保育士の自己紹介のポイント!子ども&保護者向けに分けて解説

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保育士の自己紹介は、第一印象を決める大切なイベントです。しかし、初出勤で自己紹介をするときに緊張して「何を言えばいいか分からない」と困ってしまう人もいるのではありませんか?そこで今回は、保育士の自己紹介の基本的なポイントや、子ども・保護者別の自己紹介のコツと例文を解説します。

保育士の自己紹介の基本的なポイント

保育士の自己紹介の基本的なポイントは、主に3つあります。

入社初日の自己紹介に向けて、それぞれのポイントをチェックしていきましょう。

笑顔を絶やさない

まず忘れてはならないのが、笑顔です。

保育士は、人を相手にする職業です。

子どもはもちろん、保護者や同僚の保育士、そして地域の方々とも関わる機会がたくさんあります。

良い印象を持ってもらうためにも、第一印象は非常に大切です。

笑顔で元気よく会話をすることで、先輩保育士からの信頼を獲得することにもつながります。

さらに、話しかけやすいという印象も持ってもらえるため、人間関係も円滑になるでしょう。

はきはきと話す

自己紹介のときは、はきはきと話すことも大切です。

声が小さかったり、返答が遅かったりすると、自信なさげな印象になってしまいます。

名前を呼ばれたら「はい!」と元気よく返事をして、なるべく大きな声で自己紹介をしましょう。

特技や経歴を伝えるのも◎

名前と簡単な挨拶だけでは「あなたがどんな人なのか」が周りの保育士たちに伝わりません。

自己紹介の際は、以下のように特技や経歴も伝えましょう。

ピアノが得意です。

絵画や製作が得意です。

趣味でテニスクラブに通っています。

以前の保育園には〇年勤めていました。

これまで〇歳児を担当してきました。

上記のように、保育で活かせる特技やスキルのほか、趣味などを話してみてもよいでしょう。

別の保育園から転職した場合は、以前勤めていた保育園に「何年勤めていたか」「何歳児を担当していたか」を伝えると、あなたの保育士としての働きぶりを周りの保育士が把握できます。

 

【子ども向け】保育士の自己紹介のコツと例文

大人への自己紹介は、口頭のみでOKですが、子どもに対する自己紹介は、ちょっとした工夫が必要です。

ここでは、子どもに対する自己紹介のコツを5つご紹介します。

それぞれのコツとともに、例文も一緒にチェックしていきましょう。

特技や好きな遊びを伝える

子どもたちに自己紹介をするときは、子どもが興味を持つ話題を盛り込みましょう。

基本的に、子どもたちは新しい保育士に対して、「どんな遊びをしてくれるんだろう?」という疑問を抱いています。

まずは、「先生はお絵かきが大好きだよ」「鬼ごっこが好きだから、このあとお外で一緒に遊ぼうね」と、特技や好きな遊びを伝えましょう。

絵や製作が得意なら、あらかじめ作ってきたものを子どもの前で見せてもOKです。

ピアノが得意ならその場で披露して、子どもたちの興味を引きましょう。

自己紹介ブックを使う

年齢にもよりますが、保育園に通う年齢の子どもは、口頭の説明だけで話の内容を完全に理解することがまだ難しいでしょう。

そんなときは、スケッチブックを活用した自己紹介ブックを使うのがおすすめです。

自己紹介ブックには、主に自分の名前(ひらがな)のほか、次のような内容を書きます。

  • 好きな食べ物
  • 好きな遊び
  • 好きなお菓子
  • 好きな色


何を書くか迷った場合は「自分の好きなこと」をイラストで描きましょう。

子どもがワッと驚くような仕掛けを入れるのも良いですね。

遠くに座る子どもにも色がはっきりと見えるように、色ペンやクーピーなどを使うのがコツです。

文字を書くときも、大きく書くように心がけましょう。

クイズ形式で自己紹介

「自己紹介で盛り上げたい!」というときは、クイズ形式で自己紹介しましょう。

先生の好きな食べ物は、カレーライスとハンバーグ、どっちでしょう?

先生が好きな遊びは鬼ごっことかくれんぼ、どっちでしょう?

