スタンプ遊びとは?そのねらいや廃材・身近なものを使った遊び方

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1歳頃から取り入れることができるスタンプ遊びは、子どもの手先を鍛えるほか想像力や表現力を養うことができるメリットがあります。捨ててしまうはずの廃材や身の回りのものを活用することで、バリエーション豊かな遊びができるのも魅力の一つです。今回は、スタンプ遊びのねらいやおすすめの遊び方について解説します。

スタンプ遊びとは?

スタンプ遊びとは子どもがさまざまな形や色、模様などを楽しむことができる室内遊びです。

手で物が握れるようになる1歳頃から始めることができ、幅広い年齢の子どもの保育活動として取り入れられるメリットがあります。

既製品のスタンプを使用することはもちろん、トイレットペーパーの芯などの廃材、ひもや綿棒といった身近なものをスタンプとして使用できるのもスタンプ遊びの特徴です。

スタンプ遊びのねらい

スタンプ遊びのねらいは、以下の点が挙げられます。

手指の動きを鍛える

手先の感覚を養う

さまざまなものの形や感触を知り、興味を持つ

さまざまな大きさのスタンプを手の平や指を使ってつかむ動作やスタンプを押す動作で、手指の動きを鍛えるとともに手先の感覚を養うことができます。

また廃材や身の回りのものを実際に触ることで、それぞれの形や感触を知ることができるのです。

加えてたくさんのスタンプを子ども自身で考えながら押していくことで、想像力や表現力を養うことにもつながります。

スタンプ遊びの楽しいポイント

スタンプ遊びには、以下のようにさまざまな楽しいポイントがあります。

何度もスタンプできる

スタンプ遊びはインクさえあれば、何度でも同じスタンプを使って遊ぶことができます。

子どもが気に入ったスタンプがあれば、色を変えてあげるだけでも長い時間楽しめるでしょう。

廃材や身の回りのものをスタンプとして活用すれば、お金をかけることなく遊ぶことができます。

スタンプごとに模様が違う

例えばトイレットペーパーの芯とペットボトルのキャップは同じ丸の形ですが、ペットボトルにはギザギザしたところがあったり、大きさが違ったりしますよね。

このように素材によってスタンプをしたときの模様や大きさが違うため、子ども達は「色々なものをスタンプしたい!」と思うことでしょう。

形や模様がさまざまな素材をたくさん用意してあげると、子ども達もより一層楽しむことができます。

スタンプした紙に絵を加えられる

スタンプした紙に絵を加えることで、また一味違った作品を作ることができます。

「このスタンプはなにに見えるかな?」と声をかけてあげることで、子ども達の想像力を掻き立てることができるかもしれません。

反対に先に絵を描いて、後からスタンプを加えるといった遊び方も子ども達の表現力を養うことに役立つでしょう。

廃材や身の回りのものを活用したスタンプの作り方

ここでは、廃材や身の回りのものを活用したおすすめのスタンプの作り方を紹介します。

ペットボトルのキャップ×梱包クッションシート

ペットボトルのキャップと100円ショップで手に入る梱包クッションシートを組み合わせたスタンプです。

梱包クッションシートをさまざまな形に切り取って、キャップに貼り付けるだけでスタンプが完成します。

はさみを使用するため、はさみがまだ使えない子どもの分は保育士が代わりに作ってあげましょう。

<準備するもの>

ペットボトルのキャップ 2個

梱包クッションシート

ボンドまたは両面テープ

はさみ

油性ペン

ビニールテープ


<作り方>

ペットボトルのキャップの大きさを紙になぞる

なぞった丸からはみ出ないよう、ハートや星など好きな絵を描く

(最初に鉛筆で下書きし、その上から黒ペンでなぞるのがおすすめです)

