お役立ち情報
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今や保育運営に必要不可欠な存在となる非常勤保育士。その割合は、保育士全体の約46%にも及びます。非常勤保育士の種類はさまざまで、自分のライフスタイルに合った働き方ができることが魅力の一つです。今回は、保育士の非常勤に関する、常勤保育士との違いやメリット・デメリットについて解説します。
非常勤保育士とは、常勤である正社員・正職員以外の全ての社員・職員を指します。
非常勤としての働き方は、主に「臨時職員」「契約保育士」「派遣保育士」「パート・アルバイト」の4つがあり、雇用形態や働き方などさまざまです。
このように自身のライフスタイルに合わせて、多様な働き方を選択できる特徴があります。
また保育士の非常勤は保育士全体の約46%の割合を占めており、一般的な働き方として認知されています。
人手不足問題が取り沙汰される保育業界において、保育士の非常勤は重要な存在でもあるのです。
参照:厚生労働省|「保育士等に関する関係資料」
臨時職員とは、主に産休・育休を取っている正職員の代わりの保育士として募集される職員のことです。
雇用期間に定めがあり、仕事内容は一般的な保育士と変わらない園が多く見受けられます。
契約期間は産休・育休を取っている正職員が復帰するまでの間や年度末までの3か月間、1年間など保育園によってさまざまです。
「短期で働きたい」「実務経験を積みたい」という方におすすめの働き方です。
契約保育士とは臨時職員と同様、雇用期間に定めがある保育士のことです。
仕事内容は正職員のサポート的役割を担います。
試用期間として契約保育士という雇用形態で採用し、契約期間が満了する時点で正職員として採用する園もあります。
保育園の方針が合わない場合は、契約期間満了で円満退職することも可能です。
「プライベートを重視したい」「色々な保育園を経験したい」という方におすすめの働き方です。
派遣保育士は一般的な社員・職員は雇用主が保育園であるのに対し、人材派遣会社が雇用主となります。
そのため保育園と契約を結んでいる人材派遣会社の職員として、園に派遣されるのです。
保育士の業務上の管理は保育園、それ以外の給与支払いや勤怠管理、福利厚生は人材派遣会社が行います。
保育園とのトラブルが発生した際は、人材派遣会社が仲介に入ってくれるため安心して働くことができるでしょう。
勤務先や勤務時間などの要望に対して柔軟に対応してもらえるため、より自身のライフスタイルに合った働き方を実現できます。
保育士のパート・アルバイトの特徴は、1週間の労働時間が他の保育士と比べて短いことです。
中にはフルタイムで働く保育士もいますが、基本的には時短勤務と考えて良いでしょう。
また「保育補助」として保育士資格が無くても働くことができるポジションを採用している保育園もあります。
「短時間勤務で働きたい」「育児と両立したい」という方におすすめの働き方です。
常勤保育士とは正社員・正職員を指し、フルタイムで勤務する保育士のことです。
非常勤保育士との大きな違いは、「安定した働き」「残業がある」ということが挙げられます。
常勤保育士は非常勤保育士と比較して、安定した収入と雇用であるため、長期的に働けることが特徴です。
また仕事内容においては、クラスの担任を任されるなど保育園全体の運営に携わることができ、やりがいも非常に大きいといえます。
しかし業務量が多い分、残業や持ち帰り仕事が増えるといった悩みがあるのも現状です。
非常勤保育士の仕事内容は、働き方の種類によって異なります。
例えばフルタイムで勤務する非常勤保育士の場合、正職員とほとんど変わらないところが多いです。
しかしその他の時短勤務や派遣保育士、パート・アルバイトなどの非常勤保育士の仕事内容は、保育園によってさまざまですが主に保育補助やフリーとなります。
具体的な内容は以下の通りです。
●食事や着替え、排せつなどの介助
●手が足りていないクラスのサポート
●連絡帳の記入
●保育室内の清掃
●玩具の消毒
・・・など非常勤保育士のメリットは、以下の通りです。
一番のメリットともいえるのが、自分自身のライフスタイルに合った働き方ができるという点です。
常勤保育士の場合、希望の休日を取れなかったり、土曜日は出社しなければ行けなかったりする園もありますが、非常勤保育士は比較的時間の融通が利きやすいといえます。
子育て・介護と仕事を両立したい方や定期的に休みを取りたい方、短い時間で働きたい方などは、働きやすいと感じるでしょう。
保育園によって異なりますが、非常勤保育士は基本的には残業がありません。
担任を任される常勤保育士に対して、非常勤保育士は保育補助やフリーの仕事が多く書類作成などの事務作業が少ないことが理由の一つとして挙げられます。
そのため終業時間になれば、すぐにプライベートの時間に切り替えることができるのです。
非常勤保育士として働いている保育園が合わない場合、常勤保育士よりも比較的勤務先を変えやすいといったメリットが挙げられます。
雇用期間が定められている雇用形態であれば、契約満了まで働き円満退職することができるからです。
また常勤保育士よりも採用のハードルが低い傾向にあります。
自分に合った勤務先を探し、改めて非常勤保育士として働くということが可能なのです。
非常勤保育士のデメリットは、以下の通りです。
非常勤保育士の給与は時給制というケースが一般的であり、基本的にボーナスはありません。
そのため働き方によっては、正職員と同じ仕事内容であっても給料が少ないということがほとんどです。
給与を重視している場合は、正職員として働くことをおすすめします。
就労が安定していないために、将来の雇用への不安を感じるかもしれません。
どんなに働きやすい職場であったとしても長期間働くことができず、また新しい職場を探さなければいけないという気持ちになります。
雇用期間にとらわれず、安定した働き方がいいという方は、正職員としての働き方がおすすめです。
「自分の理想とする働き方が分からない」という方や「一度誰かに相談したい」という方は、キャリアアドバイザーがおすすめです。
自分のライフスタイルに合った働き方や職場を提案してもらえます。
保育士の人手不足により、保育士資格を必ずしも必要としない非常勤保育士の需要が高まっています。
今や非常勤保育士なくして、保育園の運営は難しいといえるかもしれません。
本記事を参考に、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけてみましょう。
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