お役立ち情報
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保育園でも、地域の出初式に毎年参加しているという園は多いのではないでしょうか?出初式とは、消防の仕事始めの儀式です。防災について学べたり、地域の方々と交流できたりと、子どもにとって良い機会となります。今回は、出初式に関する参加する目的や円での取り組みなどについて解説します。
出初式(でぞめしき)とは消防の仕事初めの儀式であり、一般的に公開される消防の行事。
地域全体で行われるパレードや消防士による放水パフォーマンス、消防車の行進などさまざまなイベントが行われます。
出初式の開催日は、地域によって異なり、毎年1月4日〜1月10日頃の1月上旬に行うところが多いようです。
保育園でも毎年恒例の行事として参加する園が多く、「かっこいい消防士と会える」と出初式を楽しみにしている子どもも少なくありません。
現代では出初式は「地域交流を目的とした楽しいイベント」として親しまれていますが、単なるショーではなく、しっかりとした目的があるのです。
江戸時代の1657年、犠牲者を3万人も出した「明暦の大火」という大火災が発生します。
その被害は甚大で2年が経過しても復興が進まず、人々はすっかり気を落としていました。
そこで幕府の消防組織は、1659年の仕事始めの日に気勢を上げようと上野東照宮で顔見せの儀式を行います。
たまたまこの様子を見ていた人々は、その素晴らしさに大盛り上がり。
復興への希望の道を再び開くことができた「出初」の式として讃えられたのです。
それ以来出初式は受け継がれており、現在では「火災予防意識の向上」を目的として広く行われています。
先述した出初式の歴史や意味を子どもたちが理解することは、まだ難しいかもしれません。
しかし保育園で出初式に参加することには、子どもたちのためになるようなさまざまな目的があります。
保育園から子どもたちが出初式に参加することには、どういった目的があるのでしょうか。
出初式は地域の消防が主体となるため、地域交流の色が強い行事となっています。
出初式に参加することで、子どもたちが地域の方々と交流できるだけでなく、保育園のことも地域の方々に知ってもらえる機会になるでしょう。
地域の方々とつながりを持つことは、保育園の運営や子どもたちの成長にとっても非常に大切なこと。
日々支えていただいている地域の消防の方々へ感謝の気持ちを込めて、参加しましょう。
出初式では、防災のプロでもある消防士の方々による防災のワークショップが開かれることもあります。
保育園ではなかなか本格的に教えることができない防災のことを、子どもたちが深く理解できる機会になるでしょう。
また消防士の方々と交流することで、子どもたちの防災意識を育むこともできるでしょう。
出初式は園の外に出向き、たくさんの人々の中に参加する行事です。
子どもたちはどんな行事でも「みんなで外に出る」ことに楽しみを覚えやすいため、楽しかった思い出として記憶に残ります。
消防士の方々と交流することで、消防士に憧れを抱く子どもも。
保育園で出初式に参加するねらいとしては、以下のようなことが挙げられます。
●子どもたちが地域というコミュニティを感じ、親しみを持つ機会を創出する
●さまざまな職業の人とふれあい、交流することで子どもたちの視野を広げる
●子どもたちが「防災」について学ぶ
●防災について考える機会を創出する
●新年最初の行事として、クラスの親睦を深める
出初式に参加することは、子どもたちだけでなく園全体の防災意識向上につながります。
新年最初の行事として出初式を行うことで、引き締まった気持ちで保育をスタートすることができますね。
出初式を「単なるイベント」ではなく、意味のある取り組みと捉えて参加することが何よりも大切です。
出初式での学びをより深めるには、園内での取り組みも大切です。
以下では、保育園でできる取り組みについてまとめました。
出初式に参加し、子どもたちが消防士や消防車に対して興味を持っているところで、消防士や消防車に関する絵本を選んでみましょう。
子どもたち自身が実際に見たものや聞いた話を思い出して、話を展開させることもできます。
出典:amazon.co.jp
1966年発売のロングセラー絵本。
小さな消防車じぷたは、はしご車や高圧車のみんなに「ちびっこ」扱いされていました。
そんなある日、道の狭い山で火事が発生。 またはしご車や高圧車が出動するかと思いきや、今回出動命令を受けたのは、なんとじぷたでした。
出典:amazon.co.jp
森のみんなが平和に暮らしていたどんぐり山で、火災が発生!
みんなが逃げ惑うなか、やってきたのは消防士たち。
池に住むカッパも消防士に協力してくれて、消火活動が始まります。
消防士のかっこいい姿が描かれた絵本です。
消防に関するお歌をみんなで歌ってみましょう。
消防士さんのお仕事や防災などについて知ることもできるため、年少さんでも楽しめます。
出初式は、火災防止意識の向上を目的とした消防の行事。
保育園から子どもたちが参加することには、子どもたちが「防災」について知ることや、地域の方々とふれあうなど、さまざまな意味があります。
新年初めの行事として、地域の消防士さんに日頃の感謝の気持ちを伝えにいきませんか?
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