絵を描いた紙の上に梱包クッションシートを重ね、浮かび上がった絵を油性ペンでなぞる

梱包クッションシートをなぞったペンの形にはさみで切る

2つのペットボトルのキャップの下側をビニールテープでくっつける

絵の形に切った梱包クッションシートを、ボンドまたは両面テープでペットボトルのキャップに貼り付けて完成

トイレットペーパーの芯

トイレットペーパーの芯は切り込みを入れて開くだけでお花の形のスタンプができたり、芯に折り目をつけてハートやしずくの形にすることができます。

特に準備するものがなく簡単にスタンプが作れるため、初めて保育にスタンプ遊びを取り入れる際のスタンプの一つとしておすすめです。

段ボール×気泡緩衝材

段ボールと気泡緩衝材を組み合わせたスタンプです。

気泡緩衝材のプチプチとしたスタンプは、カラフルにインクをつけてお花や花火として見立てることができますよ。

また気泡緩衝材は潰れてしまっても、そのままスタンプとして使うことができるため問題ありません。

気泡緩衝材をさまざまな形に切り取れば、スタンプの幅が広がります。

<準備するもの>

段ボール

気泡緩衝材

両面テープ


<作り方>

気泡緩衝材を丸く切る

気泡緩衝材の裏面と気泡緩衝材よりも少し大きめに切った段ボールを両面テープで貼って完成

スポンジ×輪ゴム

スポンジと輪ゴムを組み合わせたスタンプです。

スポンジは大きいサイズから小さいサイズまでさまざまなものを用意すると、また違った印象の仕上がりになります。

輪ゴムをスポンジにかけることで、まるでお花のような可愛いスタンプになっておすすめです。

またスポンジを好きな形にカットしても使うことができるため、スタンプ遊びに重宝するアイテムです。

<準備するもの>

好きなサイズのスポンジ

輪ゴム 2本


<作り方>

スポンジを正方形にカットする

スポンジに2本の輪ゴムを十字の形にかけて完成

食品トレー

スーパーで見かける食品トレーを使ったスタンプもおすすめです。

食品トレーにボールペンで好きな絵を描くだけで、あっという間にスタンプが完成します。

ただし食品トレーはよく洗って乾かしてから活用しましょう。

<準備するもの>

食品トレー

ボールペン

紙やすり

はさみ

テープのりまたは両面テープ

色画用紙


<作り方>

食品トレーの底の平らな部分から、大きさを決めてはさみで切る

切った食品トレーの片方の表面を紙やすりで軽く擦る

(食品トレーの表面はつるつるしており、水を弾いてしまうからです)

食品トレーに直接ボールペンで絵を描くか、はさみで好きな形に切る

色画用紙で持ち手を作り、スタンプの裏にテープのりまたは両面テープで貼り付けて完成

スタンプ遊びで使うインクの作り方

ここでは、スタンプ遊びの必須アイテムであるインクのおすすめの作り方を紹介します。

<準備するもの>

ヘラ(無ければ指でも可)

両面テープ

好きな色の絵具(水彩やアクリルでも可)

受け皿(紙皿やタッパーなど)

ガーゼ


<作り方>

紙皿に両面テープを貼る

その上にガーゼを貼り付ける

好きな色の絵具をガーゼの上に出す

ヘラや指で絵の具の上に水を垂らして伸ばして完成

(ガーゼが浮いてきてしまいやりにくい場合は、両面テープで紙皿と固定する)

❸の絵具は1色でも良し、何色かの絵具を置いても良し、好きなように組み合わせることができます。

また絵具以外にも、クレヨンや水性ペンを直接スタンプに塗ることでインクにする方法もあるため、さまざまな方法を取り入れてみましょう。

まとめ

廃材や身の回りのものを活用することで、バリエーション豊かなスタンプ遊びができます。

今回紹介したもの以外にも野菜を使ったスタンプ遊びもでき、子ども達は飽きずに楽しむことができるでしょう。

準備する時間やお金がかからないため、保育活動にぜひ取り入れてみてください。

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