保育士を辞めたい…理由や辞めたくなったときの考え方

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保育士は、子ども達の成長と発達を支えるとても重要な仕事です。 子どもが大好き、子どもと関わる仕事がしたいと思い、選んだ職業でしょう。しかし実際に働いてみると、理想と現実とのギャップに悩んでしまうこともしばしば。ストレスが溜まってしまい、もう保育士を辞めてしまいたいと思うこともあるでしょう。今回は保育士を辞めたいと思う理由や、そう思ってしまったときの解決方法についてご紹介したいと思います。

保育士を辞めたい理由はどんなものがある?

保育士は、子どもと関わるとても希望のある明るい仕事です。

しかし実際は離職率も高く、保育士不足が問題視されています。

この原因は辞めたいと思っている本人だけではなく、保育園側の問題や課題が原因となっていることも。

どうして保育士を辞めたいと思ってしまうのか、その理由を見てみましょう。

人間関係がうまくいかない

保育士は子どもと関わる仕事ですが、保護者との信頼関係が非常に重要視されます。
しかし保護者とうまくコミュニケーションが取れないと悩む保育士が多いことは事実です。

また、保育士同士の人間関係で悩むことも。
保育業務は一人で行うものではなく、保育士同士の協力が不可欠です。
特に行事前などは準備することが多く、意志の疎通がとれないとそれだけでピリピリしてしまいます。

ピリピリした状態が続くと、職場全体の雰囲気が悪くなることも。
こういったトラブルに園長や主任が適切なアドバイスをくれなかったり、話を聞いてくれなかったりすると、保育に対する意欲も薄れてしまいます。

このように、人間関係がうまくいかないと保育士を辞めたいと思うことが多いようです。

保育士に向いているかわからない・自信がない

これは新人~3年目の保育士に多く「子どもと上手く関わることができない」「けんかの仲裁がうまくできない」「食事の援助や寝かしつけがうまくいかない」など、保育業務に関わることがうまくいかずに悩むことから、自分は保育士に向いていないのではないかと自信をなくしてしまうことがあるようです。

誰にも相談できずに1人で悶々と悩み続けた結果、どんどん悪い方向に考えてしまい、その結果より保育業務で悩むという悪循環が生じてしまいます。

仕事量が多いわりに給料が少ない

保育士は日々の保育だけでなく行事や製作などの準備、書類作成に追われるなど、仕事量の多い職業です。

業務中も子どもから目を離せないため、なかなかトイレに行けなかったり、事務仕事が積もってしまったりすることもあるでしょう。

また子どもの命を預かる責任ある役割を担うため、業務量に比べて給料が安いと感じてしまうことも。

長年勤めていても昇給が望めない保育園もあり、モチベーションの維持が難しく辞めたいと考える保育士も多いようです。

十分な休みが取れない

保育士の仕事は保育業務だけではなく、保育指導案や連絡帳、クラスだより、壁面製作や子どもの製作活動の準備、行事の企画、準備など…他にもしなければいけないことがたくさんあります。

勤務時間内に終わらずに持ち帰りで仕事をしたり、残業したりすることも多いでしょう。

土日に行事が入ることも多く、プライベートの時間が確保できずにストレスがたまり、休息もとれず体調を崩してしまうこともあります。

保育園との方針が合わない

保育園にはそれぞれの特色があり、習い事や運動、英会話などの学習、太鼓や食育など多種多様な取り組みを方針として運営されています。

しかし保育士としてさまざまな経験を積める一方で、「自分が考える保育ができない」と働いている保育園に不満を感じてしまうことも少なくありません。

保育士の価値観も多種多様なため、自分がどのような保育をしたいかということを見つめなおすために退職という道を選ぶ保育士も。

後輩の育成が難しい

ある程度中堅になってくると、リーダーとしてクラスを任されたり、新人教育を行ったりすることもあるでしょう。

新人教育は自分が保育士として成長するうえでとても大切ですが、どのように指導していけばいいのか迷ってしまう保育士も少なくありません。

中には新人保育士にきつく当たったり、厳しく指導して新人を困惑させたてしまうことも。

そうなるとどうしても新人との関係がうまくいかなくなり、どちらかが退職するというケースもあるようです。

体力的に続けるのが難しい

保育士は子どもと接する仕事であるため、一緒にかけっこをしたり運動をしたりなど非常に体力を使います。

特に未満児の場合は、おんぶをしながら仕事をするということも多いでしょう。

体力的につらい、腰痛が悪化するなど、体力的に厳しいと感じる保育士もおり、早期退職を選ぶ保育士も多い現状です。

保育士を辞めたくなったらどうする?

もしさまざまな理由で保育士を辞めたくなったら、どのように対処すればいいのでしょうか。

自分の悩みと向き合う

まずは自分何が原因で保育士を辞めたいと思っているのか、向き合うことが大切です。

その原因は自分で解決できる問題なのか、それとも他者の力が必要なのか、園全体の問題なのかを見極めることも重要。

自分の問題であれば考え方を変えたり、ストレスを発散するために好きなことに没頭するといいかもしれません。
趣味の時間や一人でのんびりする時間、友人と会う時間など自分が気分転換できることを探しましょう。

頼れる人を探そう

もし自分1人で解決できそうにない問題であれば、信頼できる先輩に相談することをおすすめします。
誰かに話すことで自分の気持ちを整理することもでき、気分も晴れます。

業務や給与、勤務形態に問題がある場合は、主任や園長に相談することもいいでしょう。
業務改善として職員会議で提案したり、保護者の対応で悩んでいるのであればマニュアルを作成するのもいいかもしれません。

そのマニュアルをもとに研修会などを実施すると、全体の共通認識をもつことができ、情報交換にもつながります。
大切なことは自分1人で悩みすぎないことです。

本気で保育士を辞めたい!と思ったら

問題に対して解決方法がみつからず、本気で保育士を辞めたいと思ったときは、休職・退職を検討するときかもしれません。

子どもの未来を支える職業である保育士が、頑張りすぎて自分の体調を崩しては本末転倒です。
同僚に迷惑をかけるかもしれない、なんだか逃げている気がするなど、思い切って行動に移せないこともあるでしょう。

しかし一旦現場を離れて休むことでストレスから解放され、自分を見つめ直すきっかけとなるかもしれません。

ここで一つ考えてほしいのが、保育士という仕事が嫌なのか、それとも今の職場が嫌なのかということです。
今の職場が嫌なのであれば転職ということで問題解決を図れることがあります。

何が原因で辞めようとしているのか、今一度自分自身に問いかけてみましょう。

まとめ

保育士を辞めたいと思う理由には、自分で解決できる問題、解決のために他者の力が必要な問題、保育園全体の問題があります。

自分が保育士を辞めたいと思った理由は何か、それは解決できそうなのか整理してみるといいでしょう。

もし保育士としてやりがいを感じているのであれば、転職という方法もあるということを考えておくと気持ちが楽になるかもしれませんね。

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