お役立ち情報
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保育にフラフープ遊びを取り入れてみましょう。大人のダイエット器具としても人気ですが、保育園では子どもにも人気の遊びの一つです。フラフープには、子どもの体幹や筋力を鍛えるなど多くのメリットがあります。今回は、保育にフラフープ遊びを取り入れるねらいや、年齢別の遊び方について解説します。
■目次
フラフープ遊びは、子どもの運動遊びに取り入れられるなど、保育園で人気の遊びの一つ。
大人のダイエット器具としても人気ですが、子どもの成長にとっても良い効果を得ることができます。
例えば基本の遊び方となるフラフープを回す動きでは、お腹周りの筋肉や体感を鍛えるのにぴったりです。
体幹を鍛えることで、姿勢が良くなったり、運動能力の向上が期待できるなどのメリットがあります。
また室内・屋外問わず手軽に始められるのも、保育士にとっては嬉しいポイントですね。
保育室にポンっと置いておくだけでも、子ども達は何気なく始められるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育園でサーキット遊びをしよう!ねらいや年齢別の遊びの種類」
フラフープ遊びのねらいは、以下の点が挙げられます。
●フラフープの使い方や、それに伴う身体の動かし方を学ぶ
●手や腕、足といった身体のコントロール力を身につける
●フラフープ遊びを通して、お友達とのコミュニケーションや協調性を養う
フラフープは1本でも多様な遊び方があり、遊び方ごとに身体の動かし方や使う筋肉が異なります。
そのため、さまざまな動きのフラフープ遊びを取り入れることで、子ども達はその遊びに合わせた身体の動かし方やコントロール力を学ぶことができます。
また遊びの内容によっては、お友達と協力するものもあり、自然と会話が生まれコミュニケーション力や協調性を養うことができるでしょう。
フラフープは、子どもが回しやすく遊びやすいサイズを選びましょう。
子どもに合ったフラフープの選び方は、以下の通りです。
子どもが上手く扱うためにも、フラフープの大きさは重要です。
子どもの身長にもよりますが、直径60cm前後の大きさがおすすめです。
目安としては、フラフープの直径が子どものおへその少し上くらいのものが丁度良いとされています。
子どもだからといって軽すぎるものは、かえって回しづらかったり、扱いづらいため好ましくありません。
適度に重いほうが遠心力があり、よく回ります。
参考として、200g前後のものが持ち運びもしやすくおすすめです。
フラフープは、主に完成型と組立型の2タイプがあります。
以下では、それぞれの特徴をご紹介します。
●完成型
初めから輪の形になっている一般的なタイプです。●組立型
分解することができるため、収納スペースを取らず、また持ち運びも便利です。フラフープはチューブが丸く筒形のものが一般的ですが、踏まれてしまうと壊れやすかったり、つまづきやすいといったデメリットが挙げられます。
そのため、安全面に配慮したフラフープを選ぶと安心です。
音や衝撃を緩和する「スポンジ素材」や踏んだ衝撃に強く壊れにくい「フラットタイプ」など、安全性を考えられたフラフープがさまざまあります。
遊びの用途や遊ぶ場所(室内か屋外か)に合わせて、選ぶのがおすすめです。
フラフープは、遊びのレパートリーが多いのが特徴です。
1本でも、数本組み合わせてもさまざまな遊び方ができるため、用途に合わせて遊び方を変えていくのがおすすめです。
フラフープの基本の遊び方は、以下の通りです。
フラフープは腰以外にも、腕や手首、足首など身体の色々な部位で回すことができます。
フラフープを回す動作は、身体の動かし方やフラフープに力を入れるタイミングを感覚的につかむ、ということが身につきます。
フラフープの輪の中をくぐる遊びは、乳児におすすめの遊び方です。
