お役立ち情報
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小学校や中学校で実施されていうイメージが強い家庭訪問ですが、最近では保育園でも取り入れる園が増えています。しかし保育士の中には「家庭訪問に慣れない」「何を話せばいいのか分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。今回は、保育士が行う家庭訪問に関する、目的や質問内容、マナーについて解説します。
■目次
そもそも家庭訪問とは、保育士が担当のクラスの子どもの家庭を訪問し、保護者と面談を行うものです。
小学校や中学校で実施されているイメージが強いですが、最近では保育園でも取り入れる園が増えています。
というのも家庭訪問は、子どもをより深く知るための非常に重要な役割があるためです。
家庭訪問の一番の目的は、子どもについて知ることです。
実際に子ども達が生活している家庭を見ることで生活環境が分かったり、保護者と直接話すことで子どもの性格や特徴を掴んだり…保育園だけでは気が付かないような発見をすることができます。
また登園時に顔を合わせるだけの保護者ともリラックスした状態で話すことで、普段聞けないような育児の悩みや相談を聞くこともあるしょう。
保護者との信頼関係を築くための機会でもあるため、誠実に寄り添った対応を心がけることが大切です。
家庭訪問は、複数の家庭を1家庭につき15〜20分程度のペースで訪問するため、あらかじめ質問内容を考えておくことをおすすめします。
以下では、家庭訪問で保育士が質問すべきことについてまとめました。
●家庭での様子
●得意なこと/苦手なこと
●好きなこと/嫌いなこと
●好きな食べ物/嫌いな食べ物
●子どもの性格
●長所と短所
●園生活の中で不安なことや心配なこと
●生活面・健康面で不安なことや心配なこと
●園生活の中で気を付けてほしいこと
…など限られた時間の中で全てを質問することは難しいため、子どもに合わせて質問内容のポイントを押さえておくことをおすすめします。
また保護者に悩みがある場合は、保護者の気持ちを尊重したうえで聞き出すようにしましょう。
保護者の気持ちを否定するような発言は絶対にNGです。
以下では、保育士が家庭訪問を行う際の持ち物について紹介します。
スマートフォンのアプリでも地図を見ることができますが、場合によっては入り組んだ道が分かりづらいということもあります。
迷子になって遅刻してしまうということがないよう、あらかじめ家庭訪問する家の場所に印を付けておくと安心です。
家庭訪問は保護者と約束した時間に家庭へ訪問するため、遅れてしまうと次の保護者の方に迷惑をかけてしまいます。
そうならないよう、面談中も時間には意識を向けなければなりません。
腕時計であれば、会話中であっても相手に失礼のないよう時間を確認することができます。
保護者との会話を記録するために、メモを準備しておくと良いです。
それ以外でも質問内容や保育園での様子など、保護者に伝えたいことをあらかじめまとめておくのもおすすめです。
ただし保護者との会話中にメモを取ることに必死にならないよう、注意しましょう。
家庭訪問を行う際の服装に関して一般的には、スーツで家庭訪問を行う保育士が多いようです。
スーツにもさまざまなタイプや色があるため、どのようなスーツを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。
以下では、選ぶべきスーツに関して紹介します。
ただし保育園によっては決まりがある園もあるため、一度確認すると良いでしょう。
●スーツ・・・
紺やグレー、ベージュなどの清潔感が感じられる色●シャツ・・・
シンプルな白であれば問題ない。柄がある場合は、薄いストライプやワンポイントのもの●靴・・・
黒や茶色など、スーツに合わせやすくヒールが低いもの以下では、保育士が家庭訪問を行う際のマナーについて紹介します。
家庭訪問は玄関先で行うパターンと室内で行うパターンがあり、保育園によって異なります。
室内で行う場合は、玄関先にて簡単な挨拶を済ませ、室内に通された後改めてきちんとした挨拶を行いましょう。
家庭訪問を実施する時期によっては、「○○組の担任の○○です」と自己紹介を行う場合もあります。
笑顔で心地よい挨拶を心がけることが大切です。
またコートを着ている場合は、玄関のチャイムを鳴らす前に脱ぐのが基本です。
外のほこりや花粉を室内に持ち込まないよう裏返しにして畳み、カバンの上に置いておくと良いでしょう。
座る位置は、基本的に入口から一番近い下座に座ります。
保護者からの案内が合った場合は、その椅子に座りましょう。
また和室の場合は座ったまま挨拶をし、洋室の場合は一度立って挨拶をするのがマナーです。
お茶菓子についても保育園によっては「頂かない」という決まりがある園もあるため、あらかじめ決まりを確認する必要があります。
お茶菓子を頂く場合は「いただきます」と挨拶をしてから、口を付けるようにします。
その際、残してしまうことは失礼に当たるため、食べきれない場合は丁寧にお断りをしましょう。
帰る際には、貴重な時間を割いていただいたことの感謝のお礼に加えて、「また何かあればいつでもお声がけください」と思いやりのある言葉を伝えましょう。
保護者も安心した気持ちで、保育士との面談を終えることができます。
保育士が行う家庭訪問は、保育園では絶対に気づけないような子どもの性格や特徴を知るうえで非常に役立ちます。
また普段なかなかゆっくりと話せない保護者ともコミュニケーションを取れるなど、多くのメリットがあります。
保育士と保護者にとって有意義な時間となるよう、保育士はあらかじめ質問内容やエピソードなどを準備しておくと良いでしょう。
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