お役立ち情報
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ハローワークの職業訓練で、保育士資格を取得できることはご存知ですか?保育士養成科を利用することで、2年間の受講料が基本無料で受けることができます。職業訓練で保育士になることにはさまざまなメリットがあるため、異業種からの転職やセカンドキャリアで保育士を目指したい方は、ぜひ今回の記事をチェックしてみてください。
ハローワークには職業訓練と呼ばれる、就職に役に立つスキルを学ぶ制度があります。
基本的には一定の条件を満たすことで無料で受講することができ、数か月から数年の講習を受けてスキルを学ぶ公的な制度です。
職業訓練には多種多様なコースが用意されており、なかには「保育士養成科」と呼ばれる保育士の養成コースがあります。
この保育士養成科を利用することで、保育士として働く資格を得ることができるのです。
あまり知られていないこのルートですが、条件を満たすことで誰でも利用できるため、異業種から保育士への転職を考えている方におすすめです。
保育士になるためには、大きく分けて3つのルートがあります。
保育士試験を受験し、合格することで保育士資格を得るルートです。
保育士試験を受けるためには講座や独学などで試験勉強を行い、約3割程度といわれる低い合格率の壁を突破する必要があります。
実技試験も実施されるため、十分な対策を行うことが必要です。
保育士養成校とは、都道府県知事に選ばれた「指定保育士養成施設」のこと。
保育士養成校は在校中に単位を取得し、卒業することで自動的に保育士資格を得ることができます。
保育士養成校には大学の教育学部や保育科などがあげられます。
これらの保育士養成校は実費で通学する必要があり、4年制大学の場合は数百万円にのぼることも。
ハローワークの職業訓練「保育士養成科」コースを利用して専門学校や短大に入学することで、専門学校や短大での授業を職業訓練として受講することができます。
職業訓練になるため、2年間の受講料は基本的に無料。
また以下の条件を満たし失業保険受給資格を得ることで、失業保険を受給しながら通うことができます。
職業訓練の保育士養成科では、どのような訓練を行うのでしょうか。
訓練には大きく「講義」「実技」「実習」の3つに分かれます。
講義では、保育や教育に関する知識を学びます。
●健康:食欲や体温、様子などを観察し子どもの健康を管理する方法
●栄養:子どもの食事や必要な栄養基準をもとに、子どもの栄養を管理する方法
●発達心理学:子どもが発達する段階における心と体の成長、保育方法
●社会的養護:子どもの虐待や家庭の問題などで家での生活が難しい場合、支援する方法
●障がい児保育:さまざまな障がいを持っている子どもの保育方法
●相談援助:子どもと子どもの家族が抱える問題を支援する方法
講義の終わりにはテストがあり、理解度を測る機会があります。
実技では、子どもへのおもちゃ作成や活動に必要な製作、ピアノの練習などを行います。
具体的には以下のような作業をよく講義で行う傾向です。
●エプロンシアターやパネルシアターの作成
●ペープサートや紙芝居の作成
●名札の作成
●折り紙細工
●段ボール細工
●外遊び
●ピアノや楽器の演奏方法について
なかでもピアノは、卒業してもなお苦手意識を持つ保育士さんが多い実技。
ピアノが弾けないと保育士は務まらないというわけではないため、上手く弾けなくても心配しなくて大丈夫です。
もし特訓したい場合は、簡単なバイエルや童謡を確実に弾けるよう、動画などを見ながら練習してみましょう。
実習では実際に近隣の保育園などで、保育士の仕事を体験し実習記録を作成します。
実習先は保育園だけでなく、幼稚園や施設に行くことも。
現場の保育士の指示に従いながら実際に子どもたちとふれあい、これまでに学んだことを実践します。
実習に行くことで、保育士として働く未来のビジョンを具体的に見ることができるでしょう。
また実習記録を作成し、養成校に提出することで単位を取得できます。
職業訓練で保育士になるルートには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
最大のメリットとしては、2年間の受講料が無料になるという点があります。
大学や専門学校に自費で通う場合、年に数十万円から数百万円の学費を支払わなければなりません。
そのほかにもテキスト代や実習代も必要となるため、経済的な負担がかかってしまいます。
一方で職業訓練の場合は無料で受講できるため、学費の心配をせずに通うことができるでしょう。
先述した一定の条件を満たすことで、失業保険を受給することができます。
失業保険の金額は人によって計算方法が異なりますが、離職前の給与の50%〜80%ほどを受け取ることができます。
職業訓練に通っている間は就業が難しいため、通学中に失業保険を受け取ることができると心強いでしょう。
職業訓練を利用し養成校に通うことで、保育についてじっくりと学ぶことができます。
職業訓練では保育の現場に立つことを想定したさまざまな分野を学べるため、実践ですぐ使える知識や実習が身に付きます。
座学がほとんどとなる保育士試験対策ルートに比べると、学べる範囲が広くなるでしょう。
意外と知られていないハローワークの職業訓練「保育士養成科」について紹介しました。
特に異業種からの転職や、セカンドキャリアとして保育士を目指したい方におすすめのルートです。
受講には条件がありさらに選考もあるため、受講を考えている方は住んでいる地域管轄のハローワークに問い合わせてみましょう。
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