お役立ち情報
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保育士の悩みで常に上位に入るのは、やはり人間関係についてではないでしょうか。特にペアの先生と合わないときは、ストレスを感じてしまうことも少なくないかもしれません。今回は、ペアの先生と合わないときの原因やその対処法についてご紹介します。人間関係で悩んでいる保育士さんは、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
人間関係の悩みでも、複数担任である場合はペアの先生と合わないこともあります。
その原因について紹介していきます。
複数担任の場合は、必ず情報を共有して、保育の質に差が出ないようにしなければいけません。
しかし、自分の中で情報を留めたままで、他の保育士に共有できない人もいます。
これでは大きなミスにつながるため、情報を共有されていなかった場合、合わないと感じるかもしれません。
先輩が後輩に仕事を押し付けることももちろんありますが、同期の中で仕事を押し付けられることもあります。
一度仕事を押し付けられて断れなかった場合は、どんどんエスカレートする可能性もあるため、特に同期同士の仕事の押し付けには注意が必要です。
笑顔で話していたかと思えば、いきなり激昂したりするような感情の起伏の激しい保育士もいます。
はっきりした理由がないにも関わらず、機嫌が悪く無視されるといったような、感情が不安定な場合、合わないと感じてしまうでしょう。
ペアの保育士に相談もせず、勝手な判断をしたことにより、トラブルに発展してしまったケースもあります。
新人にも多いですが、ささいなことでも迷ったら必ず誰かに相談することがベスト。
自分勝手な行動は、この人とは合わないと感じてしまう原因となります。
例えば、挨拶をしても返事をしてくれない、質問しても無視される、仕事を手伝ってくれないなどがあります。
コミュニケーションが成立しないと、いくら仕事とはいえ毎日が苦痛です。
このような人とは合わないどころか、一緒に仕事をしたくないと感じてしまうでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士はコミュニケーション能力が重要!ポイントや磨き方を紹介」
ペアの先生と合わないからといってすぐに退職したとしても、新しい場所にも自分の価値観と反対の人がいて、再び人間関係に悩むことになるでしょう。
仕事として、ある程度その人と歩み寄ることも大切です。
ペアの先生と上手くやるにはどうすればいいか、その方法を紹介していきます。
保育観・価値観が合わないと感じている場合、向こうも同じことを感じている可能性があります。
ペアの先生をよく観察すると、必ずいいところが出てきます。
例えば、ピアノが上手だったり、絵本の読み聞かせの技術が素晴らしかったり、保護者対応がしっかりできていたり、絵が上手だったり、何かしら保育士としての抜きんでているものがあるはずです。
相手の悪いところばかり見るのではなく、相手のいいところを見つけて、相手を認めることから始めてみましょう。
挨拶はコミュニケーションの基本です。
明るく元気に、笑顔で挨拶されて嫌な気分になる人はいません。
相手が返事を返してくれなくても、無視されても挨拶だけは忘れないようにしましょう。
合わない人とコミュニケーションを取ることは、気が引けるかもしれません。
しかし、もし本当にいい関係を築きたいのであれば、自分から話しかけることも大切です。
「先生の読み聞かせの技術、本当にすごいですよね!勉強になります!」「絵がうまいですよね。子ども達、先生の絵が大好きみたいですよ!」 など、相手の得意とするところを切り口にコミュニケーションを取っていくと、相手も応えてくれるかもしれません。
もし、挨拶しても無視されたり、激しくののしられたりするようなことが続くと「自分がちゃんとしていないから悪いんだ」「自分のせいだ」と不必要に自分を責めることが増えてきます。
自分の自己肯定感も低くなり、退職まで追い込まれてしまうこともしばしばです。
それは自分が悪いのではなく、ただ単にこの先生と合わなかっただけと考えましょう。
毎日頑張っている自分もしっかり認めてあげてくださいね。
複数担任の場合、ペアの先生について、他の先生もあなたのように合わないと感じている可能性があります。
注意しておかなければならないことは、他の先生と一緒になって、その先生の悪口や文句を言わないことです。
何かの拍子で相手に伝わる可能性がありますし、あなた自身が加害者になってしまう可能性もあるため、十分注意しましょう。
コミュニケーションを取って相手と歩み寄る努力をしたにも関わらず、相手の態度に変化は見られず、我慢の限界が近づいてきた場合、どのような対処法があるのでしょう。
まずは、園長・主任など保育士をまとめるトップに相談することをおすすめします。
園長・主任は、あなたよりその先生との付き合い方、良いところなどを理解している可能性があります。
相談することで、間を取り持ってくれて、いい解決方法が見つかるかもしれません。
ポイントは、今現在困っていることを具体的に伝え、今後どうすればいいのかを明確にしてから相談するということです。
決して保育士同士で悪口を言ったり、園長や主任の前で文句を伝えたりしないようにしましょう。
相談した結果、どうしてもつらい場合はクラスを変わるという方法もあります。
ただし、途中でクラス担任を投げ出すということは、子ども達やその保護者にとっても信頼を失うことにつながりかねません。
できれば最後まで全うすることをおすすめします。
もし、園長も主任も理解してくれず、自分の体調も悪くなるようであれば、最後の手段として今の職場を退職し、転職を考えることもいいでしょう。
自分に合った保育園がきっと見つかりますし、保育士が楽しいとまた思える日が来るでしょう。
気になる施設の細かい情報や雰囲気を知りたい場合は、転職サイト・エージェントを利用してみましょう。
『保育求人ラボ』には、保育業界に精通しているプロのスタッフが多数在籍しています。
保育業界特有の悩みや不安にも対応しているため、ぜひお気軽にご相談くださいね。
保育士はさまざまな人と密接に関わる仕事であることから、人間関係のトラブルが起こってしまいがちです。
しかしコミュニケーションを取ったり自分の行動を見直したりすることで、解決させることもできるでしょう。
また、人間関係のいい施設へ転職することもひとつの方法です。
保育求人ラボでは、専任のアドバイザーによるヒアリングのもと、あなたにぴったりな園を紹介しています。
無理に転職を勧めることはないため、まずはお気軽にご相談くださいね。