お役立ち情報
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40代の保育士の中には「転職したいけど、年齢的に不安…」と悩んでいる人は少なくありません。ずばり、転職に年齢は関係ありません。今回は、転職を検討している40代の保育士向けに、転職するときのポイントや働き方をご紹介します。ベテラン保育士ならではの強みをチェックして、転職の際に生かしていきましょう。
■目次
40歳の保育士が転職する代表的な理由は、主に3つあります。
❶体力的な問題
❷プライベートとの両立が難しい
❸給料が低い
それぞれの転職理由から、40代の保育士がぶつかる問題をチェックしていきましょう。
40代の保育士の中には「体力的な問題」が理由で転職する人が少なくありません。
実際、厚生労働省が発表した「過去に保育士として就業した者が退職した理由」の中で、「健康上の理由(体力を含む)」と回答した保育士の割合は、全体の20.6%でした。
これは「妊娠・出産」の次に多い回答率です。
保育士は子どもをおんぶ・だっこしたり、一緒に外で遊んだりするなど、体を動かす機会がたくさんあります。
40代になると20代よりも体力が落ちてしまうため、業務中の一つひとつの動作が負担になってしまうのです。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」
「プライベートとの両立が難しい」というのも、40代の保育士の転職理由として挙げられます。
40代になると子どもの受験や親の介護など、プライベートが忙しくなることもあるでしょう。
しかし、保育現場は人手不足であるため、保育園によっては休みがとりにくく、プライベートとの両立ができないケースもあります。
また、持ち帰りで仕事をしなければならない場合は、家事や育児の時間が削られてしまうことも。
40代を含め、さまざまな年齢層の保育士が「給料が低い」という悩みを抱えています。
保育士の平均給料は月収約24万円で、ほかの業種と比べて低い傾向があります。
40代になると子どもの学費や老後の資金などで、何かとお金がかかるものです。
ただ、給料が少ない保育園に勤めている保育士の場合は、家計やライフプランを考慮して転職を検討することも少なくありません。
参照:厚生労働省|「賃金構造基本統計調査令和元年以前 職種DB第1表」
転職を検討している40代の保育士の中には「保育園に40代の保育士ってどれぐらいいるんだろう?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?
転職するなら、同世代がいた方が何かと安心ですよね。
若い職員が多いと思われがちな保育現場ですが、実際は幅広い世代が活躍しています。
厚生労働省の「保育施設の性別・年齢層別職員構成割合(平均)」によると、保育現場の年齢層の構成割合は次の通りです。
年齢 | 構成割合 |
---|---|
30歳未満 | 32.9% |
30歳代 | 25.6% |
40歳代 | 20.5% |
50歳代 | 14.4% |
60歳代 | 5.7% |
70歳以上 | 0.7% |
上記のデータから、40代の保育士は20.5%とかなり多いことがわかります。
もちろん、保育士の年齢層は保育園によって異なるため、転職前に見学や面談であらかじめ調べることをおすすめします。
40歳の保育士が転職するときのポイントは、主に3つあります。
❶休みがとりやすい職場を選ぶ
❷同世代の保育士が在籍している園がおすすめ
❸ライフステージに合った働き方を考える
それぞれのポイントをチェックした上で、職場探しに臨みましょう。
家庭との両立を優先させたい場合は、休みがとりやすい職場を選びましょう。
あまりにも人手が足りない保育園ですと、休みがとりにくく、子どもの体調不良や学校行事などの際に苦労することがあります。
しかし、保育士の数が多い保育園なら、急な休みや連休などがとりやすいためおすすめです。
面談や見学の際に、有給消化率や年間休日数などを質問すれば、休みのとりやすさがわかります。
特に、大規模保育園は保育士の人数が多いため、転職活動のときにチェックしてみましょう。
40代の保育士には、同世代の保育士が在籍している保育園がおすすめです。
初めての転職や、久々の転職の際は、「新しい職場の人とうまくやっていけるかな?」と不安になるものです。
同世代がいる職場を選べば、その不安が解消されるかもしれません。
保育園によっては、20〜30代しか働いていないケースもあります。
もちろん、どの年齢の人とも分け隔てなく仲よくできる人なら問題ありません。
ただ、同世代の方が話しやすかったり、同世代ならではの悩みに共感してもらえたりします。
また、40代の保育士が多い保育園は、それだけ「長く働ける職場」とも言えます。
労働環境や給与面の待遇がよい傾向もあるため、できるだけ勤務年数が長い40代の保育士がいる保育園を選びましょう。
40代になると、今後のキャリアや働き方について考えることが増えてくるでしょう。
保育士は正社員やパート、アルバイトなどのさまざまな働き方があります。
フロアリーダーや主任、園長などの役職もあるため、キャリアアップを考えている人は、キャリアアップに力を入れている保育園を選ぶのがおすすめです。
求人を探す場合は、研修やセミナーなどを取り入れている保育園や、主任やリーダーを募集している保育園などをチェックしましょう。
家庭と両立させたい場合は、派遣やパート、アルバイトとして働くのも選択肢の一つです。
転職を検討中の保育士のなかには「若手しか求められていないのでは?」「履歴書のアピールポイントが思いつかない」という人もいるでしょう。
ここでは、40歳保育士の強みを2つ解説します。
❶子育て経験があるから信頼度が高い
❷経験豊富で対応力に長けている
強みを把握して、面接や履歴書作成に生かしていきましょう。
40代の保育士の中で、子育て経験がある人の場合は、転職の際に大きな強みになります。
保育士資格を取得していることに加えて、実際に自分の子どもを育てた経験があれば、「公私ともに子育てのプロ」として保育園側や保護者から信頼されます。
子育てで意識したことや「子育ての経験をどのように生かしているのか」を、面接でアピールしたり、履歴書の自己PR欄に記載したりしましょう。
経験豊富で対応力に長けているのも、40代の保育士ならではの強みです。
40代まで保育士として長年勤務してきた人の場合は、これまでの知識と経験があるため、子どもや保護者に対応するスキルが身についています。
それぞれの年齢の子どもに合った接し方や、保護者からの相談の乗り方を熟知したベテラン保育士は、保育園側から評価が高く、採用される確率も高いでしょう。
面接や履歴書作成の際は、「保育士として〇〇年勤務経験があります」「〇歳児と〇歳児の担任をしたことがあります」など、具体的な経歴をアピールしてみるのもおすすめです。
転職に年齢は関係ありません。
現在、保育業界は深刻な人手不足問題を抱えているため、どの年齢の保育士でも歓迎されることが多いでしょう。
子育て経験や保育士としての勤務経験をアピールして、自分に合った働き方と職場を探してみてください。
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