お役立ち情報
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将来を見据えて、20代・30代で転職をする保育士は少なくありません。ですが、年代によって転職理由や転職の際に注意すべきポイントは異なります。「自分の年代に合った転職のイロハが知りたい!」という保育士も多いのではないでしょうか?そこで今回は、 20代・30代の保育士が転職するときの注意点を解説します。
■目次
20代の保育士が転職する理由は、以下の通りです。
「人間関係の悩み」はどの世代も少なからず抱えている問題です。
しかし、20代はまだまだ「若手」と言われる世代であるため、年上の保育士との関係に悩むことが多い世代です。
特に、1〜2年目の頃は仕事に慣れていないことから、失敗やミスが原因で年上の保育士から厳しく注意されることもあるでしょう。
5〜6年目になると後輩の指導を任され、上司との板挟みになることも。
「給料の安さ」で転職を考える保育士はたくさんいます。
実際に平成30年度の「東京都保育士実態調査報告書」のデータでは、「過去に保育士として就業した者が退職した理由」で1番に多い回答が「給料が安い」でした。
保育士はやりがいのある仕事ですが、やりがいと給料が比例しないと、なかなか続けられませんよね。
そのため、「もっと条件のいい保育園」を求めて転職する20代の保育士が多いのです。
参照:東京都福祉保健局|「平成30年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」
20代の保育士の中には「結婚や出産を視野に入れている」という理由で、転職する人もいます。
今いる職場が、育休や産休を取りづらい雰囲気だったり、人手不足で休みづらかったりする場合は、結婚や出産後も働きにくいでしょう。
反対に、子育てと仕事を両立しているママさん保育士が職場に何人かいれば、自分も同じように働き続けられるかもしれませんね。
30代の保育士が転職する理由は、以下の通りです。
30代の保育士の中には、結婚・出産を終えて、育児に追われる人も多いのではないでしょうか?
子どもを保育園に預けたり、お迎えに行ったりするなど、日常的な育児のほか、子どもの保育参観やお遊戯会に行ったりするなど、さまざまなイベントに足を運ぶこともあるでしょう。
特に子どもが未満児の場合は、「職場が休みづらい」「業務が多すぎて家庭との両立ができない」といった問題が出てきて、転職を決意する30代の保育士も少なくありません。
キャリアアップが目的で転職する保育士もいます。
●通常の保育ではなく、専門的な知識を扱った保育を実践したい
●いつか独立して保育園を経営したい
●自分のスキルを活かせる保育園に転職したい
…など上記のように、将来のビジョンをしっかりと持っている人は、キャリアアップの手段として、自分の条件に合った保育園に転職するケースが多いようです。
また、30代は、結婚や育児といったライフスタイルの変化が起きやすい時期です。
そのため、キャリアを見据えて転職を考える人も少なくありません。
30代になると、体力的な問題も発生します。
保育園では、子どもをおんぶ・抱っこしたり、子どもと一緒に外で走り回ったりするなど、常に体を動かす必要があります。
20代では問題なかったものの、30代になってから腰痛や肩こり、片頭痛などに悩まされるようになった保育士も少なくありません。
20代の保育士が転職するのにおすすめな理由は、以下の通りです。
20代の保育士をあえて採用する保育園は多いため、他の年代と比べて採用されやすい傾向にあります。
また、即戦力としてではなく、人柄や能力、将来性といったポテンシャル重視で採用する保育園が多いようです。
そのため、保育経験が浅いからといって、転職を諦める必要はありません。
むしろ、保育園側は、仕事を通して、徐々に職場の雰囲気ややり方に慣れていってほしいと考えています。
20代の保育士は、前の職場のやり方に染まりきっていないことから、新しい環境に馴染みやすいです。
そのため、ある程度特定のやり方が身に付いてしまっている他の年代よりも、指導がしやすく、こと細かに色々なことを教えてもらえるでしょう。
経験が浅いが故に、先輩保育士がフォローについて、仕事を一から教えてもらえることは、20代保育士の特権ともいえます。
転職をすることで、さまざまな経験ができることも、転職をおすすめする理由の一つです。
新しい職場で働いてみると「こんな保育があるんだ」「このやり方は知らなかった」と、新しい発見があることでしょう。
