お役立ち情報
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まだ赤ちゃんな部分も見られた1〜2歳児に比べ、3歳児はぐんと子どもらしさが増す時期ですね。言葉や運動能力も発達し、コミュニケーションや外遊びも楽しめるようになってくるでしょう。ここでは、3歳児の発達の目安や3歳児に適した遊び、保育のポイントなどを紹介していきます。3歳児の担任になったら気をつけたい点なども紹介していますので、ぜひ保育の参考にしてください。
【動きや遊びについて】
●歩行は安定し、走る、蹴る、投げる、跳ぶ、ぶらさがるなどさまざまな動きを習得する
●ブランコやすべり台などの遊具も楽しめるようになる
●積み木やブロックを上手に積んだり並べたりできる
●大人の真似や「ごっこ遊び」が盛んになる
【生活面について】
●まだ完全ではないものの箸を使って食べることができる
●ひとりで排泄がでできるようになる
●顔を洗う・歯磨き・手洗い・うがいなどができる
●衣服の脱着だけでなく、衣服をたたんだり、しまったりできる
●遊んだものを元の位置へ片付けるようになる
【言葉や表現について】
●「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「おやすみなさい」など場面に応じた挨拶ができる
●相手の目を見て話をしたり、相手の話を聞くことができる
●「フカフカ」「ポカポカ」「サラサラ」など物の特徴を感覚的に表せるようになる
●疑問に感じる事柄が増え「なんで?」「どうして?」と盛んに質問するようになる
【心の発達について】
●イヤイヤ期が落ち着いてくる一方で、大人への「反抗」が見られるようになる
●自我がよりはっきりし「自分でやる」「自分で選ぶ」という気持ちが強くなる
●大人の言い分をある程度理解したうえで、自分の意見を通そうとする
●大人のまねをしたり、お手伝いもしようとする
上記はあくまでも発達の目安となりますが、言葉や心の発達で特に気になる点があればチェックと観察が必要です。
長い時間一緒に過ごす保育士の早めの「気づき」が大切な場合も。
主にチェックしておきたい点として、
などが挙げられます。
上記のうち4〜5個以上当てはまり、保護者も不安に感じている場合は、一度専門家に相談をしてもよいでしょう。
>>>あわせて読みたい「【保育士なら知っておきたい】発達障害の特徴や保育について」
3歳児はできることが増え、一気に「子どもらしさ」が増す時期です。
ゆっくりとコミュニケーションを取り、会話を楽しむことで語彙力も伸ばしてあげたいですね。
また大人への反抗が目立つ反面、大人の真似も盛んな時期です。
おままごとやお店屋さんごっこなど、大人の気分を味わえる遊びも大好き。
ごっこ遊びのバリエーションも豊富に取り入れてあげたいですね。
「なんで?なんで?」が盛んな時期ですが、丁寧に応じることで視野を広めたり好奇心を満たしてあげましょう。
行動範囲が広がり、「ジャンプ!」など大胆な動きも増えるため、歩行が安定したとはいえ、まだまだ事故や転倒には要注意です。
3歳児は、社会性や主体性、注意力・観察力が発達してきます
他者との関わりが増える時期ですが、まだまだ自分の思いが中心なので、注意して集団生活を見守る必要があります。
子ども同士のトラブルが起きた場合、保育士が仲立ちとなり、双方の訴えを聞きながら気持ちを受け止めましょう。
子ども同士のトラブルを通して学ぶこともたくさんあります。
3歳になるとイヤイヤ期真っ最中の2歳児よりも、相手を理解しようとする気持ちが育ってきます。 そこで、
など、集団での過ごし方も少しずつ教え、保育の中に取り入れていきましょう。
基本的な運動能力が備わってくる3歳児。
自分でできることが増えるため、日常生活を再現することが盛んになります。
また、言葉の数が増えて、コミュニケーションが活発になるので遊びの中でも言葉を頻繁に使います。
言葉が発達し活動範囲がさらに広がることで、知的好奇心もより高まる時期です。
バラエティに富んださまざまな遊びに挑戦することで、心も体も健やかに成長してほしいですね。
ここからは、具体的に3歳児におすすめしたい遊びについて紹介していきます。
ごっこ遊びの定番といえば、おままごとですね。
ママになりきって料理を作って振る舞ってみたり、お人形のお世話をしたり。
おままごとの最中はさまざまなことを考え、たくさんの言葉もつかいます。
思考力や言語力を育てるだけでなく、お世話する優しさを育むためにも、おままごとは3歳児に適した遊びといえるでしょう。
ごっこ遊びは、おままごとだけではありません。
●おともだちや保育士に手紙を届ける郵便屋さんごっこ
●まちを守るおまわりさんごっこ
●おもちゃの聴診器や注射器を使って「どこが痛いですか?」と会話しながら楽しむお医者さんごっこ
●お人形の髪をとかしたりゴムで結んであげる美容師さんごっこ
●おもちゃの野菜や果物を小さなカゴに入れて、お買い物したり店員さんになりきるお店屋さんごっこ
などなど、バリエーションはとても豊富です。
大人の真似をすることで、好奇心が満たされ、少し成長した気分も味わえるでしょう。
いつも同じなりがちなごっこ遊びですが、保育士から「きょうは◯◯屋さんごっこしてみない?」と誘ってみるのもよいですね。
3歳になると、およそ1,700もの言葉を理解できるようになるといわれています。
スポンジのように新しい言葉を吸収する時期でもあるため、たくさんの絵本に触れ、言葉だけではなく「相手を思う気持ち」なども育んでいきたいですね。
出典:amazon.co.jp
飛ぶ、跳ねる、蹴るなどの運動機能も発達してくる3歳児。
1〜2歳児の頃は少し難しかった振り付けにも挑戦できるようになってきます。
色んな動きのある体操やダンスを通して、楽しく体を動かしていきたいですね。
言葉も心も運動機能もぐんと成長する3歳児。
まだまだ4〜5歳児クラスのお兄さん、お姉さんのようにうまくできないながらも、一生懸命頑張ろうとする姿が可愛らしいですね。
赤ちゃん扱いはもう終わりの時期。
自分でやろうとしていることを先回りして構いすぎることなく、挑戦したいという気持ちを尊重しながら接していくのが3歳児保育のポイントです。
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