輪の中をくぐるという動作は、フラフープの中に入って、外に出るを繰り返すだけでも、空間的に”内”と”外”を認識させることに役立ちます。
フラフープを転がすことは大人でも難しく感じるため、多少難易度が高くなる遊び方でしょう。
お友達や保育士と向かい合わせになり、フラフープを縦にして転がし合ったり、チームを分けてリレー形式にしたりと遊び方はさまざまです。
自分が転がしたい方向に意識を集中させるための集中力やフラフープを転がす際の手首の動き、力加減などを身につけることができます。
フラフープの中に入って両手で持ち、電車になりきって出発です。
屋外で遊ぶ際は、地面にチョークや棒で線路を描くと、子ども達もより一層楽しむことができます。
駅でお客さんを乗せたり、降ろしたりしながらゆっくりと進みましょう。
複数のフラフープをひもでつなげば、長い電車にすることもできます。
フラフープとゴミ袋を組み合わせて作る手作りトンネルも、子ども達に喜んでもらえるでしょう。
くぐるときのガサガサというゴミ袋の音に、子ども達も興味津々になること間違いなしです。
子どもがくぐる際は、必ず保育士がフラフープを持って固定したり、マットを敷いて足が痛くならないよう配慮する必要があります。
●フラフープ(最低でも2本用意する)
●大きめのゴミ袋(フラフープの数に合わせて)
●ガムテープ
❶底が見えるよう、ゴミ袋に穴をあける
❷ゴミ袋の両端にフラフープを取り付け、テープで固定して完成
(2本以上のフラフープを使用する際は、❶~❷を繰り返す)チーム対抗戦で行うゲーム形式の遊びです。
地面に並べたフラフープを両足でジャンプしながら進み、相手陣地から来た子どもとじゃんけんをしながら、どちらが先に相手陣地に入れるかを勝負します。
フラフープの道を変えたり、けんけんぱにしたりとアレンジは自由自在です。
❶2チームに分かれて、それぞれ自分の陣地を作る
❷陣地の間にフラフープの道を作る
(くねくねとさせたり、少し長めでもOK)❸ゲームがスタートしたら、それぞれの陣地から1人出発し、相手チームと対面するまで両足跳びで進む
❹相手チームの子と対面したら、じゃんけんをする
❺勝った子はそのまま進み、負けた子はフラフープから出て自分の陣地に戻る
❻自分のチームの子がじゃんけんに負けたら、次の子がスタートする
❼❸~❻を繰り返し、どちらかが先に相手陣地に入れたら勝ち
つないだ手を離さないよう、フラフープを最後の人まで送っていくゲームです。
難易度は高いですが、お友達と声をかけながら協力して遊ぶことが求められるため、協調性を養うのにぴったりでしょう。
チーム対抗戦にしたり、時間制限を設けて何人くぐれたかを競うのもおすすめです。
❶横一列に並び、隣の子と手をつなぐ
❷先頭の子にフラフープを渡す
❸つないだ手を離さないようにフラフープをくぐり、次の子へ送る
❹最後の子までフラフープが送られたら成功
複数人でフラフープの輪の中に入り、フラフープを渡り渡りながらゴールまで進んでいくゲームです。
2人〜3人など、無理をせずフラフープに入れる人数で実施しましょう。
チーム対抗戦にしたり、複数人ではなく1人ずつで行うリレー形式にしたりすれば、子ども達も飽きずに楽しむことができます。
❶スタート地点とゴール地点を決める
❷フラフープを2本地面に並べ、1本のフラフープの中に全員が入る
❸前にあるフラフープの中に全員が移動する
❹後ろにいる子は、後ろにあるフラフープを先頭の子に渡す
❺先頭の子は自分の前にフラフープを置く
❻前にあるフラフープの中に全員が移動する
❼❷~❻を繰り返し、ゴール地点まで進む
フラフープ遊びは、室内・屋外問わず遊ぶことができる子ども達に人気の遊びです。
また子どもの成長にとっても良い効果を得ることができるため、保育には積極的に取り入れたい遊びでもあります。
遊びのバリエーションも豊富であるため、さまざまな遊び方を取り入れて楽しい活動を行いましょう。
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