お役立ち情報
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憧れていた保育士になれたものの、新卒保育士はさまざまな理由から仕事に悩みやすく、辞めたいと考えてしまう人もいるでしょう。そんな気持ちが続くと、働くことが非常に辛いですよね。今回は、新卒の保育士が辞めたいと思う理由や、辞めたいと思ったときにどうしたらよいのか、対処法をまとめました。
■目次
1年目の新卒保育士は覚えることが多いため、楽しいことよりも辛いと感じることの方が多いかもしれません。
新卒保育士は、どのようなときに辞めたいと思うのでしょうか。
以下では、その理由を解説します。
新卒の保育士が、慣れない職場の雰囲気に馴染めないのは無理もありません。
今まで園長や先輩保育士たちによって構築されてきた環境に加わるのは、簡単ではないためです。
自分がその中で馴染みにくいと感じることもあるでしょう。
しかし、職場の人間関係は仕事にも大きな影響を与えます。
良好な人間関係が築けない状態が続くと不安になり、辞めたいと思う原因になってしまいます。
また、仕事に対して厳しい指導をする先輩や、否定的な発言をする先輩がいると、自信を失ってしまうかもしれません。
子どもの保育に加えて、指導計画の作成や行事の企画、掃除など、保育士はさまざまな業務をこなさなければなりません。
これらの仕事を一気に覚える必要がある1年目の時期は大変ですよね。
「こんなに忙しいと思っていなかった」「想像と違った」といったギャップを感じる状況が続くと、仕事へのやる気が失われて、辞めたいという気持ちが高まります。
また、新人の頃は製作物の準備や雑務などを任されやすいうえに、慣れていないため通常よりも時間がかかる傾向にあります。
その結果、残業や持ち帰り仕事につながってしまい、自分の時間が削られ、ストレスが溜まってしまうのです。
仕事に慣れるまでは、先輩保育士の背中を見ながら、さまざまな仕事を覚えていくことになります。
保育士によって指導方法に違いがあると、何が正しいのかが判断できずに、疑問や戸惑いを感じることがあるでしょう。
「より多くの仕事を早く覚えたい」「正しい知識を身につけたい」と頑張っている新卒保育士にとって、統一性のない指導は混乱の原因となります。
さらに、自分の理想とする保育像との違いを感じると、意欲が低下してしまうでしょう。
まだ経験が少ないことで、思い描いていた保育ができずに悩んでしまうケースもあります。
●忙しさのあまり、子どもとゆっくり向き合う時間が取れない
●子どもとコミュニケーションが取るのが難しい
●子ども同士のトラブルにうまく対処できなかった
上記のように、実際の保育の難しさに葛藤することがあります。
保育の現場では計画通りに進まないことも多く、その場での柔軟な対応力が求められます。
予期せぬ出来事やうまくいかないことが続くと、自信を失う原因となってしまうでしょう。
保育士は、大切な子どもの“命”を預かる仕事です。
保育時間内に起こるすべての出来事は、保育園側の責任になります。
けがやトラブル、事故などが起きないように、保育士は常に気を配る必要があります。
そのため、慣れない新卒保育士にとっては大変な仕事であり、負担が重いと感じることもあるでしょう。
「自分にこの仕事が務まるかな……」という漠然とした不安がストレスとなり、辞めたいと思ってしまうのです。
“新人の先生は初々しくて子どもに優しい”という好意的なイメージを持ってくれる保護者がいる一方で、“新人に子どもを任せたくない”と考える保護者もいます。
保護者からは日々さまざまな声が寄せられるため、うまく対応できずに悩んでしまうこともあるでしょう。
子どもたちを保育するうえで、保護者との連携は必要不可欠ですが、信頼関係をうまく築けないことに悩む新卒保育士は少なくありません。
>>>あわせて読みたい「保育士1年目だけど辞めたい…新人保育士の退職・転職について」
>>>あわせて読みたい「現役保育士さんに聞いてみた!1年目でよくある失敗談と解決策」
新卒の保育士が辞めたいと思ったら、どうすればよいのでしょうか。
以下では、解決策を紹介します。
まずは信頼できそうな人に相談してみましょう。
家族や友人、同じ職場の同期や優しい先輩など、価値観が合いそうな人を見つけて話すのがよいですね。
誰かに相談することで、辞めたいと思った原因や自分の気持ちを整理することができます。
もしかしたら、相談した相手も過去に退職を考えた経験があり、アドバイスをくれるかもしれません。
「新卒で辞めたいなんて言い出しにくいな……」と思うかもしれませんが、安心してください。
むしろ相談することで得られるメリットの方が、はるかに大きいといえるでしょう。
今悩んでいることや抱えている問題が、自分の力で解決できるのかどうかを考えてみましょう。
職場の雰囲気が悪い、いつも不機嫌な先輩がいる、残業を強いられているなど、自分では変えられない問題に対してはずっと悩んでいても仕方がありません。
自分が頑張っても状況が変わらない場合は、きっぱり辞めてしまった方が自分のためです。
新卒で仕事を辞めて転職する場合、ポジティブな退職理由を考えておく必要があります。
なぜなら、入社したての新卒者が転職することに対して「またすぐ辞めるのではないか」「問題を起こしやすいのではないか」と考える人がいるからです。
このような懸念を抱かれないためにも、仕事を辞める理由は非常に重要です。
退職の原因がネガティブなものであったとしても、そのままの事実を転職先に伝えるのは避けるべきです。
「違う環境で保育の知識をより深めたい」「仕事と自分の時間の両方を大切にできる職場で働きたい」といった、前向きな言葉に言い換えましょう。
転職活動中に前向きな姿勢を見せることができれば、新卒からの転職でも不利になることはほとんどありません。
学校を卒業して数年以内の転職は“第二新卒”として挑めるため、新しい場所でのチャレンジは十分に可能です。
>>>あわせて読みたい「保育士を辞めたい理由7選|原因や対処法を解説」
新卒でも、仕事を辞めたいと思うことはよくあります。
「自分の忍耐がない」「自分だけができない」「社会人として失格だ」などと自分を責める必要はありません。
自分に原因があるわけではなく、今の保育園が合わないだけかもしれません。そう考えると、少し気が楽になりますね。
現代は、働き方の多様性が求められる時代です。
“同じ職場で長く勤めることがよいこと”という価値観は、もう必要ないかもしれません。
環境を変えることでうまくいくケースは多いため、転職はポジティブなものとして捉えましょう。
自分に合う保育園へ転職するには、保育士向けの転職エージェントを活用するのもおすすめです。
限られた時間の中でも、スムーズに転職活動を進めることができるでしょう。
>>>あわせて読みたい「【新卒保育士】就職エージェントの使い方は?メリットも!」
今回は、新卒で保育士を辞めたいと思っている方の理由や対処法を紹介しました。
保育士として最も辛い時期は、おそらく新卒の1年目です。
この大変な時期を乗り越えられれば、どんな職場でも活躍していけるでしょう。
自分の気持ちを大切にしながら、自分に合った働き方について考えてみてくださいね。
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