お役立ち情報
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保育士として働きたいと思う方の中には「ブランクがあるけど大丈夫かな?」と不安に思う方も多いでしょう。保育士不足が社会問題になっている昨今、ブランクがある保育士の需要は非常に高まっています。 今回は、ブランクがある保育士に向けて、転職・復職時に準備すべきものや注意点などについて、解説します。
ブランクがあると採用されにくいのではないか、と不安に感じてしまい、転職・復職に踏み出せない方も多いでしょう。
しかし、保育園側はブランクがある保育士に対して、プラスな印象を受けるようです。
その理由は、保育士としての経験が既にあることやブランク期間中の子育て経験が保育士として役立つことが挙げられます。
新卒保育士は、年度始めしか採用することができないことに加えて、経験や知識もまだないため、戦力として働くには多少の時間を要します。
一方、ブランクがある保育士は、これまでの経験を活かして即戦力として活躍することが可能です。
こうした理由から、近年、保育士不足問題が取り沙汰される保育業界にとって、ブランクがある保育士の需要は非常に高いのです。
転職・復職をすると決めたら、以下のことをあらかじめ準備しておきましょう。
面接や入社時に保育士証のコピーの提出を求められるため、まずは手元に保育士証があるかどうか確認をしましょう。
保育士証は、保育士として保育士施設で働く際に必ず必要となる証明書です。
もしも、手元に無く紛失してしまった場合は、再発行の申請をする必要があります。
また、結婚をして苗字が変わったり、引っ越しをして本籍地が変わった場合も変更手続きをする必要があります。
再発行・変更完了までに約2か月程度かかるため、余裕を持って対応しましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士証とは?転職・就職前には保育士登録を忘れずに!」
応募する前に、あらかじめ志望動機について考えておくと安心です。
なぜブランクを経て保育士に復帰しようと思ったのか、なぜ他業種から保育士に転職しようと思ったのかといった背景の説明は、面接において必ず聞かれます。
これまでの子育て経験を活かせることやもう一度子どもと関わる仕事をしたいことなど、自分のアピールできることを交えると良いでしょう。
採用担当者が納得できるような志望動機にすることが大切です。
面接で何を聞かれるのかドキドキするという方もいるでしょう。
ブランクがある保育士が面接でよく聞かれる質問は、以下の3つです。
きちんと説得力を持たせて答えられるよう、準備しておきましょう。
●なぜ前の職場を辞めたのですか?
●ブランク中は何をしていましたか?
●なぜまた保育士に復帰しようと思ったのですか?
前の職場の退職理由については、たとえネガティブな理由で辞めたとしても、それを正直に伝えてしまうとあまり良い印象ではありません。
「新しい保育を経験したい」「さまざまな保育を見ていきたい」など前向きな理由を述べるのが良いです。
ブランクがある人の中には、子育てに専念していた人もいれば、他業種にトライした人もいるでしょう。
「なぜまた保育士に復帰したいのか」という質問においては、「○○をしていたのですが、やっぱり保育の仕事が好きで…」という言葉を聞きたいと採用担当者は考えているでしょう。
保育士不足問題を解消することを目的とした、保育士の復職支援研修に参加することもおすすめです。
ブランクがあるけれど保育士として復帰したいという方を対象に、国や各自治体、民間企業、支援団体で実施されています。
研修内容は運営元によってさまざまですが、例えば、昨今の保育園事情や子どもの発達、保護者支援、保育士に復職した体験談など、ブランクがあってもすぐに保育士として自信を持って働けるような内容です。
また、保育実習や保育園見学に参加することもできるため、保育士としての不安解消につながるでしょう。
ブランクがある保育士が復職・転職するときの注意点もチェックしていきましょう。
復職・転職して1年間は謙虚な姿勢で仕事に臨み、報連相(報告・連絡・相談)をしっかりと行うことを心がけましょう。
というのも、どんなに経験があってもその保育園では1年目だからです。
分からないこともたくさんある中で「前はこうだったから、きっとこうだろう」という気持ちで突っ走ってしまうと、周囲との軋轢を生む原因となります。
加えて、自分よりも年下だけれど先輩にあたる人も現場にはいるでしょう。
そのような環境の中で「私には経験があるのに…」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、それを態度に出してしまうと、自身の評価を下げることにつながります。
今までの職務経験は、保育園の運営のために発揮するのではなく、保育に発揮するようにしましょう。
復職・転職前とブランク中、そして復職・転職後は大きく生活スタイルが変わるでしょう。
そんなときに「前はできたから」「保育士ってこういうものよね」と無理をしてしまうと体調を崩してしまいます。
体調を崩せば、現場や子ども達にしわ寄せが行ってしまいます。
できること、できないことをしっかりと自分で線引きをする、体調管理をしっかりするというのが何より大切です。
特に保育に関わる人達は熱心で頑張りすぎてしまうことが多いように見受けられます。
頑張りすぎないことが、ブランクを超えて長く保育士を続ける秘訣です。
ブランクがある保育士は、いざ復職・転職となると戸惑うことも多いでしょう。
しかし、保育現場は常に人手不足であるため、むしろ新人保育士よりも、ブランクもあるけれど経験もある保育士を求めています。
何より子ども達の成長を間近に見ることは、何にも変えられない保育士としてのやりがいにつながります。
思い切って保育の世界にまた飛び込んでみてはいかがでしょうか?
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