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保育士としてのキャリアを考えた際、フルタイムと子育ての両立ができるか悩む保育士は多いことでしょう。実際に、保育士のフルタイムと子育ての両立に難しさを感じる保育士は少なくありません。今回は、保育士のフルタイムと子育ての両立に関する、難しさを感じる理由や上手に両立する方法などについて解説します。
■目次
近年、男性保育士も増えてきてはいますが、まだまだ女性が多い保育士。
結婚・妊娠・出産とライフスタイルが変化するたびに、今後のキャリアについて考える保育士は多いでしょう。
その中でも、特に悩む人が多いのが、保育士としてフルタイムで働きながら子育てをすること。
基本的に保育士のフルタイムは、早番・遅番を含むシフト制であるため、子育てと両立するには難しいといえます。
実際に厚生労働省の調査では、保育士の退職理由の中に”結婚・出産”を挙げる人が多くいるということが分かっています。
では、多くの保育士が子育てとの両立に難しさを感じる主な理由は一体どのようなものなのか、以下で見ていきましょう。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」
フルタイムの保育士が子育てとの両立が難しいと感じる理由は、以下の通りです。
保育士の仕事は、保育のみならず、書類作業や保護者対応、園内整備と多岐に渡ります。
そんな仕事量の多さから、持ち帰り仕事や残業になることは珍しくありません。
プライベートな時間も満足に確保できないこともあるため、子育てとの両立が難しいと感じる保育士は多いようです。
子育てをしていると、子どもの急な体調不良などによって仕事を早退しなければならなかったり、お休みしなければならなかったりすることもありますよね。
多くの保育園では、慢性的な人手不足であることから、急なシフト変更によって他の保育士に迷惑をかけてしまうと心苦しく感じるでしょう。
子育てに対する理解が足りない職場である場合は、早退や欠勤を繰り返す保育士に対して、風当たりが強いこともあります。
フルタイムで働く保育士は、基本的にシフト勤務です。
朝早くから出勤して園児を受け入れる準備をする早番と、お昼前に出勤して園児が降園するまで保育を行う遅番を交代で担当します。
ですが、子育てをしながらとなると、出勤の前に子どもを保育園に預けなければならなかったり、子どもの保育園の閉園時間によっては遅番を担当することができません。
そのため保育園によっては、そのような家庭の事情を考慮してシフト勤務を免除してくれるところもあります。
ですが、他の保育士の負担をかけることになってしまうため、子育てが落ち着くまでは仕事を離れようと考える保育士が多くいます。
産休・育休制度は、働く保育士が当然取得できる権利です。
公立保育園の保育士の場合、公務員であるため、希望すれば必ず取得することができます。
ですが、私立保育園の保育士の場合は、職場の雰囲気や環境によって取得しづらいと感じたり、過去に取得した人がおらず取得できないということは珍しくありません。
「自分が抜けてしまい申し訳ない」「なんだか職場に居辛い」といったさまざまな気持ちから退職を決意する保育士は多いようです。
保育士と子育てを上手く両立する方法は、以下の通りです。
保育士に限らず、仕事と子育てを両立していくためには、家族の協力が欠かせません。
家事をする時間も少なくなるため、家族内で役割分担を決めると良いでしょう。
残業がある日は、帰宅後の育児を家族に任せたり、子どもの体調不良の際は、協力して休みを取得するなど、家族みんなで子育てをしていくという共通認識を持っていると安心です。
職場に、子育てに対する理解があるかどうかで働きやすさは大きく変わります。
育児をしていると、突然子どもが熱を出したり体調不良になることはよくあります。
職場から子育てへの理解が得られれば、急なシフトの変更でもフォローしてもらえたり、お休みや早退をしても働きづらさを感じることはないでしょう。
保育士として働きたいけど、育児との両立が難しいと感じる場合は、フルタイム以外の働き方を検討してみることも手段の一つです。
近年、保育士の働き方は多様化しており、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことができます。
特に時短正社員やパート・アルバイト、派遣保育士などの短時間雇用は、育児と両立したい保育士におすすめの働き方です。
それぞれの詳細については、以下で解説します。
フルタイムで働く保育士の負担を軽減するための取り組みとして、短時間雇用を受け入れる保育園が増えつつあります。
短時間雇用は、保育士として柔軟な働き方ができるため、育児と両立したい保育士におすすめな働き方です。
以下では、保育士と子育てを無理なく両立させる働き方について紹介します。
保育園によっては、フルタイムで働くよりも短い時間で勤務する時短正社員の制度を設けているところもあります。
時短正社員とは、4〜6時間というフルタイムよりも比較的短い勤務時間で働く勤務形態のことです。
給与面については、フルタイムで働くよりもその分低くなってしまいますが、仕事内容としてはフリーや保育補助が多く、心理的負担も少ないといえます。
保育園によって異なりますが、妊娠前から働く保育士に対して「子どもが3歳になるまで」「子どもが小学校入学まで」と、期間を限定して時短正社員として働くケースが多いようです。
>>>あわせて読みたい「保育士の短時間勤務制度って?概要やメリット、デメリットなど」
保育士の中でも、最も柔軟な働き方ができるのがパート・アルバイトです。
自分のライフスタイルに合わせて、勤務時間や曜日、早番・遅番と働き方を自由に選ぶことができます。
子育てをしている間はパート・アルバイトとして働き、子育てが比較的落ち着いたら通常の保育士として働く、というように無理なく保育士として働き続けることができます。
正社員である保育士よりも採用されやすい傾向にありますが、給与や待遇面で劣ることがデメリットといえるでしょう。
>>>あわせて読みたい「パート保育士の仕事内容とは?メリット・デメリットも紹介」
派遣保育士は、派遣会社と雇用契約を結び、保育士として保育園に派遣されます。
給与形態や福利厚生はもちろん、勤務時間においても厳密に決められているため、プライベートな時間を確保しやすく育児との両立に適しているといえるでしょう。
給与面においては、正社員である保育士よりは劣るものの、パート・アルバイトよりも比較的高い時給で働くことができます。
>>>あわせて読みたい「派遣保育士の働き方とは?メリット・デメリットや会社の選び方」
保育士のフルタイムと子育ての両立は、難しいと感じる保育士が多くいます。
上手く両立していくためには、家族の協力はもちろん、職場からの理解を得ることが重要です。
保育士のフルタイムと子育てを両立したいけど、やむを得ず退職を考えている場合は、働き方を変えてみることも視野に入れてみましょう。
保育士の仕事と子育ての両立が無理なくできる働き方を選んでくださいね。
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