お役立ち情報
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多くの保育園で取り入れられている「七夕祭り」。七夕祭りを保育園で行うねらいは、子ども達に日本の伝統行事に対する理解を深めてもらうことです。そのためには、子ども達が楽しいと思う遊びを取り入れたり工夫を凝らす必要があります。今回は、保育園での七夕祭りに関する、ねらいやおすすめの遊びについて解説します。
七夕とは、1年に1度の7月7日に織姫と彦星が天の川を渡って出会える特別な夜のこと。
華やかな飾り付けをしたり短冊に願い事を書いたり、日本の伝統的な行事として親しまれています。
天の川は、夏の大三角形である、こと座のベガ(=織姫)とわし座のアルタイル(=彦星)、はくちょう座のデネブを覆うように流れているのが特徴です。
多くの保育園では「七夕祭り」として、子どもと一緒に短冊を書いて七夕飾りをしたりそうめんを食べたりと、七夕にちなんだ活動が取り入れられています。
七夕祭りを行う前は導入として、七夕の由来が分かる絵本を読んだりクイズを出すなど、子ども達の興味・関心を深めておくと良いでしょう。
>>>あわせて読みたい「【七夕とは?】意味や由来を子どもに分かりやすく説明しよう」
>>>あわせて読みたい「【七夕の絵本】年齢別!読み聞かせにおすすめ絵本8選」
保育園での七夕祭りのねらいは、以下の点が挙げられます。
●七夕について知り、行事に参加することで親しみを持つ
●七夕について知り、興味・関心を持って行事に参加する
●七夕について知り、七夕の由来に関心を持つ
●七夕にちなんだ歌や遊びを通して、楽しみながら七夕に関心を持つ
●短冊に願い事を書き、自分の将来の夢を膨らませてもらう
七夕について知らない子どもも興味がない子どもも、保育園での七夕祭りを通して日本の伝統行事に対する理解を深めることができます。
また、保育士は、子どもが短冊に願い事を書くことをきっかけに、子どもがどんなことに興味を持っているのか、どんなことを望んでいるのかを知ることができます。
子ども、保育士の両者にとって七夕祭りは、伝統行事や子どもへの理解を深められる良い機会であると言えるでしょう。
ここでは、七夕祭りにおすすめな製作遊びを紹介します。
紙皿や折り紙で作る織姫さまと彦星さまの可愛い七夕飾りです。
織姫さまと彦星さまは、未満児クラスで作る場合は保育士が、以上児クラスで作る場合は自分たちで作るというように、年齢に合わせて対応を分けると幅広いクラスで取り入れることができます。
紙皿をシールやスタンプで可愛くデコレーションしてみましょう。
ゆらゆらと揺れる織姫さまと彦星さまの製作です。
星に子ども達の願い事を書いて、壁や窓際に飾ると織姫さまと彦星さま、星に張り付けたミラーテープが揺れ、子ども達は見ていて楽しい気持ちになりそうですね。
織姫さまと彦星さまの着物は、絵の具の他にも絵を描いたりシールを貼ったりと子ども達の好きなアレンジで作ってみましょう。
お花紙と絵の具を使って七夕飾りの一つである「吹き流し」を作るのはいかがでしょうか。
好きな色のお花紙や絵の具を組み合わせることで、自分だけのオリジナルな吹き流しが完成します。
お友達の吹き流しと一緒に並べると、より一層カラフルで綺麗に見えておすすめです。
ここでは、七夕祭りにおすすめなゲーム遊びを紹介します。
いろんな場所に隠れた星を見つけてくっつけて、天の川を作るゲームです。
あらかじめ、保育士は大きな星をたくさん作っておく必要があります。
星をくねくねとくっつけたり、まっすぐにくっつけて、みんなでオリジナルの天の川を作ってみましょう。
❶星を隠すチーム、星を探すチームの2チームで分かれる
❷星を隠すチームが隠している間、もう一方の星を探すチームは隠しているところが見えない場所で待機する
❸星を隠し終えたら、宝探しスタート
❹1~3を交代しながら繰り返し行って遊ぶ
❺部屋の端と端がつながるよう、見つけた星をセロハンテープで直接床に貼っていく
❻部屋の端と端の星がつながったら、天の川の完成
七夕に必要不可欠な笹の葉を活用した風船リレーです。
保育士は、笹の葉の形に切った画用紙と星の形をした風船を用意しましょう。
背中合わせで運んだりコースの難易度をあげたりと、アレンジを加えてみると飽きずに楽しむことができます。
❶スタート地点と折り返し地点に三角コーンなどの目印を置く
❷2人1組のペアを作って、いくつかのチームに分ける
❸笹の葉の上に星の風船を乗せてスタート
❹風船を落とさないよう、ペアで協力しながら折り返し地点を回ってスタート地点まで戻る
❺次のペアに笹の葉ごと渡してバトンタッチ
❻3~5を繰り返し、早く全員がゴールしたチームの勝ち
導入としても使える七夕にまつわるクイズを出して、子ども達に理解を深めてもらいましょう。
その前に絵本などで七夕のお話をしてあげると、子ども達も答えやすいでしょう。
幼児クラスと年長クラスに合わせて、問題の難易度を変えてあげると良いですね。
Q:七夕はいつ? 【A:7月7日】
Q:七夕の日会えるのは織姫と誰かな? 【A:彦星】
●年長クラスの場合Q:七夕の日に短冊を書いて結ぶ木の名前は? 【A:笹】
Q:七夕の夜にお空にかかる川の名前は? 【A:天の川】
Q:彦星のお仕事は? 【A:牛を飼っている(牛飼い)】
保育園で七夕祭りを行うことは、七夕祭りを通して子ども達に日本の伝統行事に対する理解を深めて、親しみを持ってもらうことが大きなねらいと言えるでしょう。
そのためにも、子ども達が楽しめるような遊びや工夫を凝らすことがポイントになります。
本記事を参考に、楽しい七夕の日を過ごしてくださいね。
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