お役立ち情報
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子どもが好きで保育士として働き始めたのに、好きだけでは勤まらない仕事であることを実感する保育士は多くいます。「子どもと関わっていても楽しくない」とネガティブな感情になり、ノイローゼになってしまう保育士が多いことも現状です。今回は、保育士のノイローゼに関する、その原因と解消法について解説します。
■目次
そもそもノイローゼとは、神経症の一つである不適応障害のことを言い、いわゆる精神疾患です。
日々のストレスにより、胃痛や呼吸が乱れるなどの症状が見られます。
また、入院などを要することはなく、軽度であることが特徴です。
精神疾患であることから、うつ病と混同されがちですが似て非なるものであることから、併発する可能性もあります。
一方でうつ病とは、憂うつな気分や食欲・睡眠欲といった意欲が低下し、日常生活に大きな支障が出る気分障害の一つです。
症状や重症度はさまざまですが、治療せずに放っておくと次第に悪化していきます。
そのため、うつ病のような症状が現れた場合は、速やかに病院へ行くことが大切です。
保育士がノイローゼになる原因は、人間関係が大きく関わっています。
以下では、保育士の人間関係が、どのようにノイローゼと関係しているのかについて説明します。
保育士の退職理由としても多く挙がる「職場の人間関係」。
保育は、チームプレーが大切な仕事ではありますが、情報共有が上手くいかなかったりいじめが発生していて職場環境が悪いなど、業務がスムーズにいかないことも少なくないでしょう。
そういったことから、ノイローゼに苦しむ保育士が増えているのが現状です。
仕事の大半が保護者対応と言っても過言ではないほど、保護者と関わることが多い保育士。
子どもの様子を伝えたり世間話をしたりするなど日々コミュニケーションを取る中で、保育士や保育園に対するクレームを言う保護者や、いわゆるモンスターペアレントと言われる理不尽な要求をしてくる保護者もいます。
保育士は、どんな状況においても一人ひとりと向き合わなければならないため、このような保護者対応がノイローゼの原因につながることもあります。
>>>あわせて読みたい「【保護者対応トラブル】原因別・事例別で見る保育士の対処法」
子どもが原因でノイローゼになる保育士は、意外にも多いかもしれません。
なかなか言うことを聞かなかったり泣き止まなかったり…こういった状況がストレスになり「子どもと関わっていても楽しくない」「子どもが可愛いと思えない」といった感情が生まれてしまいます。
子どもが好きで保育士として働き始めたのに、子どもと関わることにネガティブな感情を感じてしまうのは、保育士として辛いですよね。
ここでは、ノイローゼになったときの解消法について紹介します。
少しの期間、お休みをもらって自分の好きな物事やゆっくりと過ごす時間に充てましょう。
特に子どもが原因でノイローゼになった場合は、子どもを嫌いになる前に自分を苦しめている環境から一度離れることが大切です。
少し離れることで、改めて「保育士の仕事がしたい!」と思えるきっかけになるかもしれません。
ノイローゼになりやすい人は「神経質な人」や「感じやすく傷つきやすい人」、「内気で小心な人」などいくつかの特徴があります。
例えば、物事のネガティブな部分に敏感で、不安なことがあるとつい悪い方向に考えてしまうことはありませんか?
この場合は、悪い面ばかりを探すのではなく、良い面を見つける癖を身につけてみましょう。
自分を責めてしまうことや「私はいつも失敗してしまう」という強い思い込みなども、前向きな考え方に切り替えることで、気持ちが少し楽になるかもしれません。
ノイローゼかも…と感じた場合は、主任やリーダーに相談しましょう。
特に自分よりも経験を積んでいる人に相談することで、解決策を教えてもらえることもあります。
また、子どもが原因でノイローゼになった場合は、保育士間の連携が上手く取れていないことが原因であることが多いです。
まずは、自分の仕事面での行動を振り返ったうえで、上司にその旨相談してみると良いでしょう。
話しづらいと感じるかもしれませんが、他の保育士も同じように感じている可能性も高いため、話してみることで職場全体の改善につながるかもしれません。
ここでは、上記の解消法でノイローゼが解消できなかった場合の手段について紹介します。
症状がひどい場合や悪化している場合は、精神科や心療内科を受診することを検討しましょう。
「我慢すれば大丈夫」と思うことは、NGです。
よりひどい状況に陥ってしまい、最悪の場合、保育士を退職することに追い込んでしまう可能性もあります。
上司に相談しても改善の見込みが無ければ、職場を変えることも手段の一つです。
苦しい環境を我慢し続けることは、ただ自身を苦しめるだけです。
自分の心身を大切にするためにも、より人間関係が良好な職場を探すことも視野に入れる必要があります。
もしも、一人で探すことが難しい場合は、転職エージェントを活用してみましょう。
転職サイトだけでは分からない、職場環境についても教えてもらうことができます。
>>>あわせて読みたい「保育士の転職エージェント活用方法とは?メリットや選ぶポイント」
職業に関連したストレスが大きい保育士は、ノイローゼに関わらずうつ病や自律神経失調症などの精神疾患になる人が多いと言われています。
同僚や保護者、子どもなど人と関わることがほとんどであるため、さまざま方面からのストレスが保育士のノイローゼになる原因となります。
「ノイローゼかも…」と感じた場合は、無理をせず周りの人に相談することが大切です。
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