上記のように、子どもが回答しやすいように2択問題にしてもOKです。

〇×プレートや、「ピンポン!」と音が鳴るおもちゃを使って、楽しく自己紹介をしましょう。

エプロンシアターやペープサートを活用する

自己紹介で、エプロンシアターやペープサートを活用するのもおすすめです。

自分の名前(ひらがな)の文字をエプロンに貼り付けて自己紹介してもよいですし、自己紹介の後に「おおきなかぶ」「赤ずきん」などの通常のエプロンシアターをしてもよいでしょう。

ペープサートで即興劇をしても盛り上がります。

エプロンシアターやペープサートは一度作っておけば、保育実習でも就職後でもつかえるので便利です。
>>>あわせて読みたい「エプロンで作るエプロンシアターとは?ねらいや作り方のポイント」

分かりやすい言葉で簡潔に話す

子どもに自己紹介するときは、分かりやすい言葉で簡潔に話しましょう。

例えば、子どもに得意なことを紹介するときは「絵画と製作が得意です」ではなく、「お絵かきをしたり、折り紙や工作をしたりするのが大好きです」と、子どもがイメージしやすい言葉選びをしましょう。

あわせて身振り手振りを加えると、”明るく楽しい先生”という印象になります。

 

【保護者向け】保育士の自己紹介のコツと例文

新しい保育園に入社した場合は、送迎時や保護者会などで自己紹介をすることになります。

ここでは、保護者に対する自己紹介のコツをピックアップしてみました。

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

落ち着いた態度&自然体を心がける

保護者に自己紹介をするときは、できるだけ落ち着いた態度を心がけましょう。

保護者を目の前にすると、ついつい緊張してしまうものです。

しかし、緊張しすぎて声が小さくなってしまったり、挙動不審な態度を取ってしまったりすると、保護者が「この先生に任せても大丈夫かな?」と不安に思ってしまいます。

無理に自分をよく見せようとせず、リラックスして、自然体で話しましょう。

保育観や目標を語る

保護者会や懇親会の場での自己紹介では、保育観や目標を語るのも一般的です。

「子どもたちの個性を引き出せるような保育を目指しています」「保護者の方々からも信頼されるような、○○な保育士になりたいです」など、保育観とともに目標も語ってみましょう。

加えて、どんなクラスを作っていきたいかという抱負も伝えられると、あなたの熱意が伝わるはずです。

清潔感のある身だしなみ

保護者への自己紹介の際は、身だしなみにも気をつけましょう。

保護者会や懇親会のときは、フォーマルなスーツや、オフィスカジュアルな服装がおすすめです。

ただし、保護者会や懇親会の前に、子どもの送迎時に保護者と対面するパターンもあります。

出勤初日から一週間は、保育中に着る服も清潔感のあるものを選びましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の服装選び!仕事中・通勤中別に選び方を紹介」

言葉遣いに気をつける

保護者の前での自己紹介は、言葉遣いも大切です。

保護者に対して敬語を使うことはもちろん、正しい日本語で話しましょう。

社会人として当たり前のことですが、ふとした瞬間に言葉が崩れてしまうこともよくあるものです。

子どものお手本として保護者から信頼されるよう、日頃から言葉遣いに気をつけて過ごしましょう。

おたよりはやわらかい言葉で簡潔に書く

おたよりで自己紹介の文章を載せる場合は、やわらかい言葉で簡潔に書くように心がけましょう。

固い文章を書いてしまうと、近寄りがたい印象になってしまうため、次のような文章がおすすめです。

長すぎず、短すぎず、適切な分量であることもポイントです。

<例文>
今月から○クラスの担任を務めます、○○(名前)と申します!
子どもたちが楽しく、そして安心して過ごせるような“居場所”をつくりたいと思っています。
子育ての悩み相談やお子さんの成長に関するご報告などもお声がけください。
今後ともよろしくお願いいたします!

保育士の自己紹介のポイントを押さえて第一印象をアップ!

先輩保育士や子ども、保護者など、相手によって自己紹介をするときのポイントは異なります。

先輩保育士に対しては笑顔ではきはきと、特技や経歴を伝えてみましょう。

子どもに対してはエプロンシアターや自己紹介ブックを使うのもおすすめです。

保護者に対しては、落ち着いた態度で保育観や目標などを語ってみてもよいでしょう。

それぞれのポイントを押さえて、新しい職場にてよいスタートを切りましょう。

 

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