その発見は、転職をしたからこそ得られるものです。
新人保育士のうちからさまざまな経験をすることで、保育の幅を広げることにつながります。
30代の保育士が転職するのにおすすめな理由は、以下の通りです。
これまで多くの経験をしてきたからこそ、新たな職場では即戦力として活躍することができます。
採用する保育園にとっても、一から教える必要がないため、非常に頼もしい存在となるでしょう。
また、保育園ならではのスケジュールにも慣れているため、需要が高いといえます。
保育園によっては、経験年数や業務経験の内容により、給料が加算されるところもあります。
そのため、30代で転職をすることで、給与アップが見込めるかもしれません。
ただし、これは正社員であることが条件になるため、パートや契約社員への転職の場合の好待遇は難しいでしょう。
これまでに実務経験がある30代の転職では、園長や主任といった役職を目指せるでしょう。
すぐにはキャリアアップができなくとも、いずれ役職についてほしい、という思いから採用につながるケースも十分にあります。
それだけ、30代の保育士に期待する保育園は多く、大きな強みでもあるのです。
20代の保育士が転職するときの注意点&ポイントは、以下の通り、主に3つあります。
どんなに人間関係や給料などに不満を抱いても、事前に連絡しないで急に辞めるのはNGです。
保育園には規定があるため、その規定に沿ったやり方で職場を退職しましょう。
規定には「退職する〇カ月前に直属の上司に退職の旨を伝えること」といったルールが記載されていることがほとんどです。
ルールを守らないと希望の時期に退職できない可能性もあるため、必ず規定をチェックしてから退職しましょう。
詳しい業務内容を記載せずに「月収30万以上!」「未経験でも年収500万円!」という文言を掲げている保育士向けの求人は要注意です。
また、月収や年収をはっきりと明記していなかったり、みなし残業代が含められた給料が記載されていたりする求人も避けた方がよいでしょう。
細かい給与明細、詳しい業務内容がきちんと明記された求人を選んでくださいね。
保育士同士の人間関係や保育園の雰囲気、子ども達の様子などは、実際に園見学に参加しなければ知ることができません。
入職後のミスマッチを避けるという意味でも、転職活動における園見学は欠かしてはならないポイントです。
転職する場合は、できるだけ希望する保育園の見学を済ませてから応募しましょう。
>>>あわせて読みたい「【保育士の転職】園見学を申し込む際の電話のマナーについて解説」
30代の保育士が転職するときの注意点&ポイントは、以下の通り、主に3つあります。
30代の保育士が転職する際は、保育士の人数が多い保育園を選びましょう。
保育士の人数が多ければ、仕事を分担しやすいため、保育士一人ひとりの負担も軽くなります。
業務量や体力面などに不安を抱える保育士にはおすすめです。
また、自分の子どもが体調不調のときも休みを取りやすいため、子どもがいる保育士にも最適の職場と言えるでしょう。
仕事と家庭の両立を優先したい場合は、求人を検索する際に「時短勤務を積極的に取り入れているかどうか」もチェックしましょう。
時短勤務の社員(短時間正社員)の勤務時間は原則6時間で、フルタイムの保育士と比べて2時間少なくなっています。
そのため、フルタイム勤務よりも家事や育児との両立がしやすいというメリットがあります。
さらに、正社員であることから、パートやアルバイトよりも給与や福利厚生などの待遇面が優遇されているのも嬉しいポイントです。
転職先を選ぶときは、若い保育士ばかりの保育園は選ばない方がよいでしょう。
若い人しかいないということは、長く働くことが難しい職場である可能性が高いです。
休みが取りづらかったり、給料が上がらなかったりするなど、何かしらのデメリットがあるかもしれません。
30代の保育士が転職するなら、同世代もしくは年上の保育士が正規で働いている保育園を選びましょう。
20代・30代で転職をする保育士は少なくありません。
世代によっても異なりますが、20代には20代の、30代には30代の転職をおすすめする理由があり、メリットもあります。
転職でしか得られない経験もあるため、キャリアアップを考えている方、今の保育園に不満がある方は、この機会に転職について検討してみてください。
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