保育のちょっとした時間は何をする?準備なしで簡単にできる遊び

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時間配分がズレて少し時間が空いてしまったというとき、保育士のみなさんは何をしていますか?準備をしなくても簡単にできる遊びを取り入れてみるのはいかがでしょうか。空き時間に待つことが苦手な子どもでも楽しむことができます。今回は、準備なしで、保育のちょっとした時間に簡単にできる遊びについて解説します。

保育のちょっとした時間はどんな時?

保育をしているとき、「少し時間が空いてしまった…」と思う場面がいくつかあります。

  • 急に雨が降ってきてしまい、園庭での活動が中止になってしまったとき
  • 保育士が食事や活動の準備をしているとき
  • 活動前、子どもが順番に準備をしているとき
  • 保育士の段取りで少しの間待ってほしいとき

上記のような場面以外でも、散歩で行った公園などで時間が空いてしまうこともありますよね。

そんなとき、準備はしなくても、身近なものだけで簡単にできる遊びを考えておくと、いざというときに「どうしよう…」と困ることがなくなります。

子ども達が飽きずに遊べるよう、レパートリーは増やしておくとよいでしょう。

ちょっとした時間にできる遊びが重宝する理由

保育において、ちょっとした時間にできる遊びが重宝する理由は、以下の通りです。

場所を問わず遊ぶことができる

前述で述べたように、室内や園庭、散歩で行った公園など場所を問わず簡単に遊ぶことができるため、ちょっとした時間でも子ども達は楽しめます。

また、隙間時間を活用することで、指先や身体の発達を養うことにもつながります。

活動時間の合間を埋めることができる

10分や15分などの少しのちょっとした時間でも、中には待つことが難しい子どももいます。

そんなときに簡単な遊びを取り入れることで、子ども達はスムーズに待つことができ、ちょっとした時間を埋めることができます。

効率的に保育準備を行うことができる

子ども達がちょっとした時間に遊ぶことで、保育士たちも効率的に仕事をすることができます。

例えば、一人の保育士がちょっとした時間に子ども達と遊んでいる間に、もう一人の保育士は次の活動の準備を行うことができます。

保育園では、保育士同士の協力が必須です。

隙間時間を利用することで、業務を効率的に、円滑に進めましょう。

【年齢別】身近なものだけで簡単にできる遊び

ここでは、準備をしなくても簡単にできる遊びを年齢別に紹介します。

【0~1歳児】

絵本を使った『まねっこゲーム』

保育士が絵本に出てくる登場人物の表情や動作を真似ながら子ども達に絵本を読む、まねっこゲーム。

慣れてきたら子ども達にも保育士の動きを真似してもらい、全員で絵本の登場人物になりきりれば、子ども達も楽しいはずです。

絵本を読みながら、いろいろな真似をして遊んでみましょう。

>>>あわせて読みたい「【仕掛け絵本】年齢別!選び方やおすすめの絵本8選」

『なまえ歌遊び』

歌に合わせて保育士が、「◯◯ちゃん、◯◯ちゃんはどこでしょう?」と子どもの名前を呼び、名前を呼ばれた子どもは、「はーい!」と大きな声でお返事する手遊び歌です。

簡単で覚えやすいため、乳児も楽しむことができます。

優しく、ゆっくり歌って振付しましょう。

 

【2~3歳児】

ハンカチシアター

ハンカチ1枚を使って、子ども達の目の前で丸めたり折ったり…

普通のハンカチがいろいろなものに変身して子ども達は「次はどんなものができるんだろう?」と興味津々に見てくれるでしょう。

慣れてきたら、子ども達も一緒にハンカチを丸めたり折ったり形作りを楽しめると良いですね。

 

『とんとんとんとん』で変身ゲーム

子ども達にもお馴染みの「とんとんとんとんこぶじいさん」のリズムに合わせて、好きなものや変身したいものなど、いろいろなものに変身していく遊びです。

子ども達に何に変身したいかを聞いて、どんどん変身していくと子ども達も喜んでくれるでしょう。

自分が何に変身したいか、どんな動作をすれば変身できるのか、子ども達の想像力を養うことにもつながります。

 

【4~5歳児】

落ちた落ちたゲーム

「おーちたおちた」のリズムに合わせて、保育士が落ちたものの名前を言い、子ども達はジェスチャーをする遊びです。

保育士が落ちたものを「りんご」と言ったら、両手で受けるジェスチャーをしたり、「かみなり」と言ったら、おへそを抑えたり…

他にも「雨」や「桜の花びら」など、子ども達と一緒に考えながら遊べば、飽きずに遊ぶことができます。

 

ぱぴぷぺぽ星人

ぱぴぷぺぽ星人に変身して、いつも話している言葉を「ぱぴぷぺぽ」だけを使って話す言葉遊び。

「何色が好き?」「昨日は何を食べた?」「好きな食べ物は?」といろいろ質問してみましょう。

不思議な言葉に思わず、子ども達は笑ってしまうでしょう。

質問する側とぱぴぷぺぽ星人になる側と、2人ずつに分かれて遊ぶのもおすすめです。

簡単にできる遊びのポイント

身近にあるものを活用する

手遊びや絵本・紙芝居、ハンカチなど身近にあるものを活用した遊びを取り入れましょう。

予想外に空いてしまった隙間時間にもすぐに対応することができます。

遊び終わった後もすぐに次の活動に移れるよう、片付けがない(もしくは少ない)遊びがおすすめです。

ゲーム形式の遊びはなお良い

ゲーム形式の遊びでは、以下のメリットがあるため、積極的に取り入れると良いでしょう。

先生やお友達と言葉を交わす場面が多いため、コミュニケーション能力を養える

ルールの範囲内で、どのようにすれば勝てるかを考える力が身につく

チーム戦の場合は、お友達と協力する・話し合うことで、協調性を養える

上記の他にも、クイズやなぞなぞ遊びであれば、子ども達の考える力や集中力の発達につなぐことができるでしょう。

ちょっとした時間に子ども達の興味を引くようなゲームを取り入れることで、子ども達が成長する時間へと置き換えることができます。

所要時間を考えて行う

次の活動の時間になったからといって、特にゲーム形式の遊びをしている場合は、途中で打ち切ることはやめましょう。

遊びを楽しんでいる最中に、途中で終わってしまうと嫌がる子どもが出てきてしまう可能性があります。

あらかじめ、必要な時間に見合った遊びを時間別にして用意しておくと安心です。

まとめ

保育中の「何をしたらいいのか分からない」時間を楽しい時間に置き換えましょう。

待つことが難しい子どもも、どうしたらいいのか分からない保育士も、少し工夫をするだけで有意義な時間を過ごすことができます。

子ども達の年齢に合わせて、身近なものだけでできる簡単な遊びを取り入れてみましょう。

 

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