【保育園の6月のおたより・園だより】年齢別文例集

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6月は季節の変わり目でもあり、体調管理に気をつけたい時期ですね。また梅雨入りし、室内遊びも増えるため、保育室でも元気に楽しく過ごしている様子が伝わるおたよりにするとよいでしょう。園によって異なるものの、6月は運動会や遠足などの大きな園行事も少なく、祝日もないため園生活をじっくり楽しめる時期でもあります。普段の遊びの様子や、新しいクラスになって3ヶ月目の様子など、子どもたちの様子を詳しく伝えるおたよりを作成しましょう。

【6月のおたより】書き出しのポイント

6月には梅雨を迎えますね。

雨やあじさい、虫の観察、室内遊びなど、雨の季節でも園生活を楽しんでいるワードを入れるとより季節感が出るでしょう。

【書き出しの文例】

色とりどりのあじさいが、綺麗に花を咲かせる季節となりました。

あじさいの花が色づき始め、梅雨の訪れを感じる季節となりました。

梅雨入りを迎え、シトシトと雨が降る日が続いている今日この頃。

梅雨の合間に差し込む眩しい日差しに、初夏の訪れを感じる今日この頃。

あじさいやカタツムリなどに触れ、梅雨の時期でも楽しく過ごしている子どもたち。

雨でお散歩や外遊びに行けない日が続いていますが、室内でも元気いっぱい過ごしている子どもたち。

雨の日が続き、外で思い切り遊びたくてウズウズしている子どもたち。

雨が降ったりやんだり、天気の移り変わりが多い中、子どもたちは室内や外に関係なく汗をかきながら色んな遊びを楽しんでいます。

過ごしやすかった春もあっという間に過ぎ、梅雨の季節になりました。体調管理に気をつけながら6月もクラスのみんなで楽しんで過ごしていきたいと思います。

梅雨の季節ならではの自然に触れたり、室内ならではの遊びを楽しみながら、楽しく過ごしていきたいと思います。

雨の中、傘をさしたり長靴を履くのが楽しい様子の子どもたち。雨の中でも、子どもたちにとっては楽しみがたくさんあるようです。

6月のおたよりで保護者に伝えること

意外と気付きにくい梅雨時の熱中症

熱中症といえば、真夏の炎天下の中で起こりやすいイメージがありますね。

しかし、熱中症は湿度の高い梅雨の時期から気をつけなくてはいけません

真夏は動くとたくさん汗をかきますが、梅雨の時期は湿度が高いため汗が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなります。

さらに子どもはまだ体が暑さに十分慣れていないため、体温調節をする準備が不十分です。

ご家庭でも、就寝前や起床後、お風呂上がりや軽い運動をした後は、しっかり水分補給してもらうよう、おたよりで呼びかけるとよいですね。

衣替えについて

地域にもよりますが、6月1日は「衣替えの日」です。

本格的な夏を迎える前に、半袖や通気性の良い衣服を着て登園するようにお願いしましょう。

汗をかいたらこまめにお着替えをするため、肌着も含めお着替えの準備は多めに揃えていただくよう、おたよりにて呼びかけておくとよいですね。

またお着替えの量や回数が多くなるため、衣類や肌着の記名へのご協力も改めてお願いするとよいでしょう。

傘の取り扱いについて

雨の日に傘は必需品です。

しかし小さな子どもの場合、傘を振り回したり、傘で物を突いたり、怪我や事故につながることがあります

  • 傘は振り回さない
  • 傘で遊ばない
  • 傘を使わない時は先端を下に向ける
  • 自転車に乗る時は傘をささない

など安全に傘の使用について、おたよりで呼びかけるとよいでしょう。

歯科検診のお知らせ

6月4日〜10日は『歯と口の健康週間』です。

きちんと歯を磨くこと、甘いものを食べすぎないことなどを心がけましょう。

また歯科検診当日は食べかすなどが口内に残っていると、歯科医による検診に支障があることも。

当日の朝は「必ず歯を磨いてから登園するよう」おたよりにて呼びかけましょう。

また現在、

  • 歯科通院中である
  • 治療中の歯がある
  • 歯に関して気になることがある

といった場合は、事前に歯科検診のアンケート用紙や連絡帳で保育士へお知らせくださるよう呼びかけましょう。

6月のおたよりで使える季節の話題

梅雨という言葉の由来は?

梅雨という言葉は、中国から伝わってきたといわれています。

「梅の実が熟す時期に降る雨」という意味とのこと。

雨が続くと子どもも大人も憂鬱な気分になりがちですが、雨は生命が生きていくうえで大切な役割を果たすものでもあります。

しとしとと降る雨音を聞いたり、水たまりを覗いてみたり、梅雨ならではの経験を楽しみたいですね。

傘はいつからあるの?

「雨が降ったら傘をさす」という習慣はいつから始まったのでしょうか。

もともとは西洋で貴婦人が使う、“日よけ”が傘の始まりといわれています。

日本で「雨除け(あまよけ)」として傘を使い始めたのは江戸時代。

江戸時代以前は、頭にかぶる「笠」が雨除けとして使われていました。

「かさじぞう」という昔話を思い出しますね。

あじさいはなぜ色が違うの?

