保育士の現場での活躍が期待できます。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」
令和元年賃金構造基本統計調査では、男性保育士の平均給料(月収)は、およそ26万円というデータが発表されました。
年収はおよそ389万円で、ボーナスはおよそ73万円です。
男女別 | 給料(月収) | 年収 | ボーナス |
---|---|---|---|
女性保育士 | 24万3500円 | 362万1000円 | 69万9000円 |
男性保育士 | 26万3900円 | 389万2000円 | 72万5200円 |
男女で比べてみると、男性の方が多い給料・年収・ボーナスをもらっていることが分かります。
しかし、全職種の男性の給料(月収)がおよそ37万円、年収が561万円です。
そのため、男性保育士は全職種よりも給料が10万円以上(年収は150万円以上)少ないという結果に。
とはいえ、平成28年賃金構造基本統計調査が発表された当時よりも給料は増加しているため、今後もさらなる給料アップが期待できるでしょう。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」
男性保育士は割合が少ないものの、多くのメリットを持っています。
男性保育士が「求められること」や女性保育士とは違った魅力を解説します。
男性保育士は、園児の父親から信頼されるというメリットがあります。
近年は「子育ては女性の役目」という意識が薄れつつあり、父親が育児に参加する機会が増えてきました。
男性の保護者が保育参観に参加したり、園児のお迎えに来たりするケースもあります。
とはいえ、イベントやお迎えにはまだまだ女性の保護者が多く、男性の保護者は肩身の狭い思いをすることも。
そんなときに男性保育士がいることで、男性の保護者に安心感を与えられます。
同性である男性保育士に対して、育児の相談や悩みを打ち明けてくれる保護者もいるでしょう。
男性の保護者の「よき相談相手」として重宝されるはずです。
男性保育士は防犯対策としても頼りになる存在です。
女性が多い職場は、何かと不安が多いものです。
園内での保育時間や、園外でのお散歩時間で、いつ不審者に遭遇するか分かりません。
男性保育士がいることで、不審者を女性保育士や園児たちに近づけないようにできます。
「男性保育士が一人でもいた方が安心」と思っている女性保育士や、保護者も少なくありません。
つまり、男性保育士は保育園の「安全・安心」を守るために、欠かせない存在なのです。
男児のサポートがしやすいのも男性保育士のメリットです。
例えば、トイレのサポートです。
女性保育士の場合、男性用トイレには入れないため、遠足や宿泊学習などの保育園外で男児のサポートするのは難しいでしょう。
しかし、男性保育士なら男性用トイレに入ってサポートができます。
体のつくりやトイレの仕方なども把握しているため、さらに配慮の行き届いたサポートが期待できるでしょう。
保育現場で重宝されやすい男性保育士ですが、男性ならではの悩みもあります。
それぞれのデメリットから、働く上で念頭に置くべき点をチェックしていきましょう。
保育園は女性が多い職場であるため、男性保育士が肩身の狭い思いをすることもあります。
保育園の/span中には、女性保育士による同調圧力が強い現場もあります。
そのため「空気を読むのが大変」と悩む男性保育士も少なくありません。
適度な距離感を保って接したり、風通しのよい職場を転職先として選んだりすることが、ストレス回避の方法です。
小規模な保育園や、女性しかいない保育園の場合、男性用のトイレや更衣室がないケースもあります。
トイレや更衣室を共用している保育園もありますが、その場合は、ほかの女性保育士とトイレや着替えの時間をずらしたり、共有スペースを使う上で気を遣ったりすることが必要です。
そのため、なるべく設備が整った保育園や、空き部屋がある保育園に転職することをおすすめします。
女性保育士にも共通することですが、保育士はほかの職種よりも給料が少ない傾向にあります。
そのため、周りの男性と比べて給料が少ないことにコンプレックスを抱える男性保育士も少なくありません。
結婚や子どものことを考えている場合は、給料が理由で悩むこともあるでしょう。
給料が低いことでモチベーションが下がり、異業種への転職を考える人もいます。
しかし、近年、保育士の給料は増加しているため、こういった問題は解消されていくでしょう。
男性保育士のキャリアや将来性、転職先におすすめの保育園の特徴を解説します。
「男性保育士として今後どのように働くべきか…」と悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
近年は育児に男性が積極的に参加するようになったものの、育休・産休を使うのはまだまだ女性の方が多い現状です。
そのため、男性は結婚によってキャリアがストップすることはありません。
比較的出世もしやすく、主任や園長など、責任のある職務を任されることもあるでしょう。
主任や園長は、通常の保育士よりも給料が高いため、給料アップを目指す男性保育士にはおすすめです。
また、保育業界の管理職になって、経営や人事などに携わるのも選択肢の一つです。
男性保育士が転職するのであれば、大規模の保育園や夜間保育園がおすすめです。
大規模保育園は保育士の数が多く、男性保育士が在籍している可能性が高いでしょう。
同性の職員がいると安心しますよね。
設備も整っているため、男性用のトイレや更衣室が用意されている確率も高いはずです。
また、夜間も子どもを預かる夜間保育園では、深夜手当や夜間手当が支給されるため、日中働くよりも給料がアップするケースもあります。
手っ取り早く給料アップを目指す人にはぴったりの保育園です。
保育の現場は、まだまだ女性が多く、男性保育士は少ない傾向にあります。
ですが、以前と比べて増加傾向にあるため、男性保育士の保育現場での活躍は今後も期待できるでしょう。
今の職場で転職を検討されている場合は、ぜひ本記事を参考に、自分に合った職場を見つけてみてくださいね。
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