可愛い楽しい手袋シアター!保育でのねらいや作るときのポイント

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手袋にキャラクターを付けて表現する手袋シアター。1つ持っているだけで、すき間時間などで手軽に子どもたちと遊ぶことができます。しかし、いざ普段の保育で取り入れたいと考えても、ねらいや題材選びに迷ってしまう保育士さんは多いのではないでしょうか。今回は、手袋シアターのねらいやポイント、年齢別おすすめアイデアを紹介します。

手袋シアターって?

手袋シアターとは、フェルトの人形や仕掛けなどを付けた手袋を保育士がはめながら、手袋を劇場に見立てて物語を繰り広げるお遊びです。

エプロンシアターはエプロンが劇場になるように、手袋シアターでは保育士の両手が劇場になります。

手袋で繰り広げられる劇を見ながら保育士が物語を読み上げることで、子どもたちの興味を惹きつけることが可能です。

エプロンのポケットに入るコンパクトサイズであることや、いつでもどこでも遊べることから、すき間時間の保育などにもぴったり。

案外簡単に作製できるため、手芸が苦手という保育士さんでも簡単に始められるでしょう。

手袋シアターのねらい

保育園で手袋シアターを行うねらいには、以下のようなことが挙げられます。

歌や演劇に興味を持ってもらう

子どもの想像力を豊かにする

子どもの表現力を豊かにする

子どもの感性を刺激する

物語を理解する能力を養う

手袋という以外な物から物語が展開されていくことで、子どもたちの感受性や想像力を刺激することができます。

またその様子から、子どもたち自身が身近なものを使って表現する力を養うこともできるでしょう。

手袋シアターを作るときのポイント

手袋シアターを製作するときのポイントについてまとめました。

手袋シアターを作るときは、まず以下のものを準備しましょう。

土台となる手袋

裁縫道具

裁ちばさみ

フェルト

マジックテープ

手芸用ボンド

綿

必要なパーツ(ボタンやリボンなど)

基本的なパーツには、フェルトを使用することがおすすめ。

貼って剥がすようなパーツには、マジックテープを使用するようにしましょう。

あまり細かすぎるビーズなどのパーツは、落としたときに子どもが誤飲してしまう可能性があるため避けることが無難です。

パーツは少なめに

手袋につけるパーツは、あまり多すぎずシンプルに留めることがおすすめです。

あまりパーツが多すぎると、いざ演じるときに混乱してしまうだけでなく、子どもたちから見たときにごちゃごちゃして見づらくなってしまうことも。

華やかにしたい場合は、土台となる手袋の色や柄にこだわってみたり、目を引く色のフェルトを揃えてみましょう

登場人物は少なめに

手袋シアターは、保育士の手だけで物語を表現します。

登場人物はなるべく、片手の指5本で収まる数にしましょう。
手を開いたときに、「今この物語にはこれだけの登場人物がいるんだ」と一目見て分かるようにするとベストです。

また片手でキャラクターを収めることで、もう片方で他のことを表現することもできます。

指・手のひら・手の甲全体を使う

指だけでなく、手のひらや手の甲も舞台になると考えて設計してみましょう。

手袋シアターでは、必ずしも手をパーにした状態だけで行われるわけではありません。

手をグーにして手の甲を見せたり、手を重ねることもあります。

さまざまな角度から手袋を眺めて、豊富な表現方法を試してみましょう

子どもが楽しめる仕掛けを入れる

例えば、手を開いたらキャラクターが顔を出したり、手のひらにポケットを仕込んでアイテムを入れておくなど、子どもたちが楽しめるような仕掛けを入れてみましょう。

手の甲を返すと全く違う表情のキャラクターが出てきたり、手首の部分を利用しても楽しめそうですね。

おすすめの手袋シアターアイデア

年齢別に、おすすめの手袋シアターアイデアを紹介します。

手袋シアターの製作の際に参考にしてみてくださいね。

0~1歳児向け『おはながわらった』

太陽が出てきて、一日が始まります。
するとそこに雨が降ってきて、お花がにょきにょきと育ちます。
雨をたくさん浴びた4本のお花は、パッと笑いました。
雨が止むと、そこには大きな虹が。

たくさんの仕掛けで、言葉が理解できない乳児でも楽しむことができます。
お花の表情や色は1つずつ変えて、カラフルにしてみましょう。

2~3歳児向け『ふしぎなポケット』

パンダちゃんが持っているポケットは、ふしぎなポケット。
こうやってたたけばたたくほど、どんどん美味しそうなビスケットが出てきます。
次はどんな形のビスケットが出てくるかな?

「♪ポケットをたたくとビスケットが1つ」でおなじみの歌を、手袋シアターで表すアイデア。
手のひらにつけたポケットに隠されたビスケットがどんどん出てくる様子に、子どもたちも興味津々です。

4~5歳児向け『おおきなかぶ』

おじいさんが畑で仕事をしていると、大きな大きなかぶの葉を見つけます。
一人じゃなかなか抜けないから、おばあさんを呼んで、うんとこしょどっこいしょ。
それを見た動物たちが次々とやってきて、おじいさんとおばあさんを手伝います。

有名な童話『おおきなかぶ』を題材にした手袋シアターです。
このように指人形のようにキャラクターを動かすだけで演じることができる手袋シアターは、長い文章の物語にも対応しています。

まとめ

両手だけで物語を表現できる手袋シアターは、製作や持ち運びも簡単で子どもたちからの人気も高いアイテム。

1つ作っておくことで、何度も披露して遊ぶこともできます。

年齢に応じた題材を選んで、さまざまな物語を子どもたちと楽しみましょう。
 

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