お役立ち情報
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保護者が普段の保育の様子を見に来られる保育参観。保護者からの視線があることにより、緊張してしまう保育士さんも少なくないのではないでしょうか。保育参観は、事前にしっかり準備することで当日自信を持って挑むことができます。今回は、保育参観のねらいや事前準備の流れ、当日のポイントから年齢別のおすすめの活動について解説します。
保育園に子どもたちの保護者を招待し、普段の保育の様子を見てもらう保育参観。
保育参観を行うねらいとしては、以下の点が挙げられるでしょう。
●子どもたちの保育園での過ごし方を知ってもらう
●保育園の保育方針について理解をしてもらう
●保護者との連携を強化する
保護者は、保育園で子どもたちが普段どのように過ごしているのかを知ることができません。
そのため保育参観は、子どもたちの様子を見るだけでなく、保育士が子どもたちにどのように接しているのかを観察する機会でもあるのです。
普段通り保育業務をすればいいとはいえ、しっかり準備し、保護者に安心してもらえるような保育参観を実施しましょう。
保育参観を行う際は、事前にしっかりと準備を行うことが大切です。
準備の流れを解説します。
まずは保育参観の日の日案を作成し、どのような流れで行うのかを企画します。
子どもたちの様子が伝わりやすく、見ている保護者も楽しめるような活動を設定しましょう。
活動の内容だけでなく、保護者に掛ける言葉などもこの段階で考えておくと良いです。
悩んだ場合は先輩保育士に助言してもらいましょう。
日時が確定したら、保護者へのお知らせを行います。
お知らせの方法は園によって異なりますが、プリントや連絡帳、連絡アプリなどの手段が一般的です。
保育参観は大切なイベントになるため、保護者に確実に伝わる方法で連絡しましょう。
出欠の確認が必要な場合は、余裕を持って期限を設定します。
保育参観では、保育室に子どもたちのこれまでの作品や写真などの装飾を行うことが多いでしょう。
何をどのようなレイアウトで設置するのか、保護者目線になって配置を考えましょう。
壁面装飾には、子どもたちの普段の保育が伺えるような写真などを貼り付けると、保護者にも好評です。
園内に保護者を招待するにあたり、環境の整備を行います。
保護者の靴を管理する靴箱あるいはビニール袋、スリッパなど備品の準備、受付台の設置などを行います。
子どもたちの移動の導線と保護者の方が通る道は、分けると混乱なく進行できるでしょう。
また感染対策として体温計や消毒液を設置することも大切です。
本番を想定し、保育士のみでリハーサルを行います。
実際に活動にどれくらいの時間がかかりそうか、お話や導入はどのように行うかを最終チェックしましょう。
保護者の方への適切な声掛けのタイミングもここで確認することが、当日スムーズに進行するポイントです。
保育参観当日は、保護者の方に見られているという自覚を持ち行動することが大切です。
当日のポイントについてまとめました。
服装に関しては、基本的に普段通りの服装で行うことが一般的。
ただし以下の点をしっかり確認することが大切です。
●服装に清潔感があるか(汚れていないか)
●髪型はぼさぼさでないか
●爪はちゃんと切られているか
●上靴はきれいか
保護者に第一印象で「元気で明るい」「清潔感のある」保育士だと思われるように、今一度確認してみましょう。
多くの人が園内を行き来することとなるため、感染対策を行うことも大切です。
園内でできる感染対策には、以下のことがあります。
●非接触型体温計の設置
●消毒液の設置(園内複数箇所)
●マスク着用のお願い
●スリッパ持参のお願い
●保育室に入れる人数制限を設ける
保護者の方にとっては、園内の感染対策がしっかり行われているかも気になるところ。
全く行われていないと保護者からの信頼を得られない可能性もあるため、園全体で取り組んでいきましょう。
たくさんの方が見に来られる保育参観では、ちょっとしたトラブルも起こりかねません。
私語の多い方や周りの方々にご迷惑となる行為(撮影行為・声掛け行為など)をしている方がいる場合は、優しく注意することも大切です。
トラブルをあらかじめ回避するためにも、禁止行為はお知らせの際に記載しておくなどの配慮も行いましょう。
また子ども同士のトラブルが起きてしまった場合も、保護者が見ているからといいナーバスにならず、普段通り冷静に対応しましょう。
年齢別に、保育参観でおすすめの活動アイデアを紹介します。
0歳児の場合は計画した活動を完遂できないこともあるため、しっかりとした活動を組むというよりは、午睡やおむつ替えなどの普段の様子を見てもらうといいでしょう。
その一環として、保護者の方も参加できるような手遊び歌を行います。
体を動かすことの増える1歳では、マットを使って歩く・転がるなどの運動を行います。
マットの上でボール遊びを取り入れるなど、アレンジも無限大。
子どもがどのような遊びに興味があるのか、保護者の方が知る機会にもなるでしょう。
2歳になるとお友達と一緒に体を動かしたり、何かを行うことに興味を持ち始めます。
お友達と交流しているところや共同作業を行うような活動を行うと良いでしょう。
風船を使った遊びには的当てや風船リレーなど、みんなで簡単に遊べる活動がたくさんあります。
椅子に座って先生のお話を聞いたり、教えられた方法でものを使うことを学び始める3歳では、製作遊びがおすすめです。
紙コップでつくるけん玉は、簡単・安全に3歳児でも作ることができます。
子どもたちが自分で製作あそびができるようになった姿を見てもらう機会にもなるでしょう。
ゲームのルールをしっかり理解し、周りのお友達と協力して遊べるようになる4歳では、フルーツバスケットのような室内遊びがおすすめ。
子どもたちがどのように集団生活を行っているのかを、保護者の方々が知る機会にもなります。
字や絵を器用に描けるようになる5歳では、お手紙を書いて郵便屋さんに出して、お届けする「郵便屋さんごっこ」がおすすめです。
書いた手紙をBOXに投函し、今度は子どもたち自身が郵便屋さんとなり、お手紙をお届けしましょう。
なお保護者に向けて書くことにする場合は、保護者が来ていない子どもたちに配慮する必要があります。
保護者が普段の保育の様子を見に来られる保育参観では、事前の準備をしっかり行うことが大切です。
しかし保育参観の主役は子どもたち。
保育士はあくまで普段と同じように子どもたちに接しましょう。
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