6月はあじさいの花が綺麗に咲く季節ですね。

色とりどりのあじさいを見かけることもあるでしょう。

なぜあじさいの色が違うのか、それは土壌の成分・開花からの日数などが影響するといわれています。

土壌のPHによって一般的に、

  • 酸性=青
  • 中性=紫
  • アルカリ性=赤

になるといわれています。

火山大国である日本は「酸性」の土壌が圧倒的に多いため、青色のあじさいが多いとのこと。

あじさいは花の色が変化する珍しい花でもあります。

ご家庭でもお散歩がてら、あじさいの色を観察してみると楽しいかもしれませんね。

父の日/ファミリーデーについて

6月の第3日曜日は「父の日」ですね。

黄色い花や似顔絵などを贈った記憶のある保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、近年ではひとり親世帯への配慮などから父の日のイベントを行わず「ファミリーデー」として実施する保育園もあるようです。

父の日に関しては、保育園の方針に従っておたよりを作成しましょう。

>>>あわせて読みたい「保育園のファミリーデーとは?ねらいやプレゼントのアイデアなど」

年齢別(クラス別) 6月のおたよりで伝えたい文例集

0歳児の文例

雨の日は、窓の外をジーっと観察している◯◯組さん。
ベランダの屋根から「ピシャン」と大きな雨粒が降ってくると、みんなで驚いています。
また、保育士と一緒にてるてる坊主作りを楽しみました。
完成したてるてる坊主に手を伸ばしたり、見つめたりと興味津々の様子です。
お天気の良い日はお散歩に出かけました。
色とりどりのお花や葉っぱに触れ、自然を感じながら気持ちよさそうに過ごしていました。

1歳児の文例

長靴が大のお気に入りの◯◯組さん。
雨の日のたび「きょう、ながぐつはいてきたの」と可愛らしく教えてくれます。
長靴を履いて水たまりに足をそっと入れてみたり、水たまりを踏んだ時の音や水の変化を楽しんだり、梅雨を満喫しています。
雨の音を聞いて、「ザーザー」「ピチャピチャ」など、自分が聞こえた雨の音を色んな表現で教えてくれています。
「あめふりくまのこ」の絵本がお気に入りで、何度も「よんでー」とお願いしてくる◯◯組さんたち。
絵を見ながら一生懸命歌おうとする姿も可愛いです。

2歳児の文例

6月はクレヨンを使って、あじさいの絵を画用紙に描いてみました。
線や円もだいぶ上手に描けるようになってきましたよ。
青やピンク以外にも黄色や緑、オレンジなど、自由な色を使い、色とりどりのあじさいの絵が完成しました。
「はやくお外であそびたいね」と外遊びを楽しみにしている様子の◯◯組さん。
お気に入りの長靴を履いて園庭で遊ぶことを楽しみにしているようです。
雨がやんでいる時に園庭へ出ると「わたしのながぐつピンク!」と、一斉に長靴の見せ合いっこが始まっていました。

3歳児の文例

園庭の水たまりに夢中の◯◯組さん。
水たまりの近くに溝を掘って川を作ったり、泥だんごを作っておままごとをしたりと発想力も成長していますね。
梅雨の季節ならではの遊びを思う存分楽しんでいます。
雨上がりの空に虹がかかったのを見て、大興奮だった◯◯組さん。
絵の具を使って虹の絵を描いてみたり、「虹」の歌をみんなで歌っています。
「きっとあしたはいいてんき!」と明るく歌う姿に梅雨のジメジメも吹き飛んでいる◯◯組さんです。

4歳児の文例

雨の日が続き、室内遊びの時間が多い中、◯◯組さんは粘土遊びや新聞紙を使った遊びに夢中です。
粘土をこねて伸ばして、おうちや動物を作ったりと、手先もだいぶ器用になってきましたね。
新聞紙を細かくちぎって「あめだー」と遊んだり、新聞紙で棒と笠を作って「傘」を作る子も! ◯◯組さんの保育室は明るい声で溢れています。
発想力や想像力もどんどん育っている◯◯組さんです。

5歳児の文例

お散歩で見つけたカタツムリに興味津々の◯◯組さん。
「カタツムリはどうして濡れても平気なの?」「どうして頭が出たり引っ込んだりするの?」と図鑑を見ながら一生懸命勉強しています。
「どうして?」と思ったことを自分で調べる姿に成長を感じます。
室内遊びでは、ダンスやコロコロドッヂボールなど、体を動かす遊びに夢中な◯◯組さん。
ルールのある遊びやみんなで振りを揃えるダンスを楽しむことで、協調性やコミュニケーション力を育んでいきたいと思います。

まとめ

6月は、比較的大きな園行事も少なく、クラス保育をじっくり楽しめる時期でもあります。

6月は新しいクラスになって3ヶ月目ですね。

新しく入園した子どもも、園生活に馴染んでくる時期です。

6月のおたよりでは、各クラスで楽しんでいること、夢中な遊びなどを紹介し、そこから感じた子どもたちの成長について触れるのもよいでしょう。

衣替えや歯科検診などもあるため、保護者へしっかり情報を伝え、伝達漏れのないようにしたいですね。
 

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