保育士さん必見!連絡帳の書き方のポイントや注意点を解説

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連絡帳は保育士と保護者の間で子どもの情報や状態を共有するためのとても大切なツールの一つです。中には文章を書くのが苦手!日々似たような定型文になってしまう!なんて悩みを抱える保育士もいます。忙しい保育業務の間に記入することも大変ですよね。ここでは、連絡帳を記入する際に押さえておきたいポイントや、年齢ごとの文例などをご紹介します。

ここを押さえておこう!連絡帳記入のポイント3点

保護者が知りたい情報を中心に

もし自分が保護者の立場になった時、子どもについて知りたい情報は何でしょうか?

誰と何をして遊んだか

給食はちゃんと食べられたか

お昼寝はどの程度したか

保育士や他児との関わりはどうだったか

機嫌や体調はどうだったか

など、色々思い浮かびますね。
そういった「イメージ」ができるようになると、連絡帳に書く内容も自然と身につくでしょう。

また、連絡帳はより良い保育をするために保護者と情報交換をするためのものです。

保育士の言いたいことだけが一方通行とならないよう、必ず保護者からの情報をしっかり読みましょう

保護者から、

  • 園生活についての質問
  • 子どもの体調に関してのお知らせ(鼻水が出ているなど)
  • 生活についてのお知らせ(昨夜寝付きが悪かった)

などがあれば、日中保育園ではどのような様子だったか返信する必要があります
保育士が行った対処やご家庭での対応のお願いなどを伝えましょう。

子育てに対する悩みに対しては、まず保護者へ労いの言葉をかけ、指導するような文章とならないよう気をつけましょう。

「5W1H」を用いて具体的で分かりやすいエピソードを書く

「5W1H」とは、

いつ

だれが

どこで

なにを

なぜ

どのように

という文章の基本となる6つの要素で構成された文章のことです。
「5W1H」を意識することで、相手に伝わりやすく、より分かりやすい文章を書くことができます。

日中の遊びや活動の内容、子どもができるようになったこと、保育士や他児とのふれあいなどを書くことで、具体的に園生活がイメージしやすくなるでしょう。

前向きな言葉を積極的に使う

保育園に通う年代の子どもは、日々どんどん成長し、新しくできるようになったことも増えていく時期です。

些細な成長でも前向きな言葉で褒める文章を心がけ、保護者とともに喜べる内容にしましょう。

仕事との両立で疲れている保護者にとって、前向きな言葉は嬉しく心強いものです。

しかし、否定の言葉や他児と比較する言葉は、保護者にプレッシャーをかけるだけでなく不安要素となります。
連絡帳がネガティブなやり取りとならないよう配慮が必要です。

年齢ごと(クラスごと)の連絡帳記入のポイント

0歳児クラスの場合

0歳から1歳の子どもは日々成目まぐるしく成長する時期です。

園生活の中で初めてできるようになったことも多いでしょう。

つかまり立ちができた

スプーンで上手にすくうことができた

など、新しくできるようになったことを報告し、保護者と喜びを共有しましょう。

1〜2歳児クラスの場合

1〜2歳児は、言葉の表現が感情表現が増えてきます。

話せるようになった言葉を具体的に伝えることで、保護者も成長への喜びを感じるでしょう。

「せんせい」と元気に呼んでくれる姿が可愛らしいです

ありがとうと言えるようになりました

「バイバイ」とおともだちと手を振り合っています

など、挨拶やお礼を言えるようになったことを伝えたり、

読んで欲しい絵本を持ってきて「よんでー」と可愛くお願いしてくれます

給食に好きなメニューが出て「やったー!」と大喜びでした

など感情表現の発達に触れてみましょう。

3歳児クラス以上の場合

3歳児以上になると園生活の中で対人スキルが身についてきて、集団生活がスムーズに送れるようになってきます。

ともだちとお店屋さんごっこに夢中でした

園庭でおともだちと協力し合って大きな砂山を作ることに成功しました

小さなクラスのおともだちに上手に絵本を読んであげていました

など、他児との関わりを具体的に書いていきましょう。

誰と何をしたか詳しく書くことで、子どもの1日の過ごし方がイメージしやすくなります。

連絡帳を書く際の注意点

丁寧な字で書き、誤字脱字に気をつける

字があまり上手くない保育士は、綺麗に書くことに対して自信がないケースもあります。
「綺麗に」よりも「丁寧に」を意識するようにしましょう。

急いで雑に書いた文章は保護者に伝わってしまいます。

また、誤字脱字のないように書くことは基本的なこと。
午後をPMと書くなど、略字も避けるのが良いでしょう。

文字に自信がない場合、平仮名練習帳を購入し、平仮名だけでも綺麗に書けるようにすることがおすすめです。
平仮名が綺麗なだけで、文章全体が綺麗に見える効果があります。

言葉遣いに配慮する

連絡帳から保護者の人柄が伝わるのと同じく、保育士の人柄も伝わります。

日頃何気なく使ってしまいがちな「めっちゃ」「ヤバい」などの表現は避けましょう。
「です・ます口調」で丁寧な言葉を意識し、くだけすぎた表現は避ける必要があります。

意外と盲点なのが「〜してあげた」などの上から目線の言い回し
「してあげた」のではなく「一緒にがんばってくれた」などの表現に置き換えることで丁寧さが伝わります。

トラブルは口頭で伝える

子ども同士のケンカやトラブル、怪我があった場合は連絡帳で報告し、併せて口頭でも必ず伝えましょう
文章だけでは誤解が生じる可能性があり、保護者も「直接お話がなかった」と不信感を抱きます。

また、トラブルや怪我の詳細や事後対応を知りたい保護者もいます。
トラブルの詳細や事後対応を口頭で伝え、必ず謝罪もする必要があるでしょう。

保護者は保育士を信頼し、安心して子どもを保育園に預けています。
保護者が不信感を抱く要因とならないよう、連絡帳のみではなく直接の対話が必要な場合もあるため注意しましょう。

まとめ

忙しい保育業務の中でも、連絡帳がスムーズに書けるようになると、作業の時間短縮にもなりますね。

日々子どもの様子をよく観察し、何気ないやり取りや会話の中から「これを連絡帳に記入しよう」と焦点を絞っておくこともおすすめです。

保育士の人柄が伝わりやすい連絡帳。

上手に活用して、保護者と円滑な情報交換ができるといいですね